コンピュータのメンテナンス
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> コンピュータのメンテナンス

暗号通貨を安全に保管・取引するための必須ガイド|知っておきたい詐欺リスクと対策

2008年の世界的な金融危機をきっかけに、暗号通貨が誕生しました。この新しい仕組みは、政府や銀行といった第三者の管理や手数料を介さずに、人々が自らの資産を自由に管理できるようにすることを目的としていました。

「サトシ・ナカモト」という仮の名前を名乗る個人(あるいはグループ)が、「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P電子キャッシュシステム)」というホワイトペーパーを作成・公開しました。今日に至るまで、ナカモトの正体は謎のままですが、ナカモトが知人へビットコインを送金したことが、史上初のデジタル通貨誕生の瞬間となりました。

暗号通貨投資家は、特にコロナ禍において、オンライン詐欺による深刻な被害に直面してきました。ここでは、暗号通貨の保管・取引における主なリスクと、それらから身を守るための具体的な対策を詳しく解説します。

暗号通貨に関わる主な詐欺の手口

偽ICO(イニシャル・コイン・オファリング)

ICOとは、スタートアップや既存企業が法的手続きを介さずに資金調達を行う方法の一つです。暗号通貨関連企業の中には、エアドロップを利用してコミュニティを形成し、SNSの投稿を共有したり「いいね」を押したりしたユーザーに報酬を配るプラットフォームを運営するケースがあります。しかし、こうしたICOの多くは実在しないプロジェクトであり、参加した投資家は貴重な資金を失うことになりかねません。

クリプトフィッシング(暗号通貨フィッシング)

サイバー犯罪者は、正規のSNSアカウントやウェブサイトを巧妙に偽装し、URLを書き換えることで、訪問者が本物のサイトとやり取りしていると信じ込ませます。これが「クリプトフィッシング」と呼ばれる手法です。

2018年12月には、暗号通貨ウォレット「Electrum」がフィッシング詐欺の標的となり、約100万ドル相当が盗まれる事件が発生しました。犯罪者は悪意のあるサーバーを構築してユーザーを誘導し、そこで秘密鍵などの情報を入力させました。ユーザーは気づかないうちに全資産のコントロールを犯罪者へ渡してしまったのです。さらにこの詐欺では偽のウォレット更新ファイルも配布されており、ダウンロードしたユーザーのデバイスにはマルウェアが侵入しました。

クリプトランサムウェア

クリプトランサムウェアは、ハッカーが暗号通貨ウォレットの保有者から金銭を巻き上げるために使うマルウェアです。攻撃者はウォレットやアカウントへアクセスするためのデバイスを暗号化し、復号キーと引き換えに身代金を要求します。隠密裏に動作するフィッシングやクリプトジャッキングとは異なり、ランサムウェアは画面上にメッセージを大胆に表示し、ショックと恐怖心理を利用して支払いを迫ってくるのが特徴です。

ウォレットを守るための3つの対策

1. 安全なメールサービスを利用する

セキュリティ対策が万全なメールサービスを使えば、送受信したメールを読める相手を限定できます。暗号化されていないメールを送信すると、傍受された場合にハッカーへ内容を丸見えにしてしまう危険があります。一方、エンドツーエンド暗号化されたメールであれば、復号キーを持つ本人だけが内容を確認できます。大切な情報を守るためにも、信頼できるメールサービスを選びましょう。

2. VPNを活用する

VPN(仮想プライベートネットワーク)は、オンライン取引の匿名性を高める優れたツールです。VPNを利用すればIPアドレスと位置情報が隠されるため、第三者に個人情報を特定されるリスクが大幅に減ります。特に、公共のWi-Fiネットワーク経由で資産へアクセスしたり取引を行ったりする場面では、欠かせない防御策といえます。

3. マルチシグネチャ(マルチシグ)アドレスを設定する

マルチシグネチャ(マルチシグ)アドレスとは、1件の暗号通貨取引の承認に複数の鍵を必要とする仕組みです。取引に必要な鍵を複数箇所で別々に管理することで、セキュリティを大きく向上させられます。自分以外に鍵を預かる協力者が必要になりますが、あなた自身の鍵がなければ誰も取引を実行できないため、他人による不正な送金や詐欺を防げます。

まとめ

暗号通貨の取引や保管を取り巻く環境は、あらゆる手口でコインを奪おうとする詐欺師の存在により、決して安全とは言えなくなっています。本記事で紹介した対策と健全な疑い心を組み合わせて、しっかりと自己防衛を心がけましょう。「怪しい」と感じたら距離を置くこと。特に、あり得ないほどの利益を謳うメールには十分注意してください。

  1. モバイル版Teamsを最大限に活用するための5つのヒントとコツ

    チャットからチャネル、さらにドキュメントやファイルのやり取りまで、在宅勤務の生活においてモバイル版Teamsでやるべきことは実にたくさんあります。そこで今回のMicrosoft Teamsシリーズでは、iOS版・Android版のTeamsを最大限に活用するためのおすすめのヒント&コツを5つご紹介します。 ヒント1:Cortana(コルタナ)を活用する 最初のヒントはとてもシンプルなものです。普段はタップやスワイプでTeamsを操作している方も多いと思いますが、iOS版・Android版のTeamsが音声アシスタント「Cortana」に対応していることをご存じでしょうか?Cortana

  2. 【保存版】Microsoft Edgeを最大限に活用するための10のヒントとコツ

    新しいMicrosoft Edgeブラウザには多くの魅力がありますが、まだ使い慣れていない方も多いのではないでしょうか。偶然Edgeのアイコンをクリックして起動しただけという方も、このブラウザを使い続ける理由はたくさんあります。新しいEdgeはGoogle Chromeと同じエンジンをベースに構築されており、旧バージョンのEdge(レガシー版)と比較して、より最適化され、モダンで高速な動作を実現しています。 では、EdgeをメインのWebブラウザとして活用するにはどうすればよいのでしょうか。今回は、Edgeを最大限に使いこなすためのおすすめのヒントとコツ10選をご紹介します。Microsof