Excelでラジアンを度に変換する方法|DEGREES関数とPI関数の使い方
ポイント
- DEGREES(角度)関数を使うと、ラジアンから度へ変換できます。「角度」にはラジアンの値またはセル参照を指定します。
- PIを使った数式 =(角度)*180/PI() を利用する方法もあります。PI関数は引数を取りません。
この記事では、DEGREES()関数またはPIを使った数式を用いて、角度の値をラジアンから度に変換する方法を解説します。Excelの組み込み三角関数を使って直角三角形のコサイン・サイン・タンジェントを求めたい場合、角度を度に変換しておく必要があります。
DEGREES関数の構文と引数
関数の「構文」とは、関数名・括弧・引数で構成される関数の書式のことです。
DEGREES()関数の構文は以下のとおりです。
=DEGREES(角度)
「角度」引数には、度に変換したい角度(ラジアン単位)を指定します。具体的な数値(ラジアン)を直接入力するか、その値が格納されているセル参照を指定します。
DEGREES関数の使用例
ここでは、DEGREES()関数を使って、1.570797ラジアンの角度を度に変換してみましょう。
Excelでの数式の手入力に不安がある場合は、ステップごとに解説した数式入力のチュートリアルを参考にすると安心です。
セルに次のように入力します。
=DEGREES(1.570797)
また、値がセルA1に格納されている場合は、次のように入力しても同じ結果が得られます。
=DEGREES(A1)
どちらの場合も、Enterキーを押して関数を実行すると、結果として「90」度が表示されます。
なお、DEGREES()関数は「関数の挿入」ダイアログボックスを使ったポイント&クリック方式の入力にも対応しています。
代替方法:PI()を使った数式で変換する
DEGREES()関数を使わない方法として、角度(ラジアン)に180を掛け、その結果を数学定数π(パイ)で割るという計算もあります。たとえば、1.570797ラジアンを度に変換するには、次の数式を使用します。
=1.570797*180/PI()
π(パイ)とは円周の長さを直径で割った比率のことで、丸めた値は約3.14です。数式では通常ギリシャ文字の「π」で表されます。ExcelではPI()関数でこの値を取得でき、この関数は引数を受け付けません。
豆知識:Excelの三角関数がラジアンを使う理由
Excelの三角関数が度ではなくラジアンを採用しているのには歴史的な理由があります。Excelが開発された当初、三角関数は当時PC向け表計算ソフト市場を支配していた「Lotus 1-2-3」との互換性を持つよう設計されていました。Lotus 1-2-3の三角関数もラジアンを使用していたため、Excelもこれに倣ったのです。
-
Excelで質的データを量的データに変換する3つの簡単な方法
このチュートリアルでは、Excelを使って質的データ(定性データ)を量的データ(定量データ)に変換する方法を解説します。質的研究と量的研究は単純に優劣をつけられるものではありませんが、研究者の多くは、より科学的・客観的で信頼性が高いという理由から、量的な結果を好む傾向にあります。ただし実際には、質的データと量的データを組み合わせて活用するケースも少なくありません。その場合、一方のデータタイプの強みが、もう一方の限界を補い合う形となります。 練習用ワークブックはこちらからダウンロードできます。 Excelで質的データを量的データに変換する3つの方法 本記事では、Excelで質的データを量
-
ExcelファイルをPDFに変換する4つの方法|初心者向けに手順を徹底解説
データや数値を日常的に扱うお仕事をされている方なら、Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートをお使いのことでしょう。しかし、Excelファイルを誰かと共有する前に、必ずPDFに変換してから送るのがベストプラクティスであることをご存じでしょうか? この記事では、ExcelファイルをPDFに変換する具体的な方法をご紹介します。まずは、なぜExcelシートをPDFに変換すべきなのか、その理由から見ていきましょう。 ExcelをPDFに変換すべき理由 PDF化することでExcelシートが保護され、編集できなくなります。受け取った相手が書式や数式を勝手に変更したり、データを改ざんし