WindowsでSpotifyのインストールエラーコード53を解決する4つの方法
Spotify(スポティファイ)は、あらゆるジャンルの5,000万曲以上の楽曲にアクセスできる音楽ストリーミングプラットフォームです。お気に入りのアーティスト、アルバム、ラジオ局、さらには友人のコレクションをブラウズしながら、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど、さまざまなデバイスで自分に合った音楽やポッドキャストを見つけることができます。

Spotifyを利用するには、使用しているデバイスにアプリケーションをインストールする必要があります。しかし、コミュニティやテクニカルサポートには、インストール時のトラブルが何度も報告されています。中でも特に多いのが、「インストーラーが不明なエラーに遭遇しました(The installer encountered an unknown error)」というメッセージとともに表示されるエラーコード53です。

このエラーは、Spotify公式サイトからインストールを行う際(Webインストール)に発生します。ダウンロードしたWebインストーラーファイルSpotifySetup.exeを実行すると、コアインストーラーファイル(SpWebInst0.exe)のダウンロードが始まり、デフォルトでは%AppData%\Spotifyに保存されます(Spotify側の方針により、ユーザーが任意のディレクトリを指定してインストールすることが許可されていないためです)。ダウンロードが完了するとSpotifySetup.exeがこのファイルを実行しようとしますが、そこでエラー通知とともに失敗します(上記画像参照)。さらに「OK」をクリックすると、Webインストーラーは%AppData%\Spotifyフォルダごと内容を削除してしまいます。
WindowsでSpotifyインストールエラーコード53が発生する原因とは?
コミュニティサポートに寄せられたユーザーのフィードバックを分析した結果、このエラーはさまざまな要因で発生しうることがわかりました。例えば、システムフォルダのアクセス権限を変更するような操作や、アンチウイルスソフトやWindows Updateのようにシステム変更を伴うプログラムなどが考えられます。ただし技術的には、ほとんどの場合これらが直接の原因ではありません。
したがって、エラーの主な原因は次の2つのいずれか(あるいは両方)である可能性が高いです。
- アクセス権限の制限: %AppData%フォルダに対するWindowsのアクセス権限制限やグループポリシーが原因となることがあります。%AppData%はWindowsアプリケーションやシステムファイルのランタイムデータを格納する隠しフォルダであり、保存場所の権限から読み書きの権限まで、さまざまな制限が影響する可能性があります。
- ストレージ容量不足: Cドライブ(Windows OSの標準ドライブ)の空き容量不足もこのエラーの原因になり得ます。
正直に言えば、近年はストレージも安価になっているため、容量不足が原因となるケースは少ないでしょうが、可能性は低いものの一因として挙げられます。本来、Spotifyが任意の場所へのインストールを許可していればどちらの問題も簡単に解決できますが、方針上それができないため、実際に効果があったと報告されている解決策を以下に紹介します。
注意: 作業を始める前に、Spotifyがすでにインストールされていないか確認してください。以下の手順で事前にチェックできます。
- スタートをクリックし、検索バーに「コントロールパネル」と入力します。
- 検索結果からコントロールパネルをクリックします。

- プログラムのカテゴリから「プログラムのアンインストール」をクリックします。

- コントロールパネルウィンドウ右上の検索バーに「Spotify」と入力します。結果が表示された場合は、ダブルクリックしてアンインストールしてください。表示されなければ、そのまま解決策へ進めます(下の画像のように、Spotifyの検索結果は出ないはずです)。

解決策1:隠しRoamingフォルダ内のSpotifyフォルダを移動する
最初におすすめしたいのがこの方法です。エラー53の問題を解決できたという報告が非常に多く、Windows 7からWindows 10 Proまで幅広く対応しています。仕組みとしては、SpotifySetup.exeが%AppData%ディレクトリに変更を加えられるようにすることで問題を回避します。システムアプリケーションやファイルへの影響はありません。
- Spotify公式サイトからWebインストーラーファイルをダウンロードします。
- SpotifySetup.exeを通常どおり実行します。これまでと同じく「エラーコード53」で失敗しますが、心配いりません。まだランチャーは閉じないでください。

- スタートボタンまたはキーボードのWindowsキーを押し、検索バーに「隠しファイル」と入力します。

- 検索結果から「隠しファイルの表示」をクリックします。設定ウィンドウが開くので、「隠しファイルとシステムファイルを表示するように設定を変更する」の項目にある「設定の表示」をクリックします。

- 新しいウィンドウに多数のオプションが表示されます。「隠しファイルと隠しフォルダ」の項目で「すべてのファイルとフォルダーを表示する」を選択し、同じウィンドウ内で「適用」→「OK」の順にクリックします(ウィンドウは自動的に閉じます)。

- Windows + Eキーでエクスプローラーを開き、アドレスバーに以下を入力します。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming
「Spotify」という名前のフォルダを見つけて切り取ります(必ず切り取りです。コピーではありません)。

- 続いて、アドレスバーに以下を入力します。
C:\Users\<ユーザー名>
そして、この場所にSpotifyフォルダを貼り付けます。

- エラーが表示されているランチャーに戻り、「再試行(Retry)」をクリックします。今度は正常に動作するはずです。もし反応がない場合は、移動したSpotifyフォルダを開き、SpotifyLauncher.exeを右クリックして「管理者として実行」を選択します。次に「はい」をクリックすれば動作するはずです。
10人に1人程度、この方法で解決できなかったという報告もあります。その場合は、フル版のオフラインSpotifyインストーラーをダウンロードしてください。ダウンロード先から実行すればよく、インストール先の指定手順は上記とまったく同じです。
解決策2:AppDataディレクトリからProgram Filesディレクトリへ移動してインストールする
上記の方法で解決しなかった場合でも心配いりません。原因としては、WindowsのグループポリシーがSpotifyLauncher.exeによる変更をブロックしている可能性が考えられます。これは、%AppData%から%ProgramFiles%などの別のディレクトリへ管理先を完全に変更することで対処できます。手順は以下の通りです。
- 最初の2ステップは同じです。Spotify Webインストーラーをダウンロードして実行し、エラー通知が表示されたら以下に進みます。繰り返しになりますが、ランチャーは閉じないでください。
- スタート(画面左下)を押し、「cmd」と検索します。
- cmdを管理者権限で実行します(右クリックして「管理者として実行」を選択)。

- コマンドプロンプト(黒い画面のウィンドウ)が開いたら、以下を入力します。
cmd /k move "%AppData%\Spotify" "%ProgramFiles%" (32ビット版Windowsの場合) cmd /k move "%AppData%\Spotify" "%ProgramFiles(x86)%" (64ビット版Windowsの場合)
入力後、キーボードのEnterキーを押します。

- コマンドプロンプトウィンドウにエラーや警告が表示されていないか確認します。問題なければウィンドウを閉じ、ランチャーからインストールを再試行します。これで正常に動作するはずです。
解決策3:Windowsセーフモードでインストールする
それでも問題が解決しない場合は、Windowsセーフモードでインストールするのが最もシンプルな方法です。セーフモードは、Windowsが正常に動作しない原因を突き止めるためのトラブルシューティング環境として設計されています。今回はその利点を活かし、余計な常駐プログラムの干渉を受けない安全な環境でSpotifyをインストールします。
- セーフモードでWindowsを起動し、前述の方法と同じくSpotify Webインストーラーを実行します。

- インストールが完了したら、コンピュータを再起動して通常のWindowsモードで起動します。これで問題は最終的に解決されるはずです。
解決策4:Windowsを初期化(リセット)する
上記のいずれの方法でも解決できない場合(すべての方法が有効と報告されているため、これはかなり稀ですが)、システム内で何らかの予期せぬ動作がインストールを妨げている可能性があります。ウイルスが原因かもしれないし、プリインストールされたプログラムがシステム権限に干渉しているかもしれません。いずれにせよ、この方法で問題は確実に解決できます。ただし、すべてのアプリケーションを再インストールする必要がある点には注意してください。Windowsのリセットは、シンプルな手順で実行できます。
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