VMware ESXiホストで非アクティブなNFSデータストアを削除する方法
NFSデータストアが非アクティブになる問題
VMware ESXiホスト上のNFSデータストアが利用不可(非アクティブ)となり、ホストのストレージ一覧でグレーアウトしてしまう現象は、運用中にたびたび遭遇することがあります。ただし、このときNFS共有自体はネットワークレベルでは正常にアクセス可能な状態です。通常、この問題は該当するNFSストレージをいったん削除し、再度マウントし直すことで解決できます。
ところが、この非アクティブなNFSストレージをESXiホストの構成から削除しようとすると、次のようなエラーが返されることがあります。
The resource datastore_nfs02 is in use.
Call "HostDatastoreSystem.RemoveDatastore" for object "datastoreSystem-28" on vCenter Server "xxxx" failed.
CannotRemove datastore 'datastore_name' because Storage I/O control is enabled on it. Correct it and re-try the operation
このエラーの内容から、Storage I/O Control(SIOC)が有効になっているためにNFSストレージを削除できないことがわかります。しかし、SIOCを無効化しようとすると、今度は次のエラーが発生します。
Datastore is not accessible
つまり、vSphere ClientのGUI操作だけでは削除できない状態に陥っているのです。
解決策:SSH接続でNFSデータストアを削除する
VMware ESXiホストからNFSストレージを確実に削除するには、SSH経由でESXiホストサーバーに直接接続して操作を行います。SSH機能はvSphere Clientから有効化できます(対象ホストを選択 → 「構成」→ 「セキュリティプロファイル」→ 「サービス」のプロパティでTSM-SSHを起動)。
手順1:NFSストレージの一覧を表示する
まず、システムに登録されているNFSストレージの一覧を確認します。
esxcli storage nfs list |
ESXi 4.xの場合は、代わりに次のコマンドを使用します。
esxcfg-nas -l |
手順2:NFSストレージをアンマウント(削除)する
対象のNFSストレージを削除するには、次のコマンドを実行します。
esxcli storage nfs remove -v datastore_nfs02 |
ESXi 4.xの場合は、以下のコマンドを使用します。
esxcfg-nas -d datastore_nfs02 |
注意: NFSストレージの名前にスペースが含まれている場合は、ストレージ名全体をダブルクォート(" ")で囲んで指定してください。
手順3:vSphere Clientの表示を更新する
コマンド実行後もvSphere Clientの画面上にNFSデータストアが表示され続ける場合は、ESXiのストレージセクション(「構成」→ 「ストレージ」)にある「更新」ボタンをクリックしてください。これにより、最新のストレージ構成が画面に反映されます。
注意: 非アクティブなストレージを削除する必要があるすべてのESXiホストに対して、それぞれ同じ手順を実行してください。vCenter経由の一括操作では反映されないため、ホストごとの対応が必要です。
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