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Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

Excelを使っていると、データの中に空白行が混ざってしまうことはよくあります。どんな種類のデータを扱っていても、ファイルのあちこちに空白行が散在しているケースは少なくありません。

行数が数千行に及ぶ場合、空白行を手作業で一つずつ削除するのは非常に手間がかかり、事実上不可能と言えます。ネット上でよく紹介されている対処法はExcelマクロを使うものですが、マクロに慣れていない人にとってはハードルが高く、うまく動作しない場合に自分のファイルに合わせてコードを修正するのも容易ではありません。

この記事では、マクロを使わずにExcelの空白行を削除できる複数の方法と、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。なお、ここで紹介する方法はExcel 2003からExcel 2016以降のすべてのバージョンで利用可能です。

方法1:並べ替え用の列を追加する

マクロを使わずに空白行を削除するシンプルで効果的な方法が「並べ替え」を活用するやり方です。具体的な手順を見ていきましょう。たとえば、以下のようなデータがあり、空白行を取り除きたいとします。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

まず最初に行うのは、列を挿入して連番を振ることです。「なぜわざわざ連番が必要なのか?」と思われるかもしれません。その理由は、行の順序が重要な場合、B列を並べ替えて空白行を削除すると、元の順序に戻す手段がなくなってしまうからです。

動物名の列を並べ替える前のシートは次のようになります。

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次に、両方の列を選択し、リボンの「データ」タブをクリックして、「並べ替え」ボタンを押します。

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「最優先されるキー」でB列を選択してOKをクリックします。ポイントは、空白セルが含まれている列を基準に並べ替えることです。空白がある列が複数ある場合は、どれか1つを選びましょう。

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これでデータは以下のようになります。ご覧のとおり、空白行がすべて一番下に集まるため、まとめて削除するのがとても簡単になります。

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空白行を削除したら、最初に連番を振った理由がお分かりになるはずです。並べ替え前の順序は「Cat、Dog、Pig…」でしたが、今は「Bear、Cat、Cow…」と五十音(アルファベット)順に変わっています。そこで、A列を基準にもう一度並べ替えを実行すれば、元の順序に戻せます。

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とても簡単ですよね。この方法の良いところは、「行全体が空白」ではなく「特定の1列だけが空白」の行も簡単に削除できる点です。では、1列ではなく複数の列をチェックしたい場合はどうすればよいのでしょうか。

実は、同じ方法で対応できます。並べ替えダイアログですべての列を条件として追加すればよいのです。別の例を見てみましょう。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

ご覧のとおり、このシートは少し複雑です。完全に空白の行がいくつかあり、一部だけ空白の行もあります。B列だけで並べ替えると、完全に空白の行がすべて下に集まるとは限りません。連番を追加した後、5つの列をすべて選択して「並べ替え」をクリックすると、4つのレベルを設定できます。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

こうすることで、追加した4列すべてが空白の行だけが一番下に表示されます。

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あとはそれらの行を削除し、残りの行をA列で再び並べ替えれば、元の順序に戻ります。

方法2:フィルター機能を使う

並べ替えと同様に、フィルター機能でも空白行を削除できます。この方法なら、補助的な列を追加する必要は一切ありません。空白をチェックしたいすべての列を選択し、「フィルター」ボタンをクリックするだけです。

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見出し行の各項目の横にドロップダウン矢印が表示されます。それをクリックし、「(すべて選択)」のチェックを外して、下部にある「(空白セル)」にチェックを入れます。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

同じ操作をワークシート内の各列に対して繰り返します。なお、途中で空白行しか表示されなくなった場合は、残りの列については「(空白セル)」がデフォルトでチェックされているため、改めて選択する必要はありません。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

すると、空白行の行番号が青色で強調表示されます。あとはそれらの行を選択して右クリックし、「削除」を選ぶだけです。削除が完了したら、もう一度フィルターボタンをクリックしてフィルターを解除すれば、空白以外の元の行がすべて再表示されます。

方法3:「ジャンプ」機能ですべての空白を削除する

最後に紹介する方法は、完全に空白の行だけでなく、1つでも空白セルを含む行をすべて削除する方法です。すべての人に向いているわけではありませんが、部分的なデータしかない行を一括で削除したい場合には便利です。

手順は以下のとおりです。まずシート上のすべてのデータを選択し、F5キー(Ctrl+Gでも可)を押します。「ジャンプ」ダイアログが表示されるので、「セル選択」ボタンをクリックします。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

次に、一覧から「空白セル」を選択してOKをクリックします。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

すると、空白のセルや行がグレーで強調表示されます。続いて「ホーム」タブの「削除」をクリックし、「シート全体の行削除」を選択します。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

ご覧のとおり、どれか1つの列にでも空白セルがあれば、その行は丸ごと削除されます。

Excelで空白行を削除する3つの方法|マクロ不要で誰でもできる簡単テクニック

この方法は万人向けではありませんが、状況によっては非常に役立ちます。行の順序を保ちたいなら方法1、補助列なしで手軽に処理したいなら方法2、部分的なデータの行まで一括削除したいなら方法3と、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。自分に合った方法を選んで、快適なExcel作業をお楽しみください。

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