PowerPointテンプレートを編集・変更する方法|画像・色・テキストのカスタマイズ手順
PowerPointは、プレゼンテーション用のスライド作成から動画化までこなせる便利なソフトウェアです。長い歴史を持ちながら今も進化を続けており、教育現場や社内プレゼンテーション、ホームシアター用途など、幅広い場面で人気の選択肢であり続けています。
グラフィック、テキスト、マルチメディアを追加することで、見た目を向上させ、プレゼンテーションをより魅力的にできます。音楽や動画など、利用できるリッチメディアの種類も増え続けています。
PowerPointテンプレートを編集・変更する
こうした機能とともに拡充されているのが、テンプレートの豊富さです。とはいえ、どのテンプレートも自分の求める要素をすべて備えているわけではありません。時には編集が必要になります。幸い、購入したものでも無料のものでも、テンプレートは自分で修正・編集できるのが一般的です。
PowerPointのテンプレートについては、主に次のような選択肢があります。
- 白紙のプレゼンテーションをゼロから作り、そのまま使うか、独自のカスタムテンプレートとして保存する
- ソフトに付属のテーマや、無料でダウンロードできるテーマを利用する
- さまざまな販売元からテンプレートを購入する
プレゼンテーションの編集方法を身につけておくことは、大きな武器になります。多くのチュートリアルではスライドマスター表示の活用が提案されますが、スライドマスターが提供するのは空白のレイアウトです。既存のテンプレートを編集するための機能ではない点に注意しましょう。
たとえば、見た目が魅力的でビジネスに使いたいと思ってテンプレートセットを購入したのに、そのテンプレートが特定の業界向けで、自分のビジネスはウェブデザインなどのオンラインサービスだったというケースを考えてみましょう。
例として、不動産向けPowerPointテンプレートのレイアウトや組み込みアニメーションが気に入ったとします。それでも使えないのでしょうか? いいえ、画像を自社の業界に関連するものへ差し替えることで、十分にカスタマイズできます。
PowerPointプレゼンテーションの編集方法は多数あります。このチュートリアルでは、不動産向けテンプレートをウェブデザイン会社向けに変える具体的な手順を解説します。
表紙スライドから始める
以下は、購入した不動産向けPowerPointプレゼンテーションの最初のスライドです。
まず行いたいのは、家の画像をウェブサイトの画像に置き換えることです。これには2つの方法があります。
画像を右クリックして変更する
テンプレートによっては、画像を右クリックして「図の変更」を選ぶだけで差し替えられるものがあります。続いて、新しい画像のソース(ファイル、オンラインの画像、アイコン、クリップボード)を選択します。
筆者のおすすめは、無料であることや著作権の問題がないことが明確な画像サイトを利用する方法です。下の画像のように、「オンラインの画像」を選ぶと、クリエイティブ・コモンズの画像を選べる画面に移動します。
ただし、ポップアップの下部には「他者の権利(著作権を含む)を尊重する責任はユーザー自身にあります」という免責事項が表示されます。
法的リスクをより抑えたいなら、「ファイルから」オプションを使い、無料ストックフォトサイトから画像を選ぶのが安全です。
選択ウィンドウを使って画像を変更する
複雑なアニメーションや画面切り替えが設定されたテンプレートの場合、画像の変更には別の方法が必要です。
まず、上部ナビゲーションバーで「ホーム」タブが開いていることを確認します。
次に、上部ナビゲーション右側にある「選択」ドロップダウンメニューを探してクリックし、「選択ウィンドウ」を選びます。
すると新しいウィンドウが開き、スライド上のすべての要素が一覧表示され、それぞれを「表示」「非表示」に切り替えられるようになります。
このステップの目的は、スライド上の他の要素から画像を切り離して孤立させ、変更できるようにすることです。
「すべて非表示」をクリックすると、画面が真っ白になります。選択ウィンドウに表示される要素の数は、スライドの複雑さによって異なります。
この例では画像が1枚だけなので、どの要素が画像か簡単に判別できます。スライドに写真がたくさんある場合は、各画像要素の名前の横にあるダッシュ(-)をクリックしながら、変更したい対象を見つけます。
表示・非表示を切り替えながら、目的の画像を特定しましょう。
目的の画像が見つかったら、それだけが表示されている状態にします。他の項目を非表示にすることで、画像だけを切り離して編集できるようになります。
あとは前述の手順と同じです。画像を右クリックして「図の変更」を選択すればOKです。
フォントと図形の色を変更する
テンプレート内の文字色やフォントの種類だけでなく、図形の透明度や色も自由に変更できます。
テンプレートと同じ配色の画像を選べば、変更は最小限で済むでしょう。しかし、配色が合わない画像を使いたい場合でも心配いりません。簡単に調整できます。
下の画像は、家の写真をウェブサイトの画像に置き換えた表紙スライドです。
色の面で少し浮いて見えますね。そこで、新しい画像に合わせて色を変え、より調和のとれた見た目に仕上げていきましょう。
図形の色を変更する
タイトルが入っている背景の図形の上で右クリックし、「図形の書式設定」を選択します。
サイドパネルが開き、下部のバーが30%の透明度の単色で塗りつぶされていること、現在使われている色が確認できます。
新しい画像になじむ色を選びましょう。「色」の横にあるドロップダウン矢印をクリックし、「スポイト」オプションを選びます。テーマの色、標準色、その他の色を選ぶこともできますが、画像内の色に正確に合わせたいならスポイトが最適です。
カーソルを画像の中の、使いたい色の部分に合わせてクリックします。すると、下部のバーがスポイトで選んだ色に変わっているのが分かります。
ここで注意したいのは、元のスライドには30%の透明度効果が設定されていたという点です。色を変更するとこの設定は消えてしまうため、新しい色でも透明度を維持したい場合は、下部のバーを右クリックして「書式設定」を選び、透明度を再び30%に戻します。
同じ手順で、右側の縦バーも同じ色に変更します。「最近使用した色」というセクションが追加され、先ほど使った色をさらに簡単に再利用できるようになっていることに気づくでしょう。
テキストを編集する
テンプレート内のテキストは、色、フォント、サイズ、位置のすべてを変更できます。まずテキストを選択(ハイライト)し、上部ナビゲーションに表示されるテキスト編集用のツールを確認しましょう。
テキストを選択した状態で、次のような編集が可能です。
- フォントの種類
- サイズ
- 色
- スタイル(太字、斜体、下線、影)
オプションの意味が分からないときは、マウスを重ねると説明が表示されます。もちろん、テキストの内容も自社のビジネスに合わせて書き換えましょう。
テキストの位置を移動するには、選択範囲に表示されるハンドル(点)のいずれかにマウスを重ね、カーソルが縦向きの矢印に変わるのを待ちます。
次に、キーボードの矢印キーを使って、テキストを上下左右に微調整します。
このサンプルでは、白いテキストは画像や配色とよく合っています。ただし、位置やスタイルには少し調整の余地があります。
下の完成スライドを見てください。基本デザイン、アニメーション、画面切り替えはテンプレートのまま保ちながら、カスタマイズによって元のスライドがどう生まれ変わったかに注目してください。
既製テンプレートを編集・カスタマイズする最大のメリットは、プロのPowerPoint制作者によるデザインスキル、アニメーション、画面切り替えをそのまま活かせる点にあります。
自分の業界やニッチと異なるテンプレートだからといって避ける必要はありません。上記の手順に従えば、プロのデザイン性と自社に合った内容の両方を手に入れることができるのです。
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