PDFをパスワードで保護して安全に守る3つの方法【Acrobat・無料ツール対応】
機密性の高いPDFファイルは、誰でも閲覧できる状態にしておきたくないものです。第三者にアクセスされると、中身を勝手に書き換えられる恐れがあり、気づいた頃には元のバージョンが分からなくなってしまうこともあります。
そんなPDFを守るには、パスワードでロックするのが効果的です。難しそうに思えますが、実は誰でも簡単に、しかも無料で実現できます。初めての方でも、基本的な手順に従うだけで大丈夫です。
この記事では、PDFファイルにパスワードを設定する具体的な手順を、3つの方法に分けて詳しく解説します。自分に合った方法を見つけて、大切なファイルをしっかり守りましょう。
方法1:Adobe Acrobatを使う
Adobe Acrobatなら、PDFへのパスワード設定をスムーズに行えます。まだインストールしていない場合は、公式サイトから簡単に入手できます。購入を迷っている方は、まず7日間の無料トライアルを試してみるのがおすすめです。
まず、スタートメニューからAcrobatを起動し、パスワードで保護したいPDFファイルを開きます。
次に、ファイル>プロパティの順にクリックします。
プロパティ画面で「セキュリティ」タブを開き、セキュリティ方法からパスワードセキュリティを選択して、任意のパスワードを入力します。
方法2:サードパーティ製デスクトップアプリを使う
PDFMate PDF Converterは、PDFにパスワードをかけられる便利なフリーソフトです。パスワード保護だけでなく、PDFをEPUBやHTMLなどさまざまな形式に変換する機能も備えています。
まずはソフトをPCにインストールしましょう。インストール後の手順は以下のとおりです。
Windowsキーを押して「PDFMate PDF Converter」と検索し、プログラムを起動します。
次にAdd PDFをクリックして、パスワードで保護したいPDFファイルを選択します。
対象のファイルを選んで、キューに読み込みます。
画面下部の出力ファイル形式(Output File Format)でPDFを選択します。
続いて、画面上部に戻り詳細設定(Advanced Settings)をクリックします。
設定ウィンドウが開き、PDFオプションが表示されます。
「Security」項目のOpen Passwordにチェックを入れ、同じ行にPDF用のパスワードを入力します。入力が完了したらOKをクリックしてください。
次に、ページ下部の出力フォルダ(Output Folder)の設定へ移動します。
元のフォルダに保存したい場合は最初のオプションを、特定のフォルダに保存したい場合はCustomを選びましょう。
どちらの場合も、最後にConvertをクリックして変換を実行します。
ファイルのステータスがSuccessと表示されたら完了です。プログラムを終了してOK。これであなたのPDFファイルは安全に保護されました!
方法3:オンラインツールを使う
FoxyUtilsは、ブラウザ上でPDFにパスワードを設定できるオンラインツールです。ダウンロードやインストールが不要なので、手軽に利用できるのが大きな魅力です。
インターネットに接続できる環境があれば、すぐに使い始められます。まずは公式サイトにアクセスしましょう。
保護したいPDFファイルをアップロードします。ファイルをドラッグ&ドロップするか、Browseボタンから選択できます。
アップロードできるのは1ファイルだけではなく、複数ファイルの同時選択にも対応しています。
画面を下にスクロールすると設定項目が現れます。パスワードを指定できる欄があるので、ファイルに設定したいパスワードを入力しましょう。
その際、「Require opening password(ファイルを開く際にパスワードを要求)」のチェックボックスに必ずチェックを入れ、Protect PDF!をクリックします。
安全なパスワードを設定するためのポイント
どの方法を選ぶ場合でも、パスワードの強度は重要です。以下のポイントを意識すると、より堅牢な保護が実現できます。
- 英大文字・小文字、数字、記号を組み合わせて12文字以上にする
- 誕生日や名前など、推測されやすい情報は避ける
- 他のサービスとの使い回しはしない
- パスワードは忘れないよう、安全な場所で管理する
まとめ
PDFのパスワード保護には、①Adobe Acrobat、②無料のデスクトップアプリ、③オンラインツールの3つの方法があります。頻繁に作業するならAcrobatやPDFMate、手軽さ重視ならFoxyUtilsがおすすめです。用途に合わせて最適な手段を選び、機密ファイルをしっかり守りましょう。
-
Wordから無料でパスワード保護付きPDFファイルを作成する方法【初心者向け解説】
クレジットカードや銀行の明細書、後払い請求書、投資関連の書類など、機密性の高い文書を受け取る際、多くの場合はパスワードで保護されたPDFファイルとして届きます。つまり、その文書を開くには、メールと一緒に送られてきたパスワードを入力する必要があります。 本記事では、特別なソフトウェアを購入することなく、誰でも無料でパスワード保護付きPDFファイルを作成できる方法を、手順を追ってわかりやすくご紹介します。 パスワード保護付きPDFの作り方 手順1:Word文書を開いて「ファイル」をクリック パスワード保護付きPDFファイルに変換したいMicrosoft Word文書を開き、画面左上にある「ファイル
-
Excelファイルをパスワードで保護する方法をわかりやすく解説
仕事でも学習でも、パソコンを使っているなら、Microsoft Excelのスプレッドシートを一度は利用したことがあるはずです。ExcelはMicrosoft Officeスイートに標準搭載されている基本的なオフィスツールで、Microsoft 365にもOffice 2019にも含まれています。 ファイル内のデータは、悪意のある第三者の手に渡ると、コピーされたり勝手に改ざんされたりする恐れがあります。オンラインやBluetooth経由でファイルをやり取りする機会が多い現代では、あらかじめファイルにロックをかけておくことが重要です。Windows用の安全なパスワード保管庫(パスワードマネージャ