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動作が重くなったMacを蘇らせる!macOS再インストールの完全ガイド

Windowsユーザーの多くは、何らかのタイミングでOSを再インストールした経験があるでしょう。しかし、Macユーザーにとってはあまり一般的な作業ではありません。古いMacを新品同様にする方法は再インストール以外にもいくつかありますが、macOSの再インストールは状況によって非常に有効な手段となります。

大きなトラブルが発生してまっさらな状態から始めたい場合や、Macを売却・譲渡する前に初期化したい場合でも、macOSの再インストールは比較的簡単なプロセスです。この記事では、その手順を詳しく解説します。

注意:この記事では、OS X 10.7 Lionが動作する2012年半ばのMacBook Proを使用し、最終的にmacOS High Sierraまでアップグレードしました。お使いの環境によっては、画面や手順が多少異なる場合があります。

始める前に:必ずバックアップを!

おそらく、このMacはしばらく使用していて、個人的なデータが保存されているはずです。macOSを再インストールすると、システム上のすべてのデータが消去されるため、事前のバックアップが不可欠です。バックアップの前に、使っていない古いファイルを削除して容量を確保しておくとよいでしょう。

最も簡単なバックアップ方法は、Apple純正の「Time Machine」を使うことです。利用には外付けハードディスクが必要です。

Time Machineを使いたくない場合や外付けハードディスクがない場合は、サードパーティ製のバックアップソフトを検討しましょう。クラウドバックアップを提供しているサービスなら、追加のストレージは不要です。ただし、クラウドバックアップはほとんどの場合、有料サブスクリプションが必要です。

ファイルの量が少ないのであれば、重要なファイルだけをGoogle Driveなどのクラウドストレージに同期するのも一つの方法です。あるいは、重要なフォルダをUSBメモリにコピーするのもよいでしょう。

どの方法を選ぶにせよ、このプロセスでMac上のすべてのデータが消去されることを忘れないでください。

アプリからサインアウトする

作業を進める前に、Mac上の各アプリからサインアウトしておきましょう。Adobe Creative Cloudなどのサービスでは、インストールできる台数に制限があるため、初期化するシステムにライセンスを消費しないよう、事前にサインアウトしておくことが大切です。

iTunesからサインアウトするには、iTunesを開いて「アカウント > サインアウト」を選択します。iMessageからサインアウトするには、「メッセージ」を開いて「メッセージ > 環境設定」を選択し、左サイドバーでアカウントを選んで「サインアウト」をクリックします。

最後に、iCloudからは「システム環境設定 > iCloud」にアクセスして「サインアウト」を選択しましょう。

ステップ1:リカバリーモードで起動する

昔は、Macに付属していたDVDからOSを再インストールできました。しかし、最近のMacには光学ドライブがないため、内蔵の「リカバリーモード」を使用します。この方法は、OS X 10.7 Lion以降が動作するすべてのMacで利用可能です。

Macをシャットダウンします。「Cmd + R」キーを押しながら電源を入れます。Appleロゴが表示されるまでキーを押し続けてください。しばらくすると、「macOSユーティリティ」(または「OS Xユーティリティ」)の画面が表示され、いくつかのオプションが選べます。

これがうまくいかない場合(筆者の環境ではAppleロゴでフリーズしました)、代わりに「インターネットリカバリー」モードを起動する必要があります。これは、ハードディスク上のパーティションではなく、インターネットからリカバリー環境を読み込むものです。起動時に「Cmd + Option + R」を押し続けてください。Appleロゴの代わりに、回転する地球儀が表示されます。

Wi-Fiネットワークに接続していない場合は接続します。その後、リカバリー環境のダウンロードが完了するまでしばらく待ちます。言語を選択すると、リカバリーモードに入れます。

なお、インターネットリカバリーモードを使用すると、以前使用していたバージョンとは異なるバージョンのmacOSがインストールされる場合があります。筆者の場合、Lionから始めたにもかかわらず、Mavericksがインストールされました。

ステップ2:ディスクを消去する

注意:データを消さずにmacOSを再インストールしたいだけなら、このステップはスキップして、下記の「macOSを再インストールする」に進んでください。

OSを正しく再インストールするには、まずディスクを消去する必要があります。メニューから「ディスクユーティリティ」を選択します。

次に、左サイドバーから内蔵ハードディスク(通常は「Macintosh HD」と表示されています)を選択します。右側の「消去」タブに切り替えます。「フォーマット」が「Mac OS拡張(ジャーナリング)」に設定されていることを確認してください。名前はデフォルトの「Macintosh HD」のままで問題ありません。

「消去」をクリックして操作を確認します。完了したら、macOSのクリーンインストールの準備は完了です。「Cmd + Q」を押してディスクユーティリティを終了します。

ステップ3:macOSを再インストールする

「macOSユーティリティ」の画面に戻ったら、「macOSを再インストール」(または「OS Xを再インストール」)を選択します。「続ける」をクリックすると、Appleがお使いのコンピュータがOSをインストールできるかどうかを確認します。この過程でApple IDの入力を求められる場合があります。

ライセンス契約に同意し、インストール先のハードディスクを選択します。「インストール」をクリックしてプロセスを開始します。コンピュータのスペック(およびインターネットリカバリー使用時は回線速度)によっては、時間がかかります。

「ようこそ」画面が表示されれば、Macは工場出荷時の状態に戻っています。Macを売却または譲渡する場合は、この時点で「Cmd + Q」を押してください。シャットダウンを求めるプロンプトが表示されるので、次の所有者が後でセットアップを進められます。

自分で使い続ける場合は、次の初期設定に進みましょう。

ステップ4:macOSを初期設定する

「ようこそ」画面で地域を選択し、「続ける」をクリックします。

次に、キーボードレイアウトを確認して「続ける」をクリックします。その後、ワイヤレスネットワークに接続します(必要に応じて、このステップはスキップして後で設定することも可能です)。

続けると、「このMacに情報を転送」の画面が表示されます。ここで「Mac、Time Machineバックアップ、または起動ディスクから」を選択すると、事前にバックアップしたデータを復元できます。「今は情報を転送しない」を選択してスキップすることもでき、この作業は後で行うことも可能です。

次に、Apple IDでのサインインを求められます。アカウント情報を入力してサインインするか、アカウントを持っていない場合は「新しいApple IDを作成」を選択します。ローカルアカウントを使用したい場合は「サインインしない」を選択します。ただし、この場合、App StoreやFaceTimeなどが使用できなくなる点に注意してください。

利用規約に同意し、Apple IDでサインインしなかった場合はコンピュータアカウントを作成します。あとは、Macがセットアップを完了するのを少し待てば、デスクトップが表示されます。

ステップ5:macOSをアップデートする(必要に応じて)

この時点でmacOSのアップデートを確認しましょう。左上の「Appleメニュー」を開き、「ソフトウェア・アップデート」をクリックしてApp Storeを開きます。

「アップデート」タブに、現在のmacOSバージョンで利用可能なアップデートが表示されますが、「おすすめ」タブ(または「macOS」を検索)でも最新バージョンのmacOSを確認してください。アップデートの準備ができたら、新しいバージョンの「入手」をクリックし、手順に従ってアップデートを開始します。

Macのモデルの古さによっては、最新バージョンにアップデートできない場合があります。筆者は、Lionが動作していたマシンをmacOS 10.13 High Sierraまでアップグレードできました。

アップデート後にMacの動作が遅くなった場合は、システムを高速化し、パフォーマンスを向上させるための各種チューニングを試してみてください。

macOSのクリーンインストール:完了!

これで、Macのデータをバックアップし、ハードディスクを消去して、新しいmacOSをインストールする手順がわかりました。トラブルシューティングとして再インストールが必要になるのは、深刻な問題が発生した場合に限られます。ただし、コンピュータを売却または譲渡する場合には必須の作業です。

Macを使い続けて、ゲームを楽しみたい方は、Macでゲームパフォーマンスを最大化するためのヒントもチェックしてみてください。また、工場出荷時のリセットで問題が解決しない場合は、Macのトラブルシューティング方法を確認してみましょう。

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