ChromeのPDFビューアが動かない?原因別の対処法を徹底解説
Google Chromeの便利な機能のひとつが、内蔵のPDFビューアです。サードパーティ製のPDFリーダーアプリを別途インストールする必要がなく、手軽にPDFファイルを閲覧できるのが大きな魅力です。
しかし、ChromeのPDFビューアが突然動かなくなったらどうすればよいのでしょうか。この記事では、PDFビューアで起こりやすいさまざまなトラブルと、それぞれの解決方法を詳しくご紹介します。
はじめに:Chromeをリセットしてみよう
複雑な対処法を試す前に、まずはChromeのリセットをおすすめします。所要時間はわずかで、これだけで問題が解決することもあります。手順は以下の通りです。
- Google Chromeを開きます。
- ブラウザ右上にある3点メニューをクリックします。
- 設定を選択します。
- 詳細設定メニューを開きます。
- 左側のメニューバーからリセットとクリーンアップを選択します。
- リセットとクリーンアップの項目で、設定を元のデフォルト値に戻すをクリックします。

- 設定をリセットボタンを選択します。

Chromeをリセットしても、ブックマークや保存済みのパスワードは削除されません。ただし、ピン留めしたタブ、閲覧データ、Cookieはすべて消去され、拡張機能もすべて無効化されるため、必要に応じて再度有効にする必要があります。
ChromeでPDFが読み込めないときの対処法
PDFファイルを開こうとしても、読み込み中のような黒い画面が表示されたままになることがあります。この場合、インターネット接続が不安定であるか、互換性のないサードパーティ製拡張機能が原因である可能性が高いです。
まずはChromeの設定を変更する前に、インターネット接続を確認しましょう。接続に問題がない場合は、PDFビューアの動作を妨げている拡張機能がないかチェックします。
不具合のある拡張機能を特定するには、シークレットモードを使います。右上の3点メニューから新しいシークレットウィンドウを選択するか、キーボードショートカットのCtrl + Shift + Nを押してください。
シークレットモードでPDFが正常に表示されるなら、原因はいずれかの拡張機能です。どの拡張機能が問題を引き起こしているか特定するには、すべての拡張機能を一度オフにしてから、1つずつ有効にしていきましょう。
拡張機能の一覧は以下の手順で確認できます。
- ブラウザ右上の3点メニューを選択します。
- その他のツール>拡張機能をクリックします。

- 有効な拡張機能の一覧が表示されます。スイッチを切り替えてオン/オフを変更でき、削除を選択すると完全にアンインストールできます。

クリーンアップツールを使う
シークレットモードでもPDFが開けない場合は、潜んでいるマルウェアが原因かもしれません。幸い、Chromeにはこうしたケースに対応できるマルウェアの検出・削除ツールが標準搭載されています。
クリーンアップツールの使い方は以下の通りです。
- 新しいタブを開きます。
- アドレスバーに「chrome://settings/cleanup」と入力し、Enterキーを押します。
- 検索ボタンをクリックしてスキャンを開始します。

- 処理が完了したら、通常モードでChromeからPDFファイルを開いてみてください。
PDFが正しく表示されないときの対処法
ChromeのPDFビューアでは、PDFファイルの描画に問題が発生することがあります。開いたPDFの文字が崩れていたり、画像が表示されなかったり、スクロールがカクついたりするケースです。
こうした問題は、Chromeのバージョンが古いことが原因の場合があります。Chromeは通常自動で更新されますが、手動で更新を開始することもできます。手順は以下の通りです。
- 右上の3点メニューをクリックしてChromeメニューを開きます。
- ヘルプをクリックします。
- Google Chromeについてを選択します。

- 利用可能な更新がある場合は、Chromeが自動的にインストールします。
キャッシュを削除する
それでもPDFの表示がおかしい場合は、ブラウザのキャッシュデータとCookieを削除してみましょう。キャッシュが破損していると、ChromeがPDFを正しく描画できなくなることがあります。
ローカルに保存されたキャッシュデータをすべて削除する手順は以下の通りです。
- Ctrl + Shift + Deleteキーを押して、Chromeの閲覧履歴データを消去する画面を開きます。
- 基本タブを選択します。
- 期間で全期間を選択します。
- Cookieと他のサイトデータおよびキャッシュされた画像とファイルにチェックを入れます。
- データを消去ボタンを選択します。

注意:この操作ですべてのブラウザCookieが削除されます。使用中のサイトのログイン情報を必ず控えておきましょう。
ハードウェアアクセラレーションをオフにする
PDFの表示が乱れる原因として、Chrome PDFビューアとグラフィックドライバーとの非互換性も考えられます。ハードウェアアクセラレーションはChromeのデフォルト機能ですが、無効にすることで描画の問題が解決する場合があります。
設定手順は以下の通りです。
- 右上の3点メニューをクリックしてChromeメニューを開きます。
- 設定をクリックします。
- ページ下部までスクロールし、詳細設定をクリックします。
- システムの項目で、使用可能な場合はハードウェアアクセラレーションを使用するのスイッチをオフにします。

ハードウェアアクセラレーションをオフにすると描画の問題は解決しますが、ウェブコンテンツの表示速度が低下する可能性があります。PDF関連の作業が終わったら、元に戻しておくことをおすすめします。
ChromeでPDFが開かずダウンロードされてしまうのを防ぐ方法
これは、ChromeのPDFビューアで最もよくある問題かもしれません。ダウンロード前にPDFの中身を確認したいのに、勝手にダウンロードが始まってしまうのは非常にストレスです。実はChromeには、PDFをプレビューせずにダウンロードするよう設定できる項目が標準で用意されています。
この設定は通常デフォルトで無効になっていますが、知らないうちに有効になっていたり、サードパーティ製アプリによって変更されたりしていることがあります。修正するには、PDFの自動ダウンロードを無効にしましょう。手順は以下の通りです。
- 右上の3点メニューをクリックしてChromeメニューを開きます。
- 設定をクリックします。
- プライバシーとセキュリティメニューを開きます。
- サイトの設定を選択します。
- 下にスクロールして追加のコンテンツの設定をクリックします。
- PDFドキュメントをクリックします。

- PDFをChromeで自動的に開く代わりにダウンロードするのスイッチをオフにします。

PDFのダウンロードをオフにしても、ChromeがPDFを表示せずにダウンロードするケースは残ります。これは、PDFをホストしているURLのContent-Dispositionヘッダーが「Attachment」に設定されている場合に起こります。つまり、サーバー側でダウンロードするよう指示されているため、ユーザー側ではどうにもできません。
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