SharePointで削除されたファイルを回復・復元する方法【バージョン履歴の使い方】
SharePointには強力なバックアップ階層が備わっており、誤って削除してしまったファイルやアイテムでも、過去のバージョンを確認して復元することが可能です。この記事では、SharePointドキュメントライブラリで古いバージョンを回復する具体的な手順を解説します。
Microsoft公式(Office.com)では、以下のように説明されています。
SharePointは、復元元となった以前のバージョンを削除しません。代わりにそのコピーを作成し、それを最新バージョンとして扱います。SharePointのリストやライブラリでバージョン管理が有効になっている場合、リストアイテムやファイルの以前のバージョンを復元できます。
SharePointライブラリで削除されたドキュメントのバージョンを復元する
SharePointのライブラリやリスト内のドキュメントを誤って削除してしまった場合でも、その操作は取り消すことができます。ただし、この機能を利用するには、あらかじめSharePointのリストまたはライブラリでバージョン管理(バージョンの追跡)が有効になっている必要があります。
バージョン履歴はSharePointでは既定で有効になっていますが、もし「バージョン履歴」コマンドが表示されない場合は、設定で無効化されている可能性があります。その際は、ライブラリの設定からバージョン管理をオンにしてください。
SharePointで誤って削除したファイルの以前のバージョンを復元するには、以下の3つのステップを実行します。
- SharePointライブラリにアクセスする
- 「バージョン履歴」セクションを開く
- 目的のバージョンを復元する
1. SharePointライブラリにアクセスする
まず、SharePointのクイック起動バーから、対象のリストまたはライブラリを開きます。

(画像出典:support.office.com)
リストやライブラリの名前が表示されていない場合は、「サイト コンテンツ」または「すべてのサイト コンテンツの表示」をクリックし、そこから目的のリストまたはライブラリ名を選択してください。
2. 「バージョン履歴」セクションを開く

次に、アイテム名またはドキュメント名と日付の間にある空白部分を右クリックし、表示されたメニューから「バージョン履歴」を選択します。メニューによっては、「バージョン履歴」を表示するためにスクロールが必要な場合があります。
ここで、上記の画像のようにファイルのバージョン一覧が表示されます。各バージョンの日時や変更者も確認できるため、どの時点の状態に戻したいかを見極めるのに役立ちます。
3. 目的のバージョンを復元する
「バージョン履歴」ダイアログが開いたら、復元したいバージョンにマウスカーソルを合わせ、隣に表示される下向き矢印をクリックします。すると、操作オプションの一覧が表示されます。

一覧の中から「復元」を選択してください。

現在のバージョンを選択したバージョンで置き換えてよいかという確認メッセージが表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。これで復元作業は完了です。
復元時の注意点
重要なポイントとして、SharePointは復元を選択した以前のバージョンを削除しないという点が挙げられます。代わりにそのコピーを作成し、コピーの方を最新バージョンとして登録します。そのため、復元操作を行っても過去のデータが失われることはなく、安心してバージョン管理機能を活用できます。
また、万が一ライブラリ全体からファイルが完全に削除されてしまった場合は、サイトのごみ箱(第一段階のごみ箱)やサイトコレクションのごみ箱(第二段階のごみ箱)から復元できる可能性もあります。バージョン履歴と併せて覚えておくと、トラブル発生時に迅速に対応できるでしょう。

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