Macアプリをフルスクリーンモードで自動的に開く方法【設定手順を解説】
動画プレーヤーやゲームなど、フルスクリーン表示が向いているアプリは数多くあります。また、作業に集中したいという理由から、普段からフルスクリーンでアプリを使いたいというMacユーザーも少なくありません。MacのフルスクリーンモードではDockやメニューバーが非表示になり、最大限の作業スペースを確保できるため、アプリを開いた瞬間に自動的に全画面表示できれば、非常に便利です。
しかし残念ながら、macOSには「アプリを常にフルスクリーンで開く」というシステム全体の設定は用意されていません。とはいえ、諦める必要はありません。Macの「アプリの状態を記憶して復元する」機能と、アプリの終了方法を少し工夫することで、対応アプリを起動した瞬間にフルスクリーンで開くことが可能です。この記事では、その具体的な手順をステップごとに詳しく解説します。
Macアプリをデフォルトでフルスクリーン表示にする方法
Macには、アプリを終了する前の状態を記憶し、次回起動時にその状態へ復元する機能が標準で備わっています。これにより、以前開いていた書類やウィンドウが再び立ち上がります。実はこの機能は、ウィンドウがフルスクリーンだったかどうかという情報も記憶しています。今回のテクニックは、まさにこの仕組みを利用します。設定は大きく分けて2つのステップで構成されます。
ステップ1:システム環境設定で「前回の状態を復元」を有効にする
まず、アプリを再度起動したときに前回の状態が復元されるよう、システム環境設定を変更します。以下の手順に従ってください。
- Appleメニュー()から「システム環境設定」>「一般」を開きます。
- 「アプリを終了する際にウィンドウを閉じる」のチェックを外します。
- システム環境設定を閉じます。
この設定は非常に重要です。チェックを外すことで、アプリを終了してもウィンドウは閉じられず、次回起動時に終了前の状態から再開できるようになります。アプリをデフォルトでフルスクリーン表示したいなら、この設定は必須です。
ステップ2:アプリの終了方法を変える
次に、アプリの終了時の操作を少し変えます。ポイントは、フルスクリーンのウィンドウを開いたままアプリを終了することです。すべてのウィンドウを閉じてから終了するのではなく、フルスクリーン状態のまま終了してください。例えばSafariを使っている場合、終了前にタブをすべて閉じる必要はありません。空白のタブでもよいので、1つは開いたままにしておきましょう。具体的な手順は以下の通りです。
- アプリを開き、ウィンドウ左上の緑色のボタンをクリックしてフルスクリーンモードにします。
- アプリの使用を終えるときは、ウィンドウを閉じずにフルスクリーンモードのままにします。タブや一部のウィンドウを閉じても構いませんが、必ず1つは開いたままにしてください。
- フルスクリーンのウィンドウが開いた状態のまま、通常どおりアプリを終了します。メニューバーからの操作、ショートカットキー「Cmd + Q」、またはDockアイコンの右クリックのいずれかで終了できます。
- 次にアプリを起動すると、直接フルスクリーンモードで立ち上がります。
他のアプリにも同じ手順を適用すれば、それぞれがフルスクリーンで起動するようになります。
この方法が使えるアプリと使えないアプリ
このテクニックは、Safari、iTunes(ミュージック)、写真、App Storeなど、ほとんどの純正アプリで利用できます。また、SkypeやMicrosoft Office製品など、一部のサードパーティ製アプリでも同様に機能します。
ただし、フルスクリーンモード自体に対応していないサードパーティ製アプリもある点には注意が必要です。例えばPhotoshopは、フルスクリーンモードではなく、画面いっぱいにウィンドウを最大化するだけの動作になります。なお、メニューバーが隠れていれば、そのアプリがフルスクリーンモードになっていると判断できます。
各アプリごとにこの手順を実行する必要があるため、多少手間に感じるかもしれません。しかし、設定は一度行えば済むので、長期的に見れば十分に価値のある作業です。以降は何もしなくても、該当アプリが自動的にフルスクリーンで開くようになります。
ログイン時にアプリを自動起動させる
特定のアプリをMacのログイン時に自動的に起動するよう設定すれば、電源を入れたときからすぐに作業を始められます。例えば、仕事でMicrosoft OfficeやSafariを毎日使うなら、ログインと同時に立ち上がるようにしておくと便利です。ただし、スタートアップアプリが多いほど起動時間は長くなります。起動の待ち時間が気になる場合は、登録するアプリの数を絞り込むのがおすすめです。設定手順は以下の通りです。
- 「システム環境設定」>「ユーザとグループ」を開きます。
- 「ログイン項目」タブをクリックします。
- アプリ一覧の下にある「+」ボタンをクリックします。
- 追加したいアプリケーションを選択します。
- ウィンドウを閉じて完了です。
正しくシャットダウン・終了を行う
ここまでの設定を確実に機能させるには、Macのシャットダウンとアプリの終了を正しい方法で行うことも大切です。Macをシャットダウンする際、「ログイン時にウィンドウを再度開く」というオプションにチェックを入れておけば、シャットダウン前に開いていたアプリやウィンドウが、次回ログイン時にすべて復元されます。作業中の内容もそのまま引き継げるので、ぜひ活用しましょう。
もう1つ覚えておきたいのは、アプリの終了方法です。先述の通り、アプリを完全に閉じきらず、最低1つのウィンドウを開いたまま終了することが重要です。こうすることで、アプリは終了時と同じ状態で再起動し、中断した場所からすぐに作業を再開できます。この方法の大きなメリットは、設定を適用するアプリを自分で選べることです。フルスクリーン運用したいアプリだけに設定し、それ以外は従来どおりの使い方を続けることも可能です。
おまけのヒント:Macの動作が重くなってきたと感じたら、Macクリーニング・修復アプリを活用してジャンクファイルや不要データを削除しましょう。不要なファイルを整理することで、Macのパフォーマンスを最大限に引き出し、より快適な操作性を実現できます。
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