Excelでドロップダウンリスト付きのデータ入力フォームを作成する2つの方法
Microsoft Excelでは、データ入力フォームや計算フォームなど、さまざまな種類のフォームを作成できます。こうしたフォームを活用すれば、データ入力が格段に楽になり、作業時間の大幅な節約にもつながります。また、Excelには「ドロップダウンリスト」という便利な機能もあります。限られた値を何度も手入力するのは面倒ですが、ドロップダウンリストを使えば、リストから選ぶだけで簡単に値を入力できます。この記事では、Excelでドロップダウンリスト付きのデータ入力フォームを作成する方法を、具体的な操作画面とともにわかりやすく解説します。
Excelでドロップダウンリスト付きデータ入力フォームを作成する2つの方法
ここでは、「Armani School」の複数の生徒情報をまとめたワークシートを例に説明します。B列に生徒名、C列にID番号、D列に数学の点数がそれぞれ入力されているものとします。このデータセットをもとに、IF関数などを活用することで、Excelで簡単にデータ入力フォーム用のドロップダウンリストを作成できます。以下は、今回使用するデータセットの全体像です。

方法1. 「データの入力規則」コマンドでドロップダウンリスト付きデータ入力フォームを作成する
まずは、データセットからドロップダウンリストを作成します。この方法はシンプルで、時間もかかりません。さらにIF関数を組み合わせれば、各生徒が「合格」か「不合格」かを自動的に判定させることができます。以下の手順に沿って進めてみましょう。
ステップ1:
- 最初にセルを選択します。ここでは、作業の便宜上E5を選択します。

- セルE5を選択したら、次の数式を入力します。
=IF(D5>=50,"Pass","Fail")- D5>=50はIF関数の論理式(条件)です。点数が50以上の場合は「Pass(合格)」、そうでなければ「Fail(不合格)」と表示されます。

- キーボードのEnterキーを押すだけで、IF関数の結果として「Pass」が返されます。

ステップ2:
- 続いて、オートフィル機能を使って、E5に入力したIF関数をE列の残りのセルまでコピーします。

ステップ3:
- 次にドロップダウンリストを作成します。まず任意のセルを選択し、データタブから以下の順にクリックします。
データ → データ ツール → データの入力規則 → データの入力規則

- データの入力規則ダイアログボックスがすぐに表示されます。まず「設定」タブを選択し、次に「入力値の種類」のドロップダウンリストから「リスト」を選びます。そして「元の値」ボックスに=$D$5:$D$11と入力し、最後にOKをクリックします。

- これで、下のスクリーンショットのようなドロップダウンリストが作成できました。

- たとえば、Johnの数学の点数をドロップダウンリストから44に変更すると、判定結果(コメント)も自動的に更新されます。下のスクリーンショットをご覧ください。

- 同様の手順で、D列の他のセルにもドロップダウンリストを作成できます。

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方法2. クイックアクセスツールバーのコマンドでドロップダウンリスト付きデータ入力フォームを作成する
次に、クイックアクセスツールバーのコマンドを使う方法を紹介します。以下の手順に従って、データ入力フォーム用のドロップダウンリストを作成してみましょう。
ステップ1:
- まず「ファイル」を選択します。

- ウィンドウが表示されたら、そこから「オプション」を選択します。

- Excelのオプションダイアログボックスが表示されます。まず左側の一覧から「クイックアクセスツールバー」を選択します。次に「コマンドの選択」ドロップダウンリストから「フォーム」を選びます。続いて「追加」をクリックし、最後に「OK」を押します。
Excelのオプション → クイックアクセスツールバー → フォーム → 追加 → OK

- すると、クイックアクセスツールバーにフォームアイコンが表示されます。

- このフォームアイコンをクリックすると、「Data Entry Form with Drop Down」というデータ入力フォームがポップアップ表示されます。このフォーム内で「Find Next(次を検索)」ボタンを押せば、レコードを切り替えながら値を変更できます。

- 「Find Next」を押すと、下のスクリーンショットのようにデータ入力フォーム上でレコードの編集が可能になります。

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注意点
👉 値をゼロ(0)で割ったり、参照先のセルが空白だったりすると、#DIV/0!エラーが発生します。
👉 Microsoft 365では、適切なサイズ(範囲)を選択していないと#VALUE!エラーが表示されることがあります。このエラーは、行列(配列)の要素のいずれかが数値ではない場合にも発生します。
まとめ
今回は、データ入力フォームにドロップダウンリストを作成するための2つの方法を紹介しました。ぜひご自身のExcelシートで活用して、日々のデータ入力作業をより効率的にしてください。ご不明な点や質問がある場合は、お気軽にコメントでお知らせください。
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