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GmailもGoogleリーダーもこれひとつでミニマルに——Chrome拡張機能「Minimalist for Everything」の使い方

ミニマリズムは、私たちが気づかないうちにあらゆる場所に浸透しています。アート、建築、ライフスタイル、そしてもちろんウェブデザインにも。ミニマリズムはひとつのムーブメントであり、「シンプルさ」の一言で片付けられがちですが、本質はそこではありません。不要なものを取り除くことで、物事の核心へと迫ることがミニマリズムの真髄です。GmailやGoogleリーダーに目を向ければ、削除候補となる「不要な要素」は挙げればきりがありません。

編集注:Googleリーダーは2013年7月にサービスを終了しています。本稿は執筆当時の情報に基づきますが、Gmailのカスタマイズ手法として今日でも十分参考になる内容です。

皮肉なことに、質素で飾り気のないインターフェースで世界を席巻したGoogleには、ごちゃごちゃとした要素を抱えたサービスがいくつもあります。個人的には、GmailもGoogleリーダーもそれほど散らかっているとは思いません。私たちが使い慣れすぎて、違和感を感じなくなっただけかもしれません。意見はともかく、よりシンプルに、より目に優しくできるのは事実です。

「Minimalist for Everything」は、GmailとGoogleリーダーを必要最小限の要素まで削ぎ落としたいときに検討したい選択肢のひとつです。開発が終了した「Minimalist for Gmail」の後継にあたる拡張機能です。

なぜミニマル化を目指すのか?

Googleは、余白(ホワイトスペース)を賢く活用する先駆者であり、今なおその代表格と言える企業です。とはいえ、Gmail(そしてGoogleリーダーも)には、ほとんど使わない要素が残っています。チャットボックスやプロフィール写真などがその例です。Minimalist for EverythingのようなChrome拡張機能を使えば、これらのサービスを自分好みにカスタマイズし、使いやすさを高めると同時に余白を取り戻せます。気が散る要素を取り除くことは、目立たない形で生産性を押し上げてくれます。お気に入りのウェブアプリを「生産性マシン」に変えられるなら、これほど嬉しいことはありません。

Gmailの見た目を変えられるツールは他にもたくさんあります。定番の「Gmelius」から、より幅広い用途に使える「Stylish」まで、さらに手軽なGreasemonkeyスクリプトも多数公開されています。つまり、選択肢に困ることはありません。重要なのは「使いやすさ」です。今回はその観点から、Minimalist for Everythingを実際に試してみました。

Minimalist for Everythingのインストール

Chromeユーザーで、GmailやGoogleリーダーが日々のメインアプリというなら、Minimalist for Everythingは必須級の拡張機能と言えます。単なる広告ブロッカーではなく、チェックボックスにチェックを入れるだけで、不要な要素を次々と消し去れる点が魅力です。

名前の通り、Minimalist for Everythingは「ユーザーエージェントのスタイルを一元的に調整する拡張機能」です。ここでのユーザーエージェントはChromeであり、ウェブページ上のさまざまな要素を調整する「モジュール」を読み込んで使います。モジュールとは、カスタムCSSとJavaScriptのコード集のことで、拡張機能にプラグインとして組み込めます。モジュールなしでは、この拡張機能はスーパーパワーのないスーパーマンのようなもの。モジュールがあれば、インターフェースのどの部分を残し、どの部分を消すかを自由に選べます。

初期状態で、Gmail用とGoogleリーダー用のモジュールが同梱されています。操作はとても簡単です。

  1. Minimalistのアイコンをクリックします。
  2. 「Dashboard」をクリックします。
  3. ひとつ以上のモジュールを有効にします。
  4. 「Options」をクリックして、そのモジュールの設定を開きます(初期状態ではすべてのオプションが無効になっています)。
  5. タブを順に確認しながら、プレビューを見て欲しいオプションを選択します。
  6. 「Save Changes」をクリックして完了です。

ダッシュボードで何ができる?

拡張機能はGoogleアカウントにログイン済みかどうかを自動判定し、未ログインの場合はGmailやGoogleリーダーのモジュールが無効と表示されます。ログインすれば、拡張機能を有効にして、インターフェース要素の表示・非表示を自由に切り替えられます。「Options…」をクリックしてみましょう。

設定画面では、変更内容がプレビューで確認できるのが便利です。それでは、ヘッダー、ツールバー、フッター、サイドバーの要素を一気に片付けてみましょう。

まず、スタイル調整のGmailの画面です。続いて、いくつかの調整を適用したの画面をご覧ください。

試しに、未読メールに緑色のハイライトを付けてみました。もちろん、常にすべての要素を削れるわけではありません。検索バーやツールバーのように、常時必要なものもあるからです。ただ、あまり使わないチャットボックスを隠したり、広告を消したりするのには効果的です(最上部の広告だけは、ダッシュボードに項目がありません)。ここでお見せしたのは、どこまでミニマルにできるかの一例にすぎません。なお、非表示にしたGoogleツールバーは、マウスオーバーすれば再表示させられます。

カスタムモジュールでさらに柔軟に

この拡張機能では独自のモジュールを追加することもできますが、そのためにはスタイルシートとJavaScriptの基礎知識が必要です。コードを書ける人なら、拡張機能内のシンプルなオーサリング環境に直接記述したり、既存のコードを貼り付けたりできます。Facebook、YouTube、Tumblrなど、お気に入りのサイト向けに独自のスタイルを定義することも可能です。

コードを書けない人でも、GmailとGoogleリーダーを整えるだけでも十分に価値があります。

ときどき癖はあるけれど、十分に優秀

誤解しないでください。Minimalist for Everythingは、おそらく現時点で最もカスタマイズ性の高い拡張機能のひとつです。ただ、多少不安定な動作を見せることもあります。少なくとも私の環境ではそうでした。たとえば、変更を反映させるにはGmailやGoogleリーダーのページを手動で再読み込みする必要がある場合があります。色を変更したときに気づいた点です。

全オプションに画像プレビューが付いているのは非常に助かり、設定確認にかかる時間を大幅に短縮できます。また、調整を無効化して再度有効化しても、インターフェースの変更が壊れることはありませんでした。現時点では、コードを書かないユーザーがカスタマイズできるのはGoogleリーダーとGmailのみです。ユーザー作成のモジュールがもう少し増えていれば嬉しいところですが、それは小さな不満にすぎません(この点ではStylishの方が優れています)。とはいえ、私自身はこの2つのアプリで読み物の大半を消化しています。GmailとGoogleリーダーの生産性が少しでも上がるなら、歓迎しない手はありません。あなたはどう思いますか?Minimalist for Everythingは十分実用に耐えると思いますか?それとも、お気に入りのサイトをカスタマイズする別の方法をお持ちですか?ぜひコメントで教えてください。

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