ソーシャルメディアに時間を奪われていませんか?今日から使える生産性アップ術
SNS(ソーシャルネットワーク)は諸刃の剣です。一方では、ビジネスの成長に活かせる豊富な情報があふれています。しかしもう一方で、SNSは一日の時間を吸い取ってしまう「時間の吸血鬼」でもあります。気づけば「今日、一体何をしていたんだろう?」と茫然と自問している——そんな経験はありませんか。とはいえ、少しの意志力と知識、そして明確な目的があれば、この「先延ばしのセイレーン」たちはきちんと手なずけることができます。
ご安心ください。ここで紹介するのは、「TweetDeckやHootsuiteで会話をモニタリングしよう」といったありがちな定番アドバイスではありません。こうしたツールは確かに非常に便利ですが、結局ダラダラと過ごして一日を無駄にしてしまう誘惑から守ってくれるわけではないのです。
SNSを使うときは「目的」を持つ
まず大切なのは、SNSにアクセスする明確な理由を持つことです。「Twitterで何を達成するのか」を事前に決めておけば、費やした30分が生産的だったのかどうかを振り返りやすくなります。プロジェクトに役立つリソースは見つかったか?競合他社がどんな話題を発信・共有しているかを把握できたか?LinkedInで新しい求人の手がかりは得られたか?
目的が何であれ、その場でやるべきタスクに集中することを心がけましょう。
TwitterやLinkedInなどを利用する主な目的の例を挙げてみます。
人脈づくり(ネットワーキング)
- 就職・転職活動
- 新規事業のパートナー探し
- 志を同じくする新しい仲間との出会い
リサーチ(調査)
- 記事やコンテンツのネタ探し
- 新しい情報源の発見
- 特定のトピックに対するユーザーの反応の把握
- 見出し(ヘッドライン)の反応テスト
カスタマーサポート
- 自社ブランドや製品に関する声(テスティモニアル)の収集
- ブランドへの不満や問題のモニタリング
営業・マーケティング
- 多くの人へコンテンツを届ける
- 自社製品やサービスが解決できる課題を抱えたユーザーを見つけて、自分から挨拶する
利用時間を制限する
SNSの利用に厳しい時間制限を設ければ、「用を済ませたらすぐ退出する」習慣が自然と身につきます。「5分だけ」と思ってアクセスしても、SNSはタイムワープのようなもの。気づいたら1時間が経っていた——なんてことは珍しくありません。
工夫としては、ポモドーロ・テクニックを使ってタイマーをセットしてみましょう。25分単位で区切って作業すれば、驚くほど多くのことがこなせるはずです。
タイムラインを整理する
自分のタイムラインやウォール、ログイン時に表示される通知リストに並ぶ人たちを見直してみましょう。Twitterなら「Tweepi」が役立ちます。
Tweepiを使うと、フォロワーの一覧といくつかの基本統計が表示され、その中には「最終投稿日時」も含まれます。投稿がほとんどないユーザーや、フォローした理由が思い出せない相手は、思い切ってフォロー解除しましょう。目指すのは、あなたを前へ進めてくれる人たちの集まりです。SNSを使う本来の目的から逸脱させるようなノイズをまき散らすアカウントは必要ありません。
情報は「あとで読む」に保存する
情報を後回しにして保存しておくのも、SNSでの滞在時間を減らす有効な手段です。目についた興味深いリンクをすべてその場で開いて読んでいたら、時間はいくらあっても足りません。EvernoteやPocketなどを使って「あとで読む」リストに保存しましょう。Chrome拡張機能「Web Clipper」を導入したEvernoteユーザーなら、リンクを右クリックしてあらかじめ作成した「Read Later(あとで読む)」ノートブックに保存したり、「あとで読む」タグを付けて簡単に呼び出せるようにしたりできます。
Diigoのようなブックマークサービスを好む方も、同じ方法が使えます。
自動化して、アカウント確認の手間をなくす
こうした用途にぴったりなのがIFTTTです。IFTTTでアカウントを監視すれば、返信やメンションがあったときだけ通知を受け取れるので、大幅な時間節約になります。これは、お気に入りのサイトを毎日巡回して更新を確認する手間からRSSフィードが解放してくれるのと同じ仕組みです。
IFTTTが複数のサービスをどう連携させるのか、少し時間をかけて学ぶ価値は十分にあります。当サイトのIFTTTガイドが入門編としておすすめです。
IFTTTは多数のアカウントと連携できるため、特定のアカウント内で特定のアクションが起きたときだけ通知を受け取る、といった柔軟な設定が可能です。生産性の観点では、投稿やメッセージを送ったら通知を待つだけでよい環境を作れるのが強みです。
役立つIFTTTレシピの例をいくつか紹介します。
Todoistに「Twitterの@メンションへ返信する」リマインダーを作成:
このレシピを使えば、仕事に集中しながら@メンションをToDoリストに追加でき、返信漏れを防げます。Todoistのタスクにはリンクが付いているので、クリックするだけで返信画面に直接移動できます。余計なものを目にする機会が減り、気が散りにくくなります。あとはタスクを上から順に処理して返信していくだけです。
新しいツイートや返信をEvernoteのノートに保存:
このレシピを使えば、自分の返信や新しいツイートをEvernoteで記録・管理できます。わざわざTwitterのアカウントを開いて投稿を確認しに行かなくてもよくなります。これもまた、気を散らす可能性を減らすための工夫です。
LinkedInのコネクションが新しい職位に就いたら通知:
人脈を広げたいなら、LinkedInでの交流は欠かせません。このレシピはLinkedInとPushoverを連携させ、コネクションが新しい職位に就いたときに通知してくれます。LinkedInでの滞在時間を短く、そして目的を持ったものに保ちながら、周囲への関心を示し、きちんと社交性を維持することができます。
メールの時間=生産的な時間?
メールは「必要悪」のひとつです。現代のビジネスに不可欠である一方、受信箱は最も時間を浪費しやすい場所でもあります。1日にメールをチェックする回数を数回に絞り、1通あたりの処理時間を制限するだけで、大きな効果が期待できます。
意外と忘れられがちなのが、メールにも「社交」の側面があるという点です。気軽な挨拶メールを送るのは良いことですが、Chrome拡張機能「FullContact for Gmail」を使えば、日常的にやり取りする相手について、より多くの情報を把握できます。このスマートなGmailアドオンは、5000件までの連絡先なら無料で利用できます。
メール以外の媒体、たとえばLinkedInやTwitterなどのSNSを通じてコネクションとつながることも有益です。これらのプラットフォームでは気軽に雑談したり、写真を共有したりできるからです。受信箱での会話を別の媒体へ移すことでメール過多を防ぎ、コミュニケーションの質も向上します。その結果、メール自体も要点を絞ったものになり、仕事の妨げになりにくくなります。時間管理においては、ある程度の「切り分け」が有効なのです。
あなたはノイズをどうシャットアウトしていますか?
良いSNS習慣は、時間をかけて少しずつ積み重ねていくものです。小さな数分の節約が積み重なり、より広い知識、より良い人間関係、より大きなチャンスへとつながっていきます。SNSはあなたの人生やキャリアを次のステージへ押し上げてくれましたか?「時間の吸血鬼」ことSNSから時間を守るコツがあれば、ぜひコメントで教えてください。
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