Excelで複数行を素早く挿入する5つの方法を徹底解説
Excelを日常的に使うお仕事をされている方なら、繰り返しの作業を少しでも効率化したいと感じたことがあるはずです。特に、定期的にデータを更新する必要がある場合、複数の行を追加する場面は頻繁に訪れます。
この記事では、Excelで複数行を素早く挿入するための方法をいくつかご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分の作業スタイルに合った方法を見つけて、日々の業務効率をアップさせましょう。
境界線をドラッグして複数行を挿入する方法
これはExcelシートに複数の空白行を挿入する最も手軽な方法です。キーボードショートカットも不要で、マウス操作だけで完結します。
- 空白行を挿入したい位置の上または下にある行を選択します。
- 選択した行の下端(境界線)にマウスポインターを合わせます。
- Shiftキーを押すと、ポインターが上下矢印付きの形に変わります。そのまま必要な行数分だけ下へドラッグします。
ショートカットキーで複数行を挿入する方法
作業中に何度も右クリックをするのが面倒な方には、以下の2つのショートカットキーがおすすめです。
まず、挿入したい空白行と同じ数だけ行を選択します。Shift + Spaceで選択行の全列を選択するか、シート左側の行番号をクリックして行を選択しましょう。
次に、以下のいずれかのショートカットを使用します。
- Alt + I → Alt + R:Alt + I を押し、Altキーを押したままRを押します。
- Ctrl + +(プラス):テンキーの「+」を使用します。メインキーボード側の「+」を使いたい場合は、Ctrl + Shift + + を押してください。
この方法は応用も利きます。ExcelではF4キーを押すと直前の操作を繰り返せるため、例えば10行を挿入した後、F4を10回押せば合計100行の空白行を一気に追加できます。
コピーした行をショートカットで挿入する方法
空白行ではなく、コピーまたは切り取った複数行を挿入したい場合は、Alt + I + Eのショートカットを使います。
- まず、挿入したい行をコピーまたは切り取ります。
- 貼り付けたい位置の上にある行番号をクリックして行を選択します。
- Alt + I + Eを押し、「下方向にシフト」を選択します。
Alt + I + E の代わりに、以下のショートカットを使っても同じ操作が可能です。
- Ctrl + Shift + =(イコール)
- Ctrl + +(テンキーの「+」)
「挿入」オプションで複数行を挿入する方法
この方法は非常にシンプルです。追加したい行数分の行を選択し、右クリックして「挿入」を選ぶだけです。
列数が多いデータを扱っている場合は、Shift + Spaceで選択行の全列を選択するか、ワークシート左側の行番号から行を選択すると便利です。
「挿入」を選択すると、Excelは最初に選択した行の上に行を挿入します。
比較的多くの空白行を挿入したい場合は、あらかじめ範囲を指定しておくと効率的です。例えば500行を挿入したい場合の手順は以下の通りです。
- 「開始行 : 終了行」の形式で範囲を選択します。例えば5行目の後に500行を挿入したい場合は、名前ボックスに「5:504」と入力して範囲を選択します。
- 右クリックして「挿入」を選択します。
Excelマクロで複数行を挿入する方法
大規模なデータセットを扱うワークシートを継続的に使う予定があるなら、マクロで行の挿入を自動化するのも有効です。VBAの専門知識は不要ですが、基本を知っておくとExcelでの作業の幅が大きく広がります。
始める前に、画面上部のリボンに「開発」タブがあるか確認してください。表示されていない場合は、ファイル > オプション > リボンのユーザー設定を開き、開発のチェックボックスにチェックを入れます。
- 開発タブを開き、Visual Basicを選択します。
- Visual Basic Editorが開いたら、挿入メニューから標準モジュールを選択します。
- エディターに以下のコードを入力します。
Sub InsertRowsAtCursor()
Answer = InputBox("How many Rows to insert? (100 Rows maximum)")
NumLines = Int(Val(Answer))
If NumLines > 100 Then
NumLines = 100
End If
If NumLines = 0 Then
GoTo EndInsertLines
End If
Do
Selection.EntireRow.Insert
Count = Count + 1
Loop While Count < NumLines
EndInsertLines:
End Sub
- コードエディターを閉じます。
- リボンから開発 > マクロを選択するか、Alt + F8を押します。作成したマクロを選択し、オプションをクリックします。マクロ用のショートカットキーを設定しましょう。ただし、Ctrl + Cなど頻繁に使う既存の組み合わせは避けてください。ここではCtrl + Shift + Tを設定しています。設定が完了したらOKをクリックして保存・終了します。
- ワークシートに戻り、行を挿入したい位置の下にあるセルを選択します。
- 設定したショートカット(ここではCtrl + Shift + T)を押します。挿入したい行数を入力するポップアップが表示されるので、例えば5行挿入したい場合は「5」と入力してEnterを押します。
- これで、選択したセルの下に5行が追加されます。
一度設定してしまえば、以降はショートカットキーを押して行数を入力するだけで、いつでも簡単に複数行を挿入できます。
まとめ:Excelでの複数行挿入をマスターしよう
Excelを頻繁に使うなら、行の挿入のような単純な繰り返し作業の時短テクニックを身につける価値は十分にあります。複数行の挿入方法はいくつもあるので、あとは自分が使いやすいと感じる方法を選ぶだけです。なお、データ内に大量の空白行を作ってしまった場合も、空白行を削除する方法がいくつかあるので、併せて覚えておくとさらに便利です。
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