Excelで数式を削除して値だけを残す方法9選【ショートカット・VBA対応】
Microsoft Excelは、複雑な計算処理に広く活用されている最も人気のある表計算ソフトの一つです。豊富な組み込み関数により、大量のデータセットでも高度な計算を簡単に行えます。しかし、計算が完了した後、ファイルを公開する前に数式をすべて削除したいケースは少なくありません。数式内の機密情報を隠したい場合や、計算結果を他のセルと連動させたくない場合など、理由はさまざまです。この記事では、Excelから数式を簡単に削除し、値だけを残す方法を9つご紹介します。
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Excelで数式を削除する9つの方法
ここでは、オーストラリアのあるスーパーマーケットの果物リストをサンプルデータとして使用します。データセットには「価格」列があり、これは果物の「単価」と「数量」を掛け合わせた値です。2つの列の積を求めるためにSUMPRODUCT関数を使用しています。それでは、値を変更せずに数式だけを削除する9つの方法を見ていきましょう。

1. 右クリックを使って数式をクリアする
最初の方法は、マウスの右ボタンを使って数式入りのセルをコピーし、値のみを貼り付けるというシンプルな手順です。これにより、元の値をそのまま維持したまま、セルから数式を取り除くことができます。
- 数式を削除したいセル範囲を選択します(ここではF5:F9)。

- 次に、右クリックしてセルをコピーします。

- 再度右クリックし、貼り付けオプションから「値」を選択します。

- 以上の手順で、値を変えずにセルから数式をクリアできます。

2. ホームタブから数式を削除する
Excelのホームタブには貼り付けオプションがあり、「値」を選択することで数式をクリアできます。この貼り付けオプションは、セルをコピーした後に有効になります。手順は以下の通りです。
- 数式をクリアしたいセル範囲を選択します(この例ではF5:F9)。

- 右クリックしてセルをコピーします。

- 続いて、ホームタブを開き、貼り付けの値オプションから「値」を選択して貼り付けます。

- 最終的な結果は以下の画像の通りです。

3. キーボードショートカットで数式をクリアする
数式入りのセルを選択した後、2つのキーボードコマンドだけで「値として貼り付け」を実行できます。以下のコマンドに従って操作しましょう。
- 数式が含まれるセルを選択し、Ctrl + Cでコピーします。

- 次に、Alt + E + S + V + Enterを押すと、値として貼り付けが実行されます。

4. 「ジャンプ」機能とショートカットで数式を検索してクリアする
この方法では、まずキーボードショートカットを使って数式が含まれるセルを検索して選択し、その後値のみに置き換えます。手順は以下の通りです。
- Ctrl + Gを押して「ジャンプ」ダイアログを開き、「セル選択」ボタンをクリックします。

- ジャンプのセル選択画面で「数式」を選択し、OKをクリックします。

- 上記の操作により、数式が含まれるセルが自動的に選択されます。

- 次に、Alt + E + S + V + Enterを押して値として貼り付けを実行します。最終結果はこちらです。

5. 「形式を選択して貼り付け」で数式をクリアする
ここでは、Excelの形式を選択して貼り付け機能を使って数式を削除します。
- まず、数式が含まれるセルを選択してコピーします。

- 次に、右クリックして「形式を選択して貼り付け」オプションを選びます。

- 3番目のステップとして、「値」オプションを選択してOKをクリックします。

- 最終結果として、数式のないセルが表示されます。

6. マウスの裏技で数式を消去する
この方法では、特別なマウス操作によって「値として貼り付け」オプションを呼び出し、作業を完了させます。以下の手順に従ってください。
- 数式入りのセルを選択し、カーソルを列の右端に移動させます。

- マウスの右ボタンを押したまま、カーソルを少し右へドラッグし、元の位置に戻します。

- 表示されたメニューから「値としてここにコピー」を選択します。

- これで、セルから数式が取り除かれます。

7. 複数のExcelシートから数式を一括削除する(ワンクリック)
時間と手間を節約するために、複数のシートからまとめて数式を削除したい場合があります。ここでは、Excelのシートのグループ化機能を使って実現する方法をご紹介します。
- 下の画像では、それぞれ数式入りのセルを持つ3つのグループ化されていないシート(Sheet 1、Sheet 2、Sheet 3)が確認できます。Sheet 1で数式入りのセルが選択された状態を示しています。

- シートをグループ化するには、Shiftキーを押しながら最初と最後のシートを選択します(この例ではSheet 1とSheet 3)。

- その後、Sheet 1の数式入りのセルを選択してコピーします(グループ化されたシートならどれを選んでも構いません)。

- 次に、再度右クリックし、貼り付けオプションから「値」を選択します。

- グループ化されたすべてのシートに対して、Sheet 1で行った同じ操作が適用されます。

8. クイックアクセスツールバーで数式をクリアする
Excelのクイックアクセスツールバーを活用するのも、「値として貼り付け」を実行して値を保持したままセルから数式を除去する有効な手段です。
- クイックアクセスツールバーのボタンをクリックし、「その他のコマンド」を選択してツールバーをカスタマイズします。

- Excelのオプションウィンドウで、末尾に右向き矢印が付いた「貼り付け」オプションを選択し、「追加」ボタンをクリックして、最後にOKを押します。

- 先ほどの操作で、ツールバーに貼り付けアイコンが追加されます(初期状態は非アクティブ)。次に、右クリックで数式入りのセルをコピーします。

- この段階で、アクティブになったツールバーの貼り付けボタンをクリックし、「値」オプションを選択すると、セルから数式をクリアできます。

- こちらが目的の出力結果です。

9. VBAで数式を削除して値だけを残す
VBAも非常に強力なツールです。簡単なコードを書くだけで、セルから数式を削除し、値だけを残すことができます。以下のガイドに従って実行してみましょう。
- 下の画像では、数式入りのセルが確認できます。シート名を「VBA」に設定してください。

- 開発タブを開き、Visual Basicを選択します。Visual Basicエディターが起動します。

- Visual Basicエディターで挿入をクリックし、標準モジュールを選択します。新しいモジュールが作成されます。

- 以下のコードを記述し、F5キーを押して実行します。
Sub values ()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("VBA")
ws.UsedRange.Value = ws.UsedRange.Value
End Sub
- これで、VBAシート内の数式がすべて削除されました。

まとめ
今回は、Excelから数式を削除して値だけを残すためのさまざまな方法を習得しました。どの方法がお好みですか?このトピックに関する質問やコメントがあれば、ぜひお聞かせください。当サイトでは、Microsoft Excelに関するさらに詳しい情報も多数掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
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