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古いハードドライブを安全に破壊する方法【専門家が解説】

プライバシーの時代は終わりつつあるように見えますが、だからといって自分の情報を進んで手放す必要はありません。しかし、古いパソコンを捨てる際に、それと同じことを毎日何千人もの人がやってしまっています。

たとえ動かなくなったと思っていても、そのハードドライブからすべてのデータを抜き取られる可能性があるのです。

税金の申告書、社会保障番号、銀行口座情報などが、電子機器リサイクル拠点を漁る悪者に悪用されないようにするには、どうすればよいのでしょうか。今回はその方法を詳しく見ていきます。

まずはバックアップを取ろう

これは世界中の人に伝えたい鉄則です。可能であれば、古いハードドライブから必要なデータは必ずバックアップしておきましょう。

Linuxレスキューディスクを使って故障したハードドライブからファイルを復旧する方法や、外付けハードドライブドックでデータを復元する方法、誤って削除したファイルを復活させる方法など、役立つ記事はたくさんあります。

言い訳はできません。まずはデータのバックアップです。

米国防総省式のデータ破壊とは

物事を完全に無力化する方法を知っているのは、兵器をツールとして使う人たち——そう、軍隊こそが本家本元でしょう。

軍隊のあらゆる活動と同様に、データ破壊にも標準規格と意思決定フローチャートが存在します。

米国防総省(DoD)はかつて独自の標準を持っていましたが、現在は米国国立標準技術研究所(NIST)が策定した規格に移行しています。

DoDをはじめとする数多くの政府機関は、「NIST Special Publication 800-88 Revision 1 メディアサニタイゼーションガイドライン」に従っています。

このガイドラインでは、データ破壊(サニタイゼーション)のレベルを3段階に分けて定義しています。

クリア(Clear)

「クリア」とは、論理的な手法を使ってデータの復元を困難にすることを指します。簡単に言えば、何らかのプログラムでハードドライブ上のデータを消去するということです。

「組織が承認し検証済みの上書き技術・手法・ツールを使用してメディアを上書きする。クリアの手順は、すべてゼロなどの固定値による書き込みを少なくとも1回行うこと。複数回の書き込みやより複雑な値を使用してもよい。」

具体的には、Linuxライブディスクを使ってゼロフィル(全領域をゼロで埋める)を実行するなどの方法があります。

パージ(Purge)

「パージ」はクリアよりも一段階強力なレベルです。前述のような論理的手法に加えて物理的な手法も使い、データ復旧ラボの高度な設備を持つ専門家でさえ復元できない状態にします。

ガイドラインの記述はやや冗長なので要約すると、次のようになります。まずクリア方式を実行します。次に暗号化消去(すべてゼロまたは疑似ランダムパターンでの上書き)を数回繰り返します。その後、強力な電磁石(デガウサー)を当てます。

あるいはハードドライブを分解して、内部のプラッタ(円盤)1枚1枚に強力な磁石を走らせる方法もあります。正直なところ、これは労力に見合わない作業です。ここまでするなら、いっそ完全に破壊したほうが早いでしょう。

デストロイ(Destroy)

このレベルでは、データは完全に消滅し、ハードドライブはスクラップ金属か現代アートの素材としてしか使えなくなります。

「シュレッダーで裁断、粉砕、破砕するか、認可された焼却炉で焼却する。」

では、どうすればハードドライブを安全に「裁断・粉砕・焼却」できるのでしょうか?

最も安全な方法は、データ破壊を専門とする業者に依頼することです。費用は業者や方法によって異なりますが、7,000円〜10,000円程度が相場と言えるでしょう。自分の個人情報が悪用されるリスクを考えれば、安い保険だと思えます。

信頼できる業者なら、ハードドライブが確実に破壊されたことを証明する完全な管理記録(チェーン・オブ・カストディ)を備えています。ただし、ドラマを見ていると証拠品が紛失することもあるので、念には念を入れたいところです。

そのため、実際に破壊される瞬間を目撃させてもらうよう依頼するのがおすすめです。確実性が増すだけでなく、なかなか爽快な体験になります!

データ破壊のプロフェッショナルはさまざまな手法を使います。最も一般的なのは、穴あけ(パンクチャリング)、圧砕、剪断、そして実際のシュレッダー処理です。焼却や酸による溶解は、人体や環境への危険があるため、あまり行われていません。

自分でハードドライブを破壊できる?

結論から言えば、自分での破壊は推奨しません。適切な保護具(PPE)と家庭用工具があったとしても、怪我をするリスクが大きすぎます。

自分でハードドライブを破壊しようとしないでください。危険すぎます。

とはいえ、フェイスシールドやゴーグル、保護エプロン、手袋、耳栓などを着装して、実際に破壊作業を行った人はいます。以下では、彼らが行った方法を紹介しますが、あくまで参考程度にとどめてください。

ドリルで穴を開ける

高品質の電動ドリルやボール盤に、ハイス鋼(HSS)やコバルト合金のドリルビットを取り付け、ハードドライブの筐体と内部のプラッタに何箇所も貫通穴を開ける方法です。

非常に騒音が大きく、破片が飛び散る可能性があります。ドリルビットが折れて飛ぶこともあります。実行した人はいますが、真似すべきではありません。

さらに危険な例としては、大きな釘を金槌で打ち込んでハードドライブを貫通させるやり方もあります。確かに効果はありますが、安全性は皆無です。

圧砕する

普通乗用車で轢くのは効果的な圧砕方法ではありません。ロードローラーで轢けば話は別ですが、家庭にロードローラーがある人はいないでしょう。

家庭でハードドライブを圧砕した人は、数十トンの力を発揮できる油圧プレスを使っています。誰もが持っている道具ではありませんが、整備工場に知人がいれば借りられるかもしれません。

プレスがない場合は、5ポンド(約2.3kg)のスレッジハンマーが使われることもあります。ただし、鋭利な破片が大量に飛び散ります。これを防ぐため、ハードドライブを丈夫な布袋に入れてから叩く人もいました。

焼却する

長時間燃やして白熱した炭の層ができた焚き火に、ハードドライブを投げ込んだという話は聞きます。しかしこれは賢明でも安全でもありません。ハードドライブには有害物質が含まれており、大気中に放出させてはいけません。お願いですから、絶対にやめましょう。

さらに危険なのは、バーナートーチで焼却する方法です。トーチとハードドライブを直接扱う必要があり、まったく安全ではありません。決して実行しないでください。

分解してプラッタを叩き割る

T7x50mmのトルクスドライバーでハードドライブの筐体のネジを外し、金槌と小型のバールを使って筐体の隙間に差し込んでこじ開ける方法です。

筐体を開けたら、プラッタを取り出して金槌で叩いたり、硬い床で踏みつけて擦り付けたりして、使用不能になるまで傷つけます。繰り返しますが、真似しないでください。

とはいえ、ハードドライブの内部構造を見るのは興味深いものです。内部には強力なネオジム磁石が入っており、遊ぶには危険ですが、触れてみると面白いでしょう。

まとめ

この記事から覚えてほしい重要ポイントは以下の3つです。

  • 処分するハードドライブからは、必ずデータをバックアップする。
  • ハードドライブは、専門のデータ破壊業者に依頼して、誰にも使えない状態に徹底的にしてもらう。
  • 自分で物理的に破壊するのは避ける。代わりにYouTubeでハードドライブ破壊動画を見るのはおすすめ。とても楽しいですよ!
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    パソコンに侵入した悪意のあるファイルを取り除くために、ハードドライブをフォーマットしなければならない場面は少なくありません。ウイルスやトロイの木馬は、ハッキングや情報漏洩などの深刻な被害につながる可能性があるため、ドライブ内のデータを犠牲にしてでもフォーマットし、マルウェアを一掃するしか選択肢がないこともあります。 しかし、そのデータが失うにはあまりにも重要だったらどうでしょうか?思い出の写真、仕事の書類、YouTubeのコンテンツなど、簡単に手放せるものばかりではありません。たとえ諦めたとしても、データ損失による影響は長く残ってしまいます。では、このような状況で何ができるのでしょうか?この記

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