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Macで「この書類を自動保存できません」エラーが出る原因と対処法4選

macOSの自動保存(オートセーブ)機能は非常に便利です。Command(⌘)+ Sキーや「ファイル」→「保存」を操作しなくても、作業中の書類への変更が随時記録されるため、アプリが突然フリーズしたり強制終了したりしても、作業の進捗を失う心配がありません。ファイルを閉じるときも、明示的に保存しなくても変更内容が反映されます。

では、自動保存がうまく機能しなくなったらどうなるのでしょうか?

残念ながら、自動保存は完璧な機能ではありません。「Macで書類を保存しようとすると『自動保存できません』というエラーが出る」という報告が数多く寄せられており、その多くはmacOSの内蔵アプリで発生しています。このバグの歴史は約10年に及び、特定のmacOSバージョン固有の問題ではなく、macOSの中核部分に潜む問題であることを示しています。

このエラーに見舞われたユーザーの一部は、データ損失という被害を受けています。特に深刻なのは、自動保存が機能していないことに気づかないまま書類を閉じてしまい、すべての変更を失ったケースです。通常、macOSは自動保存が失敗してもユーザーに通知しませんが、まれに「書類を自動保存できませんでした」というポップアップが表示されることがあります。

ワンポイントアドバイス:システムトラブルや動作の遅延を引き起こす可能性のある、ジャンクファイル・有害なアプリ・セキュリティ上の脅威を、あらかじめMacでスキャンして確認しておきましょう。

「自動保存できません」エラーの意味とは

このエラーはかなり前から存在しており、macOS Lionなど古いバージョンのMac OS Xに関する報告もあります。ユーザーは、本来なら自動的に保存されるはずの変更を書類に加えた直後に、このエラーメッセージを目にすることが多いようです。

しかし実際には保存は行われず、次のような通知が表示されます。

この書類を自動保存できません。
問題が解決されるまで、変更内容は保存されません。書類を複製するか、変更内容を破棄して閉じてください。

その他にも、以下のようなバリエーションが報告されています。

  • この書類を自動保存できません。ファイルが存在しません。
  • この書類を自動保存できません。最新の変更内容が失われる可能性があります。

このダイアログには選択肢がほとんど用意されておらず、OKボタンでポップアップを閉じることしかできません。しかも、何が起きたのか、何がエラーの原因なのかさえ説明がないため、多くのユーザーが途方に暮れてしまいます。先述のとおり、このエラーはTextEditやKeynoteといったmacOS内蔵アプリを中心に発生します。

また、発生条件には個人差があり、極端に大きなファイルを扱っているときだけエラーが出るユーザーもいれば、多数の書類を同時に開いているときに発生するユーザーもいます。

Macで「自動保存できません」エラーが表示される場合、Appleのサンドボックス機構に関する権限の問題が起きていることを意味します。サンドボックス化されたアプリとOSとの間で、ファイルへの書き込みをめぐって衝突が起きているのです。サンドボックス化されたアプリとは、App Storeから配信されているアプリのことで、Apple純正アプリ(無料版・有料版の両方)も含まれます。これらのアプリには、ユーザーのプライバシーとセキュリティを高めるためにさまざまな制限が課されており、実行できるタスクやアクセスできるファイルが限定されています。

macOSアプリで「自動保存できません」エラーを修正する方法

このエラーは、ファイルの進捗をすべて失ってしまうと深刻な問題になります。Keynoteで50枚以上のスライドを作り込み、自動保存されていると思い込んでファイルを閉じたら、すべての作業が消えてしまった――そんな悲劇も現実に起こり得ます。

Macで書類保存時に「自動保存できません」バグが表示された場合は、以下の方法を順番に試してみてください。

解決策1:「最近使った項目」メニューをクリアする

このバグの原因を見つけ出したユーザーたちのおかげで判明した、おそらく最も効果的な解決策です。まずはこの方法を試してみましょう。大量のファイルを扱っていたり、巨大なファイルを編集していたりすると、自動保存用のスロットを使い切ってしまうことがあります。「最近使った項目」の履歴を消去して権限をリフレッシュし、自動保存のためのスロットを確保しましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 問題が発生しているアプリを開きます。
  2. 画面上部のメニューから「ファイル」→「最近使った項目を開く」を選択します。このアプリで最近開いたファイルの一覧が表示されます。
  3. リストの一番下までスクロールし、「メニューを消去」をクリックします。

リストを削除したら、もう一度ファイルを保存してみて、自動保存が復活しているかどうかを確認してください。

解決策2:ファイルを複製する

何らかの理由で最初の方法がうまくいかない場合は、書類を新しいファイルに複製し、そちらを保存する方法を試してください。この方法自体はエラーを根本的に解決するものではありませんが、データを失うことなくファイルを保存するための有効な回避策になります。

ファイルを複製するには、上部メニューの「ファイル」→「複製」を選択します。ショートカットキーのShift + Command + Sでも同じ操作が可能です。複製されたファイルを開いて保存しましょう。

どうしても複製操作に抵抗がある場合は、従来どおり書類の内容をすべてコピー&ペーストして新規ファイルに貼り付ける方法でも代用できます。

解決策3:破損したファイルをチェックする

このエラーは、作業中の書類内のデータ破損が原因で発生することもあります。たとえば、Numbersの特定のタブや列が破損していると、このエラーがトリガーされることがあります。その場合は、破損していないデータだけを新しいファイルにコピーして保存すればOKです。破損したデータは新しいファイルには引き継がれないので安心してください。

あわせて、Mac内にある破損ファイルを削除しておくのもおすすめです。最適化アプリを使えば、ジャンクファイルや潜在的な問題を一括で検出・除去できます。

解決策4:自動保存を無効にする

macOSではデフォルトで自動保存が有効になっており、ユーザーが手軽にファイルを保存できるようになっています。しかし、自動保存に頼らず手動で保存したい場合は、システム環境設定から変更できます。手順は以下のとおりです。

  1. Appleメニュー →「システム環境設定」を開きます。
  2. 「一般」をクリックします。
  3. 「書類を閉じるときに変更内容を保持するかどうかを尋ねる」にチェックを入れます。
  4. ウィンドウを閉じて設定を反映させます。

この設定を行うと、ファイルを閉じるたびに保存確認のダイアログが表示されるようになり、変更内容を保存するかどうかを自分で判断できるようになります。自動保存による意図しない上書きやデータ消失を防ぎたい方におすすめの方法です。

まとめ

自動保存は、正常に機能していこそ価値のある便利な機能です。もし自動保存が動作していない、あるいはMacで「自動保存できません」エラーが頻発している場合は、本記事で紹介した4つの対処法を試してみてください。大切な作業データを守るためにも、日頃からこまめな手動保存を心がけることも忘れずに。

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