Windowsにインストールされた.NET Frameworkのバージョンを確認する6つの方法
Microsoftの.NET Frameworkは、現代のWindows OSにおいて欠かせない重要な機能のひとつです。開発者に対して、Microsoftが保守・管理する豊富なコードライブラリを提供しています。普段、ユーザーが.NET Frameworkを直接意識することはほとんどありません。しかし、システムにインストールされている具体的なバージョンを把握しなければならない場面は、ときどき訪れます。
この記事では、お使いのWindowsにインストールされている.NET Frameworkのバージョンを確認する6つの方法を紹介します。
.NET Framework 4.5以降のバージョンを確認する3つの方法
まず、.NET Framework 4.5以降のバージョンを確認する方法を3つ紹介します。「自分のバージョンが4.5かどうかを知りたいのに、どうやって確かめればいいの?」と思うかもしれませんね。
ごもっともな疑問ですが、心配はいりません。バージョンの確認はほんの一瞬で終わります。まず4.5以降が入っているかどうかをチェックし、もし該当しなければ、それ以前のバージョン、あるいは.NET Framework自体が存在しない(現在では極めてまれです)と判断すればよいのです。
1. レジストリエディタで確認する
インストールされている.NET Frameworkのバージョンは、Windowsレジストリから確認できます。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力してEnterキーを押します。
- レジストリエディタが起動したら、次のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\NET Framework Setup\NDP\v4 - v4キーの下にFullというキーが存在するか確認します。あれば、.NET Framework 4.5以降がインストールされています。
- 右側のペインにReleaseというDWORD値があるかチェックします。Release DWORDが存在すれば、.NET Framework 4.5以降です。
- Release DWORDのデータには、具体的なバージョンに対応する数値が格納されています。たとえば値が「461814」であれば、システムには.NET Framework 4.7.2がインストールされています。下の対応表と照らし合わせてみてください。
DWORDの値を以下の対応表と突き合わせれば、システムにインストールされている正確な.NET Frameworkのバージョンを特定できます。
| Release DWORDの値(以上) | .NET Frameworkのバージョン |
|---|---|
| 378389 | 4.5 |
| 378675 | 4.5.1 |
| 379893 | 4.5.2 |
| 393295 | 4.6 |
| 394254 | 4.6.1 |
| 394802 | 4.6.2 |
| 460798 | 4.7 |
| 461308 | 4.7.1 |
| 461808 | 4.7.2 |
| 528040 | 4.8 |
| 533320 | 4.8.1 |
2. コマンドプロンプトで確認する
スタートメニューの検索バーに「cmd」と入力し、検索結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
次に、以下のコマンドをコピーしてコマンドプロンプトに貼り付けて実行してください。
reg query "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Net Framework Setup\NDP\v4" /s
このコマンドにより、.NET Framework 4系のインストール状況が一覧表示されます。バージョン4以降は「v4.x.xxxxx」という形式で表示されます。
3. PowerShellで確認する
スタートメニューの検索バーに「powershell」と入力し、検索結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
次のコマンドを使えば、.NET FrameworkのRelease DWORDの値をチェックできます。
Get-ChildItem 'HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\NET Framework Setup\NDP\v4\Full\' | Get-ItemPropertyValue -Name Release | Foreach-Object { $_ -ge 394802 }
上記のコマンドは、.NET Frameworkのバージョンが4.6.2以降であればTrueを返し、そうでなければFalseを返します。先ほどのDWORD値対応表を参考に、コマンド末尾の数値を別のバージョンの値に書き換えれば、任意のバージョンがインストール済みかどうかを確認できます。
たとえば、最初のコマンドで4.6.2の存在を確認し、数値を4.7.2の値「461808」に変えて再度実行すれば、そのバージョンの有無もわかります。さらに4.8の値「528040」に変えて試すのもよいでしょう。PowerShellコマンドとDWORD値対応表を組み合わせる流れさえつかめば、応用は簡単です。
旧バージョンの.NET Frameworkを確認する方法
過去の.NET Frameworkのバージョンも、レジストリから確認できます。答えはすべてレジストリエディタの中にあります。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力してEnterキーを押します。
- レジストリエディタが起動したら、次のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\NET Framework Setup\NDP - NDPキーの直下にある各サブキーが、インストールされている.NET Frameworkの各バージョンに対応しています。
サードパーティ製ツールでバージョンを確認する方法
手動操作が面倒な場合は、.NET Frameworkのバージョンを自動検出してくれるツールを利用するのも便利です。ただし、こうしたツールは更新頻度が高くないため、手動での確認方法も合わせて覚えておくと安心です。
1. Raymondcc .NET Detector
Raymondcc .NET Detectorは、最速クラスかつ最も手軽に使える検出ツールのひとつです。ZIPファイルをダウンロードして展開し、実行ファイルを起動するだけで、.NET Frameworkのバージョン一覧が表示されます。黒色で表示されているバージョンがインストール済みで、グレー表示のものは未インストールです。グレー表示のバージョンをクリックすると、ダウンロードページへ案内してくれます。
ダウンロード: Raymondcc .NET Detector(Windows用・無料)
※アーカイブのパスワードは「raymondcc」です。
2. ASoft .NET Version Detector
ASoft .NET Version Detectorは、Raymondcc .NET Detectorとよく似た動作をするツールです。ダウンロードして展開したうえで実行ファイルを起動すると、現在インストールされている.NET Frameworkのバージョン一覧が表示されます。未インストールのバージョンについては、ダウンロードリンクも提示してくれます。
ダウンロード: ASoft .NET Version Detector(Windows用・無料)
まとめ:自分に合った方法でバージョンをチェックしよう
以上、.NET Frameworkのバージョンを確認するためのシンプルな方法を複数紹介しました。
実際には、必ずしも自分でバージョンを確認する必要がないケースも少なくありません。多くのアプリケーションは、インストール前に必要なバージョンを自動でチェックし、問題があれば通知してくれます。また、必要なバージョンをセットアップ中に自動でインストールしてくれるソフトウェアもあり、その場合はユーザーが調べてダウンロードする手間が省けます。
とはいえ、手動で.NET Frameworkのバージョンを確認できるようになっておけば、いざというときに役立ちます。.NET Frameworkについてさらに詳しく知りたい方は、その必要性やWindows 10へのインストール方法を解説した記事もぜひ参考にしてください。
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