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Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

Internet Explorer(IE)には、キオスクモードや全画面モードなど、複数の表示モードが用意されていることをご存じでしょうか。この2つのモードは名前が少し紛らわしく、全画面モードではウィンドウを最小化して小さなサイズに戻せますが、キオスクモードではそれができません。以下で詳しく解説していきます。

キオスクモードは、管理者が利用者に設定などを変更させたくない公共端末などでよく使われるモードです。また、単にネット閲覧時の表示領域を最大化したいという場合にも非常に役立ちます。通常モード、全画面モード、キオスクモードそれぞれのIEの見た目は以下のようになります。

通常のIEモード

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

IE 全画面モード

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

IE キオスクモード

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

上の画像を見るとわかるように、キオスクモードでは画面全体を使用し、最上部のタイトルバー(最小化・最大化・閉じるボタン)すら表示されません。キオスクモードでは、IEウィンドウを最小化する手段が事実上存在せず、完全に終了するしかありません。

さらに、全画面モードとキオスクモードではアドレスバーなどが一切表示されないため、操作がかなり難しくなります。特にキオスクモードでは、通常の方法でウィンドウを閉じることすらできず、キーボードショートカットを使うか、Windowsキーでタスクバーを呼び出す必要があります。それでは、各モードの有効化方法を見ていきましょう。

IEの全画面モードを有効にする

まず注意点として、全画面モードを強制できるのはWindows 7および8のPro(Professional)、Ultimate、Enterpriseエディションのみです。これはグループポリシーエディターが必要になるためで、Standard版やHome版では利用できません。また、全画面モードにはIE 7以降が必要です。

まず、スタートボタンをクリックしてgpedit.mscと入力し、検索結果の一番上にある項目をクリックしてグループポリシーを開きます。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

エディターを開いたら、次の場所へ移動します。

コンピューターの構成 → 管理用テンプレート → Windows コンポーネント → Internet Explorer

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

右側の一覧を下にスクロールし、[全画面モードを強制する](Enforce full-screen mode)という項目を見つけてダブルクリックします。初期状態では[未構成]に設定されています。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

[有効]のラジオボタンを選択して[OK]をクリックします。[ヘルプ]セクションには、この設定がIEにどのような影響を与えるかの詳細な説明が記載されています。次のセクションでは、キーボードショートカットだけでIEを操作する方法を紹介します。

IEのキオスクモードを有効にする

前述の通り、キオスクモードでは画面最上部のタイトルバーまで取り除かれ、画面全体に現在読み込まれているWebページだけが表示されます。

IEをキオスクモードで開くには、実行ファイルに特別なパラメーターを渡す必要があります。既存のIEショートカットを編集するか、キオスクモード専用のショートカットを新規作成するかのどちらかです。ここでは、通常モードとキオスクモードをショートカットの編集なしに簡単に切り替えられるよう、後者の方法をおすすめします。

キオスクモード用のショートカットを作成するには、デスクトップの空いている場所を右クリックし、[新規作成] → [ショートカット]を選択します。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

項目の場所の入力欄に、引用符も含めて以下の行をそのままコピー&ペーストしてください。-kの部分は引用符の外側に置く点に注意しましょう。

"C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE" -k

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

[次へ]をクリックし、「Internet Explorer キオスク」など、デスクトップの通常のIEアイコンと区別できる好きな名前を入力します。[完了]をクリックするとショートカットが作成されます。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

このショートカットをクリックすると、IEが既定のホームページを読み込んで起動します。さて、ここからが本番です。戻るボタンや進むボタン、アドレスバーなどがない状態でどうやってページ間を移動するか考えてみましょう。

幸い、IEにはナビゲーションに役立つキーボードショートカットが多数用意されています。最低限覚えておきたい基本コマンドは以下の通りです。

  • Alt + Home … ホームページに移動する
  • Backspace … 前のページに戻る
  • Alt + →(右矢印) … 次のページに進む
  • Ctrl + O … 新しいサイトやページを開く(URLを入力)
  • Ctrl + W … ブラウザウィンドウを閉じる

慣れるまで少し時間はかかりますが、IEの全画面モードやキオスクモードでのブラウジングは実際かなり快適です。余計な要素がなく、画面領域を最大限に活用できます。

Windows 8のキオスクモード

Windows 8.1をお使いの場合、ユーザーが許可された1つのアプリしか実行できない、より厳格なキオスクモードを設定する別の方法があります。このモードのユーザーはスタート画面にアクセスできず、アプリを終了することもまったくできません。チャームバーやその他の機能にもアクセス不可です。前述の2つの方法では、キーボードのWindowsキーを押せば他のプログラムや設定、エクスプローラーなどにアクセスできてしまいますが、この方法ではそれが不可能です。

Windows 8のこの特殊なモードは[割り当てられたアクセス(Assigned Access)]と呼ばれ、任意のWindowsストアアプリ(モダンアプリ)で使用できます。つまり、デスクトップアプリでは使えません。幸い、Windows 8.1にはデスクトップ版IEに加えてモダン版IEも搭載されています。

この超厳格なキオスクモードを使用するには、まずPCに新しいローカルアカウントを作成する必要があります。チャームバーを開き、[設定]をクリックしましょう。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

次に、チャームバー下部の[PC設定の変更]をクリックします。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

左側のメニューで[アカウント]をクリックし、続いて[その他のアカウント]をクリックします。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

[アカウントの追加]ボタンをクリックして新しいローカルアカウントの追加を開始します。既定ではWindowsがMicrosoftアカウントの作成を促してきますが、今回はそれを作りたくありません。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

下部の[Microsoftアカウントなしでサインインする]をクリックし、次のページで[ローカルアカウント]を選択します。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

最後に、新しいアカウントに名前とパスワードを設定し、[次へ][完了]をクリックします。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

新しいローカルアカウントを追加したら、スタート画面に戻って現在のアカウントからサインアウトします。アカウント名をクリックし、[サインアウト]を選択してください。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

作成した新しいローカルアカウントでサインインし、プロファイルのセットアップを完了させておきましょう。これを怠ると、以降の手順が正しく動作しません。また、Windows標準搭載以外のアプリを割り当てたい場合は、Windows ストアアプリを開いて対象アプリをダウンロードし、そのユーザー向けにインストールしておく必要があります。今回は標準搭載のIEモダンアプリを使用します。

サインインしてスタート画面が表示されたら、そのままサインアウトします。次に、最初に使用していた管理者アカウントで再度サインインし、[PC設定の変更]を開いて[その他のアカウント]をクリックします。今度は[割り当てられたアクセス用にアカウントを設定する]をクリックしてください。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

あとは、作成したローカルアカウントを選択し、そのアカウントに割り当てたいアプリを指定するだけです。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

[アプリを選択]をクリックすると、一覧にはモダンアプリのみが表示され、デスクトップアプリは含まれていません。以下のようにInternet Explorerを選択しました。

Internet Explorerを全画面表示・キオスクモードで起動する方法

これで設定完了です。管理者アカウントからサインアウトし、ローカルアカウントでサインインしてみましょう。アプリが即座に起動し、システム上の他のものには一切アクセスできない状態になっているはずです。これにより、PCを特定の1つのアプリだけに完全にロックできます。制限されたアカウントからログオフするには、Windowsキーを5回押します。

以上が、Windows 7およびWindows 8で利用できるInternet Explorerの各種モードの解説でした。ご不明な点があれば、ぜひコメントでお知らせください。

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