Windows 11で破損したExcelファイルを復元する3つの方法【初心者向け完全ガイド】
Microsoft製アプリケーションの代表格であるExcelも、他のソフトウェアと同様に不具合が皆無とは言えません。作業中に突然ファイルが破損し、大切なデータが失われてしまった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、ソフトウェアのトラブルで破損したExcelファイルでも、適切な手順を踏めば復旧できる可能性は十分あります。この記事では、Windows 11で破損したExcelファイルを復元するための3つの方法をわかりやすく解説します。
方法1:TMPファイルから復元する
破損したExcelファイルの復元を試みる際、まず最初に確認したいのがTMP(テンポラリ)ファイルです。Excelでは作業中のファイルの進行状況が自動的に保存されており、万が一アプリがクラッシュしても、内蔵の回復機能が働く仕組みになっています。まずは、一時ファイルが保存されているMicrosoft Officeフォルダを開きましょう。Windows 11の場合、以下のパスにあります。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Office\Unsaved Files\
このフォルダ内で、ファイル名が「$」または「~」で始まり、拡張子が「TMP」となっているファイルを探します。復元したいTMPファイルをコピーして新しいフォルダに貼り付けたら、拡張子を「TMP」から「XLS」へ変更してください。その後ファイルを開いて保存すれば、通常どおり使用できるようになります。
方法2:「以前のバージョン」機能から破損ファイルを復元する
Windowsに標準搭載されている「以前のバージョン」機能を活用するのも、非常に効果的な手法として知られています。まずMS Excelを起動して新しいスプレッドシートを作成し、破損したファイルと同じ名前で保存します。次に、対象のExcelファイルを右クリックして「プロパティ」を選択します。プロパティ画面内の「以前のバージョン」タブを開き、表示されている最新のバックアップコピーを選択して復元を実行しましょう。
方法3:データ復元ソフトを使用する
上記の2つの方法で解決できない場合は、専用のデータ復元ソフトウェアの利用を検討しましょう。ここでは定番の「EaseUS Data Recovery Wizard」を例に紹介します。この種のソフトを使えば、削除・破損・フォーマットされたExcelファイルを復元できます。まずは公式サイトからソフトをダウンロードしてデバイスにインストールしてください。
インストール後、失われたファイルが含まれていると思われるドライブやフォルダを選択して「スキャン」をクリックします。スキャン時間を短縮したい場合は、上部の「フィルター」でExcelを選択するか、「.xls」「.xlsx」で検索すると効率的です。スキャン結果が表示されたら、ファイルをダブルクリックして内容をプレビューで確認し、必要なファイルを選択して「復元」をクリックすれば完了です。
復元後のトラブルシューティング
復元したファイルが開かない場合の対処法
ファイルの復元自体は完了しても、復元先のファイルが正常に開かないケースがあります。そんなときは、以下の手順を試してみてください。
まず、空白の新規Excelシートを開きます。「ファイル」→「開く」と進み、破損ファイルが保存されているフォルダを選択します。「開く」ダイアログ内で対象ファイルを選び、「開く」ボタンのドロップダウンメニューから「開いて修復する」→「修復」を選択してください。これでデータのほとんどが復元されるはずですが、それでもうまくいかない場合は「データの抽出」をクリックしましょう。
別の形式で保存して復元する方法
もうひとつの有効な手段として、破損ファイルを別の形式で保存し直す方法があります。可能であれば破損ファイルを開き、「名前を付けて保存」を選択します。ファイル形式を「Webページ」に変更して保存してください。その後、新しく保存したファイルをExcelで開き、問題なく復元されていることを確認できたら、再度「名前を付けて保存」で形式を「.xls」または「.xlsx」に戻します。
なお、形式を戻す際にはファイル名も変更しておくことをおすすめします。破損した元のファイルがまだデバイス上に残っている場合、両者を混同してしまう恐れがあるためです。
破損したExcelファイルからデータだけを取り出す方法
状況によっては、ファイル全体ではなく、破損したExcelファイルから必要なデータのみを取り出したいケースもあります。その場合、破損ファイルを開けるのであれば、シート見出しを右クリックして「すべてのシートを選択」し、シートタブをコピーします。続いて新しいブックを作成し、「コピーを作成する」オプションにチェックを入れて貼り付けましょう。
もしExcelファイル自体が開けない状況であれば、計算方法の設定を「自動」から「手動」に変更してみてください。これにより、破損ファイルが開ける可能性があります。
本ガイドが、Windows 11で破損したExcelファイルの復元にお悩みの方にとって、実用的な解決策となれば幸いです。
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