Excelのフィルターオプションで文字列を含む条件範囲を活用する方法【5つの手法を解説】
フィルターオプション(詳細フィルター)は、Excelに搭載されている中でも特に強力な機能の一つです。通常のオートフィルターでは対応できない複雑な絞り込みも、この機能を使えば簡単に実現できます。本記事では、検索条件に文字列が含まれる場合のフィルターオプションの使い方を詳しく解説します。日付・氏名・商品・売上からなるサンプルデータを使用し、さまざまな複雑な条件でデータを抽出する手順を見ていきましょう。

文字列を含む条件範囲でフィルターオプションを使う5つの方法
本記事を通じて、データ抽出におけるAND条件・OR条件・ワイルドカード文字の基本的な使い方や、文字列条件へのワイルドカードの応用テクニックを学ぶことができます。
方法1:重複のない一意のテキスト値を抽出する
サンプルデータには、重複した値がいくつか含まれています。ここでは、これらの重複を取り除き、一意(ユニーク)なデータセットを作成する方法をご紹介します。

手順:
- まず、「データ」タブをクリックして「フィルターオプション」を選択するか、ショートカットキーの Alt + A + Q を押します。

- ダイアログボックスが表示されたら、「指定した範囲にコピー」を選択し、データ範囲として $B$4:$E$14 を指定します。次に「抽出先」欄で、一意の値をコピーしたいセルを選択し、最後に「重複するレコードは無視する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

すると、データセットは以下の画像のようになります。

ご覧のとおり、重複した値がすべて消え、一意のテキストレコードだけが残っています。
あわせて読みたい: Excelで重複しないレコードのみをフィルターオプションで抽出する方法
方法2:条件と完全一致するセルを抽出する
例えば、「Brad」という名前を含み、かつ売上が$50より大きいデータを抽出したいケースを考えてみましょう。
手順:
- まず、元の表と同じ列見出しを持つ条件用の小さなデータセットを作成します。下の画像を参考にしてください。

- 次に、「データ」タブに移動し、「フィルターオプション」をクリックするか、Alt + A + Q を押します。

- ダイアログボックスが表示されたら、以下の画像のように設定を行います。

ここでは、まず「指定した範囲にコピー」を選択しています。これを選ばないと、元のデータ位置のまま絞り込まれてしまうためです。その後、見出しを含む「リスト範囲」を指定し、あらかじめ作成しておいた条件用データセットを「検索条件範囲」として設定します。最後に、抽出結果を表示させたい場所を選択して「OK」をクリックします。

ご覧のとおり、フィルターオプションによって、まさに意図した通りのデータが抽出されました。
あわせて読みたい: Excelでフィルターオプションを使って指定した範囲にコピーする方法
方法3:ワイルドカード文字を使ったテキスト値の抽出
検索条件を組み立てる際には、アスタリスク(*)・疑問符(?)・チルダ(~)の3種類のワイルドカード文字を使用できます。それぞれの具体的な使い方を見ていきましょう。
3.1:特定の文字列で始まるセルを抽出する
例えば、「Leo」で始まる名前を抽出したい場合を考えます。
手順:
- まず、元の表と同じ列見出しを持つ条件用データセットを作成します。下の画像を参考にしてください。

ご覧のように、「Leo」の後にアスタリスクを付け、Leo* のように入力しています。
- 次に、Alt + A + Q を押すか、「データ」タブから「フィルターオプション」を選択します。

- ダイアログボックスが表示されるので、以下の画像のように各項目を設定します。

ここでも、まず「指定した範囲にコピー」を選択し、見出しを含む「リスト範囲」を指定します。その後、事前に作成した条件用データセットを「検索条件範囲」として設定し、最後に抽出結果の表示先を選んで「OK」をクリックします。

抽出結果には Johnson Leo という名前が含まれていません。これは、この名前が「Leo」で始まる文字列ではないためです。ワイルドカードが正しく機能していることがわかります。
3.2:疑問符(?)を使ってセルを抽出する
今度は、「Sh」で始まり、その後に任意の1文字が続き、さらに「rt」で終わる商品をすべて抽出してみます。つまり、「Shirt」と「Shorts」を一度に取得するというわけです。
手順:
- まず、元の表と同じ列見出しを持つ条件用データセットを作成します。下の画像を参考にしてください。

その後は方法3.1と同じ手順に従えば、以下のような結果が得られます。

あわせて読みたい: Excelのフィルターオプション【複数列・複数条件、数式の使用、ワイルドカード活用】
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方法4:AND条件によるテキスト値の抽出
AND条件を使用する場合は、条件となる項目を同じ行に横並びで記述する必要があります。例えば、名前にLeoが含まれ、かつ商品がpant(パンツ)であるデータを抽出したい場合の手順を見てみましょう。
手順:
- まず、元の表と同じ列見出しを持つ条件用データセットを作成します。下の画像を参考にしてください。

- 次に、Alt + A + Q を押すとダイアログボックスが表示されます。そこで、以下の画像のように設定を行います。

- 「リスト範囲」や「検索条件範囲」の指定方法は、すでに方法2で解説した内容と同じです。

最終的に、データセットは以下の画像のようになります。

関連コンテンツ: Excelのフィルターオプションで「〜を含まない」条件を適用する(2つの方法)
方法5:OR条件によるテキスト条件の抽出
次に、OR条件の使い方を見ていきます。今回は、氏名がBradであるか、または商品がShirt・Shorts・Trouserのいずれかに該当するデータを取得します。行または列のどこかに条件に合うデータがあれば、それは私たちにとって価値のある情報ということになります。
手順:
- まず、元の表と同じ列見出しを持つ条件用データセットを作成します。下の画像を参考にしてください。

- フィルターオプションの操作手順はもうお分かりですね。方法2を参考に設定すれば、最終的な結果は以下の画像のようになります。

あわせて読みたい: Excelのフィルターオプションで空白セルを除外する方法(3つの簡単なテクニック)
練習セクション
こうした操作を身につけるためには、何よりも実際に手を動かすことが重要です。そこで、本記事で紹介した方法を自由に試せる練習用ワークブックをご用意しました。ぜひダウンロードして活用してください。

まとめ
以上が、文字列を含む条件範囲でExcelのフィルターオプションを使用する5つの方法でした。ご自身の目的や状況に合わせて、最適な方法をお選びください。ご質問やフィードバックがございましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。
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