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知らないうちに通信量が減っている?Windows 10が帯域幅を浪費する4つの原因と対策

Windows 10は、2015年の登場以来、接続性と相互運用性を重視した大きな変化をもたらしました。インターネット時代のために設計されたOSである以上、帯域幅の消費は避けられません。

しかし、ユーザーが気づかないうちに、Windows 10は貴重なインターネット帯域幅を浪費していることがあります。放置すると通信速度の低下や、モバイル回線利用時の追加料金につながる恐れもあります。本記事では、Windows 10が帯域幅を消費する主な4つの要因と、それぞれの具体的な対策をわかりやすく解説します。

1. ピアツーピア(P2P)によるアップデート配信

Microsoftは、Windows 10をできるだけ多くのデバイスへ迅速に配布するため、すでにOSがインストール済みのPC同士をつなぐ仕組みを採用しています。そのため、お使いのPCがMicrosoftの中央サーバーではなく、他のユーザーのPCからアップデートファイルを取得したり、逆に他のユーザーへファイルを配布したりすることがあります。これは「ピアツーピア(P2P)ダウンロード」と呼ばれる方式で、BitTorrentなどで使われているのと同じ技術です。

サーバーへの負荷が集中する時間帯には有効な仕組みですが、回線速度やデータ容量に上限がある環境では、配信側に回った瞬間にあっという間に帯域を消費してしまいます。この機能をオフにする手順は以下の通りです。

知らないうちに通信量が減っている?Windows 10が帯域幅を浪費する4つの原因と対策
  1. タスクバーの検索ボックスに「Windows Update の設定」と入力して開きます。
  2. 詳細オプション」→「更新プログラムの配布方法を選択する」の順にクリックします。
  3. 「複数の場所からの更新プログラムのダウンロードを許可する」のトグルをオフにします。

なお、同一のローカルネットワーク内にアップデートが必要なPCが複数ある場合は、トグルをオンにしたまま「ローカルネットワーク上のPC」のみを許可する設定がおすすめです。こうすれば、インストールファイルをインターネットから一度ダウンロードするだけで、あとはLAN内で共有できるため、外部への帯域消費を抑えられます。

2. Windows 7/8.1でのWindows 10予約ダウンロード

Windows 10のユーザーベース拡大を急いでいた時期のMicrosoftは、旧バージョンのWindowsを使っているPCに対しても、自動更新の仕組みを通じて約3GBものWindows 10インストールファイルを事前にダウンロードさせることがありました。許可を求めずに実行されるため、気づかないうちに帯域を大きく消費していたケースも少なくありません。

知らないうちに通信量が減っている?Windows 10が帯域幅を浪費する4つの原因と対策

設定を確認・変更する手順は以下の通りです。

  1. 「Windows Update」を検索して開きます。もしWindows 10のダウンロードが進行中であれば、「ダウンロードの停止」をクリックしましょう。
  2. 設定の変更」を開き、「推奨される更新プログラム」セクションにある「重要な更新プログラムと同様に推奨される更新プログラムも提供してください」のチェックを外して「OK」をクリックします。
知らないうちに通信量が減っている?Windows 10が帯域幅を浪費する4つの原因と対策
  1. Windows Updateの画面に戻り「更新プログラムのチェック」を実行し、「利用可能なすべての更新プログラムを表示」→「オプション」カテゴリを開きます。
  2. Windows 10へのアップグレード…」という項目のチェックを外し、右クリックして「更新プログラムの非表示」を選択します(管理者権限が必要な場合があります)。

これで、オプション更新のインストール時にWindows 10のパッケージが勝手にダウンロードされることはなくなります。

3. OneDriveの同期転送

OneDriveは、MicrosoftがWindows 10と強く連携させて推進してきたクラウドストレージサービスです。外出先からファイルへアクセスできる利便性がある一方、指定フォルダ内のファイルが自動でアップロード・ダウンロードされるため、放置すると数GB単位の通信が発生することもあります。

知らないうちに通信量が減っている?Windows 10が帯域幅を浪費する4つの原因と対策

帯域の使用量に上限を設けるには、以下の手順で設定します。

  1. タスクトレイのOneDriveアイコンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. ネットワーク」タブを開きます。
知らないうちに通信量が減っている?Windows 10が帯域幅を浪費する4つの原因と対策
  1. アップロードとダウンロードそれぞれのトグルを「制限する」に切り替え、最大速度(kB/秒)を指定します。

適切な数値は契約回線の速度によって異なるため、値を変えながら試行錯誤し、快適さと通信量のバランスが取れるポイントを見つけるのがおすすめです。

4. その他のアプリによる帯域消費

OneDriveには通信量の制限機能がありますが、すべてのアプリが同様の設定を備えているわけではありません。NetBalancerなどのサードパーティ製ツールでアプリごとの通信を監視・管理する方法もありますが、Windows標準のPowerShellを使えば、追加ソフトなしで特定アプリの帯域を制限できます。

知らないうちに通信量が減っている?Windows 10が帯域幅を浪費する4つの原因と対策
  1. 検索ボックス(Windowsキー + Q)に「PowerShell」と入力し、「Windows PowerShell」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  2. 制限したいアプリの実行ファイル名(.exe)を確認します。ここでは例としてCortana(SearchUI.exe)を対象にします。
  3. 以下のコマンドを入力して、QoS(サービス品質)ポリシーを作成します。「-Name」と「-AppPathNameMatchCondition」の値は環境に合わせて変更してください。
New-NetQosPolicy -Name CortanaBandwidth -AppPathNameMatchCondition SearchUI.exe -IPProtocolMatchCondition Both -NetworkProfile All -ThrottleRateActionBitsPerSecond 5000000

「-ThrottleRateActionBitsPerSecond」の値を変更すれば制限速度を調整できます。上記の例では5Mbpsに制限されます。

作成したポリシーを確認するには:

Get-NetQosPolicy -Name CortanaBandwidth

ポリシーを削除して制限を解除するには:

Remove-NetQosPolicy -Name CortanaBandwidth

帯域幅を取り戻そう

GIFが飛び交うSNSのタイムラインも、高画質のYouTube動画も、私たちが日頃楽しんでいるインターネットコンテンツは、かつてないほど大きなファイルサイズになっており、帯域幅の管理はますます重要になっています。

だからこそ、Windows 10が必要以上に通信量を消費していないかを確認しておくのは賢明です。ほんの数分の設定見直しだけで、意図しない帯域の浪費を防げます。月間のデータ上限に達して後悔する前に、ぜひ一度チェックしてみてください。

Windows 10の帯域浪費を防ぐコツをお持ちの方は、ぜひコメント欄で教えてください。他のユーザーの悩み解決につながるかもしれません。

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