Outlookで「Microsoft Exchangeへの接続が利用できません」エラーが出たときの解決方法
Microsoft Outlookを使用していると、「操作を完了できません。Microsoft Exchangeへの接続が利用できません。この操作を完了するには、Outlookがオンラインまたは接続されている必要があります」というエラーメッセージが表示されることがあります。この記事では、この問題を解決してOutlookを通常どおり使えるようにする方法を詳しく解説します。
「Microsoft Exchangeへの接続が利用できません」エラーの解決策
この問題への対処法は大きく分けて2つあります。1つ目は新しい既定のプロファイルを作成する方法、2つ目は既定のプロファイルを削除する方法です。複数のOutlookプロファイルを使い分けている方は少ないため、ここでは後者の方法を中心に、以下の5つの手順を紹介します。
- 既定のプロファイルを削除する
- 新しいOutlookプロファイルを作成する
- RPC暗号化を使用してOutlookプロファイルを更新・作成する
- すべてのCASサーバーで暗号化要件を無効にする
- グループポリシーを展開して既存のOutlookプロファイルをRPC暗号化対応に更新する
最初の3つの手順はエンドユーザー自身が実行できますが、最後の2つはサーバー管理者向けの操作となります。
1. 既定のプロファイルを削除する
- Outlookを起動し、「情報」>「アカウント設定」のドロップダウン>「プロファイルの管理」をクリックします
- メール設定ウィンドウが開くので、「プロファイルの表示」ボタンをクリックします
- 「削除」ボタンをクリックして、既定のプロファイルを削除します
- Outlookを再起動します
プロファイルを削除すると、そのアカウントのオフラインキャッシュデータもすべて削除されます。ただし、事前にOSTファイルをバックアップしておけば、後で再利用することも可能です。
Outlookを再起動すると、新しいプロファイルの作成を求められるので、画面の指示に従ってセットアップをやり直してください。
2. 新しいOutlookプロファイルを作成する
既定のプロファイルを削除したくない場合は、新しい既定のプロファイルを作成するのも有効です。「メール設定」>「プロファイル」セクションで「追加」ボタンをクリックし、任意のプロファイル名を入力しましょう。次に、使用したいメールアカウントを登録します。エラーが再発しないよう、メールアカウントの設定内容を正しく構成していることを確認してください。また、新しく作成したプロファイルを既定のプロファイルとして設定するのも忘れずに行いましょう。
3. RPC暗号化を使用してOutlookプロファイルを更新・作成する
多くのユーザーは、すべてのメールアカウントを1つのプロファイルで管理しています。その中の1つのアカウント、特にMicrosoft Exchange Server 2010、2013、2016で運用されているアカウントで問題が発生することがあります。これは多くの場合、企業アカウントが適切に構成されていないことが原因です。
- Outlookを起動し、「情報」>「アカウント設定」のドロップダウン>「プロファイルの管理」をクリックします
- 「電子メールアカウント」をクリックし、Exchange Serverで構成されているメールアカウントを選択して、「変更」>「詳細設定」の順にクリックします
- Microsoft Exchangeウィンドウで「セキュリティ」タブに切り替えます
- 「Microsoft Office OutlookとMicrosoft Exchange間のデータを暗号化する」にチェックを入れます
- 「OK」をクリックして設定を保存し、終了します
RPC暗号化の不整合がエラーの原因だった場合は、この手順で問題が解決するはずです。
4. すべてのCASサーバーで暗号化要件を無効にする
この手順は、暗号化要件を無効にする権限を持つIT管理者向けです。マイクロソフトは、Outlookクライアント側に必要なRPC暗号化設定をすぐに展開できない場合に限り、この方法を使用するよう推奨しています。Exchange管理シェルで以下のコマンドを実行してください。
Set-RpcClientAccess –Server <Exchangeサーバー名> –EncryptionRequired:$False
このコマンドレットは、Exchange Server 2010以降を実行しているすべてのクライアントアクセスサーバー(CAS)に対して実行する必要があります。クライアントアクセスサーバーの役割を持つ各Exchangeサーバーごとに、このコマンドを繰り返し実行してください。また、前述の手順3で説明したRPC暗号化設定も併せて無効にしておきましょう。
なお、作業完了後は、Outlook側のRPC要件の変更に合わせて、必ず暗号化設定を再度有効に戻してください。
5. グループポリシーを展開して既存のOutlookプロファイルを更新する
グループポリシーを活用すれば、サーバー側から一括してRPC設定を変更することもできます。「ユーザーの構成」>「管理用テンプレート」>「Microsoft Office(バージョン番号)」>「アカウント設定」>「Exchange」の順に移動し、「RPC暗号化を有効にする」ポリシーを探して無効に設定してください。
以上の方法で、OutlookとMicrosoft Exchangeの接続エラーが解決し、快適にメールを利用できるようになることを願っています。

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