Firefoxのメモリ使用量を減らす7つの対処法【メモリリーク対策】
Mozilla Firefoxは、安全性・信頼性・速度に優れたマルチプロセス型のWebブラウザです。少ないメモリ消費で安定したパフォーマンスを発揮するように設計されていますが、状況によっては大量のメモリを消費し、動作が重くなったりクラッシュしたりすることもあります。
Firefoxのメモリ使用量が高止まりしていると感じたら、この記事で紹介する対策をぜひ試してみてください。
Windows PCの場合、メモリリークを簡単に確認するには、タスクマネージャーを開き、「プロセス」タブで「Mozilla Firefox」のメモリ使用量をチェックします。使用量が2GBを超えており、しかも減るどころか増え続けているようなら、メモリリークが発生している可能性が高いでしょう。
1. Firefoxを定期的に再起動する
Firefoxを長時間開きっぱなしにしていると、システムリソースの消費が徐々に増えていく傾向があります。これを防ぐには、ブラウザを定期的に再起動するのが効果的です。ウィンドウやタブの状態を保存する設定にしておけば、再起動後に前回のセッションへそのまま戻れます。
前回のセッションのタブやウィンドウを復元するには、「メニュー」→「前回のセッションを復元」をクリックします。
アップデート適用後の再起動では、「更新してFirefoxを再起動」ボタンをクリックします。
ソフトウェアエラーやサイト側の不具合、突然の電源断などでFirefoxが予期せず終了した場合、次回起動時に「セッション復元」ページが表示されます。ただし問題が繰り返される場合は、代わりに「新しいセッションを開始」を選びましょう。
起動時に前回のタブとウィンドウをすべて開くよう設定するには、「メニュー」→「設定」を開き、「一般」を選択します。
「起動」セクションにある「前回のセッションを復元する」にチェックを入れ、about:preferences のページを閉じます。変更内容は自動的に保存されます。
注意: セッション復元機能を使うと、ブラウザを閉じる前にログインしていたサイトへのログイン状態が維持されることがあります。その場合、PCを他の人が使うとあなたのアカウントにアクセスされてしまう恐れがあります。共有PCを使用している環境では、前回のセッションを自動的に開く設定は避けましょう。
また、クラッシュ時のセッション復元を無効化すれば、予期しないクラッシュや強制終了のあとに前回のセッションが勝手に復元されることを防げます。
設定するには、アドレスバーに about:config と入力してEnterキーを押します。警告画面が表示されたら「危険性を承知の上で使用する」をクリックして先へ進みます。
検索ボックスに browser.sessionstore.resume_from_crash と入力し、表示された項目のトグルボタンをクリックして「false」に切り替えます。
2. Firefoxを最新版にアップデートする
Firefoxはデフォルトで自動アップデートされますが、手動で更新することも可能です。最新版にはパフォーマンス向上の修正が含まれていることが多いので、ダウンロードと適用を完了させるために必ずFirefoxを再起動しましょう。
手順は以下の通りです。
1. 画面右上のメニュー(ハンバーガーアイコン)をクリックし、「ヘルプ」(?)→「Firefoxについて」を選択します。
2. Firefoxがアップデートを確認し、自動的にダウンロードします。
3. ダウンロードが完了したら、「更新してFirefoxを再起動」をクリックして適用します。
注意: アップデートが開始されない・完了しないなどの問題が発生した場合は、Mozilla公式サイトから最新版のFirefoxをダウンロードしてインストールしてください。
アップデートの設定を変更したい場合は、「メニュー」→「設定」を開き、下へスクロールして「Firefoxのアップデート」セクションから行えます。
3. テーマと拡張機能を無効化する
リソースを大量に消費する拡張機能やテーマが原因で、Firefoxが通常以上のメモリやシステムリソースを使ってしまうことがあります。テーマや拡張機能が原因かどうかを調べるには、セーフモードで起動してCPUとメモリ使用量を確認しましょう。
セーフモードではテーマと拡張機能が無効化されます。無効化によって動作が改善されたなら、それらをアンインストールまたは無効化してみてください。
セーフモードで起動するには、「メニュー」→「ヘルプ」をクリックし、「アドオンを無効化して再起動」を選択します。あるいは、ブラウザの起動時に Shift キーを押し続ける方法もあります。
「セーフモードで起動」と「Firefoxをリフレッシュ」の2つの選択肢が表示されます。前者はデフォルトテーマでFirefoxを起動し、拡張機能を無効化するとともに一部のカスタマイズや機能をオフにします。これは一時的なものであり、セーフモードを終了するとすべて元の設定に戻ります。
セーフモードでも問題が続くなら、原因はテーマや拡張機能ではなく、設定(Preferences)やプラグインなど別の要因である可能性が高いでしょう。逆にセーフモードでは問題が発生しないのであれば、アドオンが犯人だとほぼ特定できます。
4. Adobe Flash Playerとハードウェアアクセラレーションを確認する
Adobe Flash Playerプラグインをインストールしている場合、これがメモリ使用量増大の原因になっていることがあります。Flash動画が再生されているページを開き、プレーヤー上で右クリックして「設定」を選択します。設定画面が開いたら、左下のアイコンをクリックしてディスプレイパネルを開き、「ハードウェアアクセラレーションを有効化」にチェックが入っているかどうかを確認してください。
また、Firefox本体のハードウェアアクセラレーションも、ケースによってはCPUとメモリの負荷を軽減します。有効・無効のどちらになっているか一度確認してみましょう。
設定するには、「メニュー」→「設定」→「一般」を開き、「推奨のパフォーマンス設定を使用する」のチェックを外し、「利用可能な場合はハードウェアアクセラレーションを使用する」にチェックを入れます。
5. 破損したサイト設定ファイルを削除する
プロファイルフォルダには、Firefoxが保存した各種データがファイルとして格納されています。サイトごとの設定を保存している「content-prefs-sqlite」ファイルが破損していると、CPU使用率が高くなることがあります。このファイルを削除して改善を試みましょう。
手順は以下の通りです。
「メニュー」→「ヘルプ」→「トラブルシューティング情報」をクリックし、該当のタブを開きます。
「アプリケーション基本情報」までスクロールし、「プロファイルフォルダー」横の「フォルダーを開く」をクリックします。
「メニュー」→「終了」でFirefoxを閉じてから、「content-prefs.sqlite」ファイルを削除します。次にFirefoxを起動すると、プロファイルフォルダ内に新しいファイルが自動的に作成されます。
6. about:memoryでメモリを解放する
さらに、アドレスバーに about:memory と入力して開くページからもメモリリークの解消とブラウザの最適化が行えます。「Free memory(メモリを解放)」セクションの「GC」「CC」「Minimize memory usage(メモリ使用量を最小化)」を実行することで、リークを抑えられます。Firefoxがクラッシュする場合のその他のトラブルシューティング方法も併せてチェックしておくと安心です。
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