Excelでシート・セル・列・数式を非表示にする方法【完全ガイド】
Excelを日常的に使っていると、ワークシート上のデータを隠したい場面に出くわすことがあります。参照用のデータシートはあるけれど画面には表示したくない、あるいはワークシートの下部にある数行のデータを見せたくない、といったケースです。
Excelのスプレッドシートにはさまざまな要素があり、それぞれ異なる方法で非表示にできます。この記事では、Excelで非表示にできる項目の種類と、後から非表示データを再表示する方法を詳しく解説します。
シート(タブ)を非表示にする方法
Excelでワークシートやタブを非表示にするには、タブを右クリックして「非表示」を選択します。とても簡単ですね。
非表示にした後は、表示されているシートを右クリックして「再表示」を選択すると、非表示になっているすべてのシートが一覧で表示され、再表示したいシートを選ぶことができます。

セルを非表示にする方法
実は、Excelにはシートのようにセルそのものを消して再表示まで見えなくする機能はありません。できるのはセルの中身を空白にして、何も入力されていないように見せることだけです。仮にセル自体を隠せたとしても、その代わりに何を表示すればよいのかという問題があるためです。
行や列全体なら非表示にできます(後述します)が、個別のセルは内容を空白にすることしかできません。対象のセル(複数選択も可)を右クリックし、「セルの書式設定」をクリックします。

「表示形式」タブで一覧の最下部にある「ユーザー定義」を選択し、「種類」ボックスにセミコロン3つ(;;;)を入力します。

OKをクリックすると、これらのセルのデータが非表示になります。セルをクリックしても表示上は空白のままですが、数式バーにはデータが表示される点に注意してください。

セルを再表示するには、同じ手順を行い、今度は「ユーザー定義」ではなく元の表示形式を選択します。なお、この状態のセルに新しく入力すると、Enterキーを押した時点で自動的に非表示になります。また、非表示セルに入力すると元の値は上書きされるため、必要なデータは事前に控えておきましょう。
目盛線を非表示にする
Excelでよく行われる操作の一つが、目盛線を隠してデータを見やすく整えることです。目盛線は、ワークシート全体で非表示にするか、特定の範囲だけ非表示にするかを選べます。ここでは両方の方法を説明します。
すべての目盛線を非表示にするには、「表示」タブをクリックし、「目盛線」のチェックを外します。

また、「ページレイアウト」タブを開き、「目盛線」の下の「表示」チェックボックスをオフにすることでも同じ設定が可能です。

行と列を非表示にする方法
行や列全体を非表示にしたい場合は、行番号または列見出しを右クリックして「非表示」を選択します。1行または複数行を非表示にするには左端の行番号を、1列または複数列を非表示にするには最上部の列文字をそれぞれ右クリックします。


Excelでは、行番号や列文字が飛んでいて2本の線が表示されていれば、そこに非表示の行や列があることがひと目で分かります。

行や列を再表示するには、非表示の行・列の前後を選択する必要があります。例えばB列が非表示の場合は、A列とC列を選択して右クリックし、「再表示」を選択します。

数式を非表示にする方法
数式の非表示は、行・列・タブの非表示よりも少し手間がかかります。数式を隠すには、2つの作業が必要です。まずセルを「隠す」設定にし、その後にシートを保護します。
例えば、誰にも見られたくない独自の数式が入ったシートがあるとしましょう。

まずF列のセルを選択し、右クリックして「セルの書式設定」を選びます。「保護」タブを開き、「隠す」チェックボックスにチェックを入れます。

メッセージにある通り、この設定だけでは数式は隠れません。実際にワークシートを保護して初めて有効になります。「校閲」タブをクリックし、「シートの保護」を実行してください。

他の人が勝手に数式を再表示できないよう、パスワードを設定することもできます。これで、Ctrl + ~キーを押したり、「数式」タブの「数式の表示」をクリックして数式を確認しようとしても、数式そのものは表示されなくなります。ただし、その数式の計算結果は引き続き表示されます。
コメントを非表示にする
デフォルトでは、Excelのセルにコメントを追加すると、セルの右上隅に小さな赤いマークが表示され、コメントの存在を知らせます。セルにマウスを合わせたり選択したりすると、コメントがポップアップで自動的に表示されます。

この動作を変更すれば、セルにカーソルを合わせてもコメントが表示されないようにできます。コメント自体は残っているため、「校閲」タブの「コメントの表示」をクリックすればいつでも確認できます。コメントを非表示にするには、「ファイル」→「オプション」の順にクリックします。

「詳細設定」をクリックし、「表示」セクションまでスクロールします。「コメント付きのセルでは次を表示する」という見出しの下にある「コメントとインジケーターを表示しない」を選択してください。
あふれるテキストを非表示にする
Excelでは、セルに長いテキストを入力すると、隣接するセルにはみ出して表示されます。以下の例では、テキストはセルA1にしか存在しませんが、隣のセルにはみ出すことで全体が読めるようになっています。

もしセルB1に何かを入力すると、はみ出し部分が途切れてB1の内容が優先的に表示されます。隣接セルに何も入力せずにこの動作を実現したい場合は、セルを右クリックして「セルの書式設定」を開き、「横位置」のドロップダウンから「繰り返し」を選択します。

これにより、隣接セルが空でも、そのセルからはみ出すテキストを隠せます。少し裏技的な方法ですが、ほとんどの場面で問題なく機能します。

もう一つの方法として、「セルの書式設定」の「配置」タブにある「文字の制御」で「折り返して全体を表示する」にチェックを入れるやり方もあります。ただしこの方法は行の高さが自動的に変わってしまう点に注意が必要です。高さを元に戻したい場合は、行番号を右クリックして「行の高さ」から調整しましょう。どちらの方法でも、はみ出しテキストを隠すことができます。
ブック全体を非表示にする
使う場面は限られますが、「表示」タブの「非表示」ボタンをクリックすると、Excelのブック全体を非表示にすることもできます。この状態では、「再表示」ボタンをクリックして戻す以外、画面上でできる操作はほぼありません。

以上、Excelでブック、シート、行、列、目盛線、コメント、セル、数式を非表示にする方法を解説しました。用途に応じて使い分けて、より見やすいワークシートを作りましょう。質問があればぜひコメント欄でお聞かせください!
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