Excelでリストのテキストを含むセルを自動的に強調表示する7つの簡単な方法
このチュートリアルでは、Excelでリスト内のテキストを含むセルを強調表示する方法を詳しく解説します。主に条件付き書式を使用してセルをハイライトし、さらに複数のExcel関数や数式を組み合わせることで、さまざまなシーンに対応できるテクニックをご紹介します。
なお、この記事の作成に使用した練習用ワークブックはダウンロードして実際に試すこともできます。
リストのテキストを含むセルを強調表示する7つの方法
方法1:COUNTIF関数を使ってリストのテキストを含むセルを強調表示する
COUNTIF関数を使用すると、リスト内のテキストと一致するセルを簡単に強調表示できます。例として、「果物1」(B4:B14)という複数の果物名のリストがあり、別のリスト「果物2」(D4:D9)には別の果物名が入力されているとします。ここでは、「果物1」の中から「果物2」と一致する果物名を強調表示していきます。
手順:
- まず、データ範囲(B5:B14)を選択します。
- ホームタブ > 条件付き書式(スタイルグループ)をクリックします。
- ドロップダウンメニューから「新しいルール」を選択します。
- 「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されたら、ルールの種類で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。「次の数式が満たされる場合に値を書式設定」の欄に以下の数式を入力し、「書式」ボタンをクリックします。
=COUNTIF($D$5:$D$9,B5)
- 塗りつぶしタブで強調表示したい色を選択し、OKをクリックします。
- 再度OKをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
- これで、「果物2」のリストに含まれるテキストを持つすべてのセルが強調表示されます。
関連記事:Excelでセルを強調表示する方法(5つの方法)
方法2:MATCH関数を使ってリストのテキストを含むセルを強調表示する
次に、MATCH関数を使用して、リスト内のテキストと一致するセルを強調表示する方法をご紹介します。
手順:
- まず、データ範囲(B5:C14)を選択します。
- ホームタブ > 条件付き書式 > 新しいルールの順にクリックします。
- 「新しい書式ルール」ウィンドウが表示されたら、ルールの種類で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、以下の数式を入力します。「書式」ボタンをクリックし、塗りつぶしタブで強調色を選択してください。
=MATCH($B5,$E$5:$E$9,0)
- OK > OKの順にクリックしてダイアログボックスを閉じます。
- これで、「果物1」の中から「果物2」のリストに含まれるテキストを持つすべてのセルが強調表示されます。
関連記事:Excelで選択したテキストを強調表示する方法(8つの方法)
方法3:SUM関数とCOUNTIF関数の組み合わせでセルを強調表示する
今度は、複数の関数を組み合わせて、別のリストのテキストを含むセルを強調表示してみましょう。ここでは、SUM関数とCOUNTIF関数を組み合わせます。例として、「書籍」(B4:B12)という書籍名のデータセットと、「テキスト」(D5:D8)という単語のリストを用意しました。「書籍」の中から「テキスト」の単語を含むものを強調表示します。
手順:
- まず、データ範囲(B5:B12)を選択します。
- ホームタブ > 条件付き書式のドロップダウンを選択します。
- 「新しいルール」をクリックします。
- 「新しい書式ルール」ウィンドウで、ルールの種類として「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、以下の数式を入力します。「書式」ボタンをクリックし、塗りつぶしタブから強調色を選びます。
=SUM(COUNTIF(B5,"*"&$D$5:$D$8&"*"))
- OK > OKの順にクリックしてダイアログボックスを閉じます。
- これで、「テキスト」リストの単語を含むセルが「書籍」データセット内で強調表示されます。
ポイント:COUNTIF関数は指定した条件を満たすセルの個数を返し、SUM関数は範囲内の数値を合計します。ワイルドカード(*)を挟むことで、部分一致の検索が可能になります。
関連記事:Excelで値に基づいてセルを強調表示する方法(9つの方法)
方法4:COUNT関数とSEARCH関数を使ってリストのテキストを含むセルを強調表示する
方法3と同様に、関数の組み合わせを使用します。今回はCOUNT関数とSEARCH関数を組み合わせて、別のリストのテキストを含むセルを強調表示します。データセットには再び2つの果物名リストを使用します。
手順:
- まず、データ範囲(B5:B14)を選択します。
- ホームタブ > 条件付き書式 > 新しいルールの順にクリックします。
- 「新しい書式ルール」ダイアログが表示されたら、ルールの種類で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、以下の数式を入力します。
=COUNT(SEARCH(D$5:D$9,B5))
- 「書式」ボタンをクリックし、塗りつぶしタブで強調色を選択します。OK > OKの順にクリックしてダイアログボックスを閉じてください。
- これで、「果物1」の中から「果物2」の果物名を含むセルが強調表示されます。
ポイント:SEARCH関数は、特定の文字列が左から右に読んで何文字目に最初に現れるかを返します。一方、COUNT関数は範囲内の数値を含むセルの個数をカウントします。SEARCH関数がエラーを返した場合でもCOUNT関数が適切に処理する仕組みです。
関連記事:Excelでテキストに基づいてセルを強調表示する方法【2つの方法】
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方法5:簡単な数式とドロップダウンリストでリストからセルを強調表示する
この方法では、シンプルな数式とドロップダウンリストを組み合わせてセルを強調表示します。まずドロップダウンリストを作成し、その選択値に応じて条件付き書式でセルをハイライトさせます。データセットは再び2つの果物名リストを使用します。
手順:
- まず、セルD5に果物名のドロップダウンリストを作成します。
- データ範囲(B5:B14)を選択します。
- ホームタブ > 条件付き書式をクリックします。
- ドロップダウンから「新しいルール」を選択します。
- 「新しい書式ルール」ダイアログが表示されたら、ルールの種類で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、以下の数式を入力します。「書式」ボタンをクリックし、塗りつぶしタブから強調色を選びます。
=$B5=$D$5
- OK > OKの順にクリックしてダイアログボックスを閉じます。
- これで、ドロップダウンリストで選択した果物名と一致するセルが強調表示されます。
この方法の魅力は動作が動的である点です。ドロップダウンリストで選択する果物名を変更すると、強調表示されるセルも自動的に切り替わります。
関連記事:Excelで上から下へ強調表示する方法(5つの方法)
方法6:ISNUMBER関数とFIND関数でリストからセルを強調表示する
続いて、関数の組み合わせとドロップダウンリストを使用してセルを強調表示する方法をご紹介します。ここでは、ISNUMBER関数とFIND関数を組み合わせて、別のリストのテキストを含むセルを強調表示します。データセットには2つの果物名リストを使用します。
手順:
- まず、セルD5に果物名のドロップダウンリストを作成します。
- データ範囲(B5:B14)を選択します。
- ホームタブ > 条件付き書式 > 新しいルールの順にクリックします。
- 「新しい書式ルール」ウィンドウで、ルールの種類として「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、以下の数式を入力します。「書式」ボタンをクリックし、塗りつぶしタブで強調色を選択してください。
=ISNUMBER(FIND($D$5,B5))
- 書式色を選択したらOKをクリックし、再度OKをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
- これで、ドロップダウンリストのテキストを含むセルが強調表示されます。
ポイント:FIND関数は、ある文字列が別の文字列の中で最初に現れる位置を返します(大文字小文字を区別)。ISNUMBER関数は、値が数値かどうかを判定し、TRUEまたはFALSEを返します。
関連記事:Excelで選択したセルを強調表示する方法(5つの簡単な方法)
方法7:SUMPRODUCT・ISNUMBER・SEARCH関数の組み合わせでリストのテキストを含むセルを強調表示する
この方法では、SUMPRODUCT関数に加えてISNUMBER関数とSEARCH関数を組み合わせます。「書籍」(B4:B12)の中から、「テキスト」(D5:D8)の単語を含む書籍名を強調表示します。
手順:
- まず、データ範囲(B5:B12)を選択します。
- ホームタブ > 条件付き書式のドロップダウンを開きます。
- 「新しいルール」を選択します。
- 「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されたら、ルールの種類で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、以下の数式を入力します。その後、「書式」ボタンをクリックし、塗りつぶしタブから強調色を選びます。
=SUMPRODUCT(--ISNUMBER(SEARCH($D$5:$D$8,B5)))>0
- OK > OKの順にクリックしてダイアログボックスを閉じます。
- これで、「テキスト」リストの単語を含む書籍名のセルが強調表示されます。
🔎この数式の仕組み
➤ SEARCH($D$5:$D$8,B5)
この部分は次のような結果を返します:
{#VALUE!;#VALUE!;1;5}
SEARCH関数は該当する値の位置を返しますが、値が見つからない場合はエラー(#VALUE!)を返します。
➤ ISNUMBER(SEARCH($D$5:$D$8,B5))
ISNUMBER関数は、エラー結果をすべてFALSEに、その他の結果をTRUEに変換します。この部分は以下を返します:
{FALSE;FALSE;TRUE;TRUE}
➤ --ISNUMBER(SEARCH($D$5:$D$8,B5))
この部分は以下を返します:
{0;0;1;1}
マイナス記号を2つ重ねることで(--)、FALSEとTRUEの値がそれぞれ0と1に変換されます。
➤ SUMPRODUCT(--ISNUMBER(SEARCH($D$5:$D$8,B5)))>0
最終的に、SUMPRODUCT関数が前段の結果を0と照合し、その判定結果によって条件付き書式ルールがセルを強調表示するよう指示します。
関連コンテンツ:Excelのセルの色に基づいた数式(5つの例)
まとめ
この記事では、リスト内のテキストを含むセルを強調表示するためのさまざまな方法を詳しく解説しました。COUNTIFやMATCHなどの基本的な関数から、SUMPRODUCTを活用した応用的な手法まで、状況に応じて使い分けることができます。これらの方法と解説が、皆さんの課題解決の一助になれば幸いです。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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