Firefoxがクラッシュし続ける原因と対処法|内蔵ツールを使った徹底トラブルシューティング
Mozilla Firefoxは、Google Chromeに次いで世界で2番目に人気のあるブラウザです。Firefoxの使用中に不具合が発生した場合、アンインストールして再インストールするのは最善の解決策とは言えません。一時的には問題が解消されても、また同じ症状が再発してしまうことが多いからです。問題を恒久的に解決するには、まず原因を特定することが重要です。幸い、Firefoxにはパフォーマンスや内部イベントを監視できる便利な内蔵ツールが用意されています。
Firefoxがクラッシュし続けるとき、情報を確認するには?
Firefoxのクラッシュ問題をトラブルシューティングするために、ブラウザに標準搭載されている各種レポート機能を紹介します。これらのページは、Firefoxのアドレスバーに専用のURLを入力するだけでアクセスできます。
about:cache(キャッシュ情報)

アドレスバーにabout:cacheと入力してください。
このページでは、ネットワークキャッシュストレージサービスに関する情報を確認できます。エントリ数、最大ストレージサイズと現在の使用量、保存場所などの詳細が表示されます。各キャッシュエントリのリンクをクリックすれば、作成日時などさらに詳しい情報も閲覧可能です。情報はメモリキャッシュ・ディスクキャッシュ・アプリキャッシュの3種類に分類されています。
about:crashes(クラッシュログ)

アドレスバーにabout:crashesと入力してください。
自分のPCが何回クラッシュしたかを正確に覚えている人はほとんどいないでしょう。しかし幸いなことに、Firefoxはクラッシュのログを自動的に記録しています。他のブラウザでここまで詳細な記録を行っているものはほぼ存在しません。上のスクリーンショットのように、クラッシュの記録には日付と時刻が含まれます。「送信」ボタンをクリックすると、レポートがMozilla(Firefoxの開発元)へ送信され、クラッシュ問題の解決につながります。
about:memory(メモリ使用状況)

アドレスバーにabout:memoryと入力してください。
トラブルシューティングにおいて特に重要なのが、Firefoxのメモリ使用量を表示するこのページです。
まず「測定」ボタンをクリックすると、現在のメモリがどのように使われているかが表示されます。

次に、現在のレポートを保存しておけば、後で別のレポートと比較することもできます。

3つ目のセクションでは、3つの異なるオプションを使ってFirefoxのメモリ使用量を削減できます。

GC(ガベージコレクション)ボタンは、前回のセッションで残された不要なデータ、特にJSコードなどをスキャンして削除し、無駄なメモリ領域を解放します。
CC(サイクルコレクション)は、Firefox全体をスキャンして不要なデータを除去し、クラッシュ問題の解決に役立ちます。
メモリ使用量を最小化ボタンは、GCとCCと同じ機能を持っていますが、各プロセスを3回実行する点が異なります。1回目のスキャンで見逃したものを、2回目以降で確実に検出できる仕組みです。
これらのボタンのいずれかを使用することで、メモリが解放され、Firefoxのクラッシュを防ぐことができます。
about:networking(ネットワーク接続情報)

アドレスバーにabout:networkingと入力してください。
このページには、Firefox経由で接続されたWebサイトやネットワークの情報が表示されます。訪問したすべてのページが一覧化され、「アクティブ」列でそのセッションが現在有効かどうかを確認できます。また、SSL(セキュアソケットレイヤー)なしでアクセスされたサイトがないかもチェックでき、「False」と表示されていればSSL未対応を意味します。その他、DNS、WebSocket、一意のネットワークIDなどの項目も確認でき、クラッシュ問題の切り分けに役立ちます。
about:performance(パフォーマンス監視)

アドレスバーにabout:performanceと入力してください。
このページでは、現在アクティブな各ページやアドオンごとのメモリリソース消費量を確認できます。エネルギーへの影響度や使用メモリサイズがリアルタイムで表示されるため、Firefoxの動作が不安定なときに「犯人」を特定し、クラッシュを防ぐのに非常に有効です。
about:profiles(プロファイル管理)

アドレスバーにabout:profilesと入力してください。
過去に筆者が実際に効果を実感した最終手段が、新しいプロファイルを作成してFirefoxを通常どおり再起動する方法です。しばらく新プロファイルを使用し、同じ問題が再発しないか観察してから、古いプロファイルを削除しましょう。また、アドオンを無効化した状態で再起動を試せば、どの拡張機能が原因になっているのかを特定することもできます。
about:config(高度な設定)

アドレスバーにabout:configと入力してください。

「about:」シリーズの最後を飾るのが設定ページです。ここでは非常に多くの項目を変更できますが、アクセス前に警告画面が2回表示されることを考えると、「触らないほうがよい設定もある」ということの表れなのでしょう。変更の際は十分な注意が必要です。

それでも解決しない場合の最終手段
もちろん、最終的な解決策はFirefoxをアンインストールして再インストールすることです。上記のすべての手順を試しても問題が解決しない場合は、OSのアップデート、Firefox自体の更新、そしてアドオン無効の状態での起動を順番に試してみてください。ここで紹介していない有効な対処法をご存じの方は、ぜひコメント欄でお知らせください。
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