ASP.NET MVC(C#)でフィルターを適用できる3つのレベルとは?
ASP.NET MVCアプリケーションでは、フィルターを3つのレベルで適用することができます。それぞれ適用範囲が異なるため、目的に応じて使い分けることが重要です。
- アクションメソッドレベル
- コントローラーレベル
- グローバルレベル
アクションメソッドレベル
アクションメソッドレベルで適用したフィルターは、その特定のアクションメソッドに対してのみ機能します。同じコントローラー内の他のアクションメソッドには影響しません。
using System.Web.Mvc;
namespace DemoMvcApplication.Controllers{
public class HomeController : Controller{
[Authorize] //アクションメソッドレベル
public string Index(){
return "Index Invoked";
}
}
}上記の例では、[Authorize]属性はIndexメソッドにのみ適用され、認証されたユーザーだけがこのアクションを実行できます。
コントローラーレベル
コントローラーレベルのフィルターは、そのコントローラー内のすべてのアクションメソッドに適用されます。ただし、他のコントローラーには適用されません。
using System.Web.Mvc;
namespace DemoMvcApplication.Controllers{
[Authorize] //コントローラーレベル
public class HomeController : Controller{
public string Index1(){
return "Index1 Invoked";
}
public string Index2(){
return "Index2 Invoked";
}
}
}この例では、[Authorize]フィルターがHomeControllerのすべてのアクションメソッド(Index1とIndex2)に適用されますが、他のコントローラーのアクションには影響しません。
グローバルレベル
グローバルレベルのフィルターは、global.asax.csファイルのApplication_Startイベント内で、既定のFilterConfig.RegisterGlobalFilters()メソッドを使って登録します。グローバルフィルターは、アプリケーション内のすべてのコントローラーとアクションメソッドに適用されます。
public class MvcApplication : System.Web.HttpApplication{
protected void Application_Start(){
AreaRegistration.RegisterAllAreas();
FilterConfig.RegisterGlobalFilters(GlobalFilters.Filters);
RouteConfig.RegisterRoutes(RouteTable.Routes);
BundleConfig.RegisterBundles(BundleTable.Bundles);
}
}
public class FilterConfig{
public static void RegisterGlobalFilters(GlobalFilterCollection filters){
filters.Add(new HandleErrorAttribute());
filters.Add(new AuthorizeAttribute());
}
}上記のように登録すると、例外処理を行うHandleErrorAttributeや認証チェックを行うAuthorizeAttributeが、アプリケーション全体に一括して適用されます。
3つのレベルの比較まとめ
| レベル | 適用範囲 | 指定場所 |
|---|---|---|
| アクションメソッドレベル | 特定のアクションメソッドのみ | アクションメソッドの直上 |
| コントローラーレベル | そのコントローラーの全アクションメソッド | コントローラークラスの直上 |
| グローバルレベル | アプリケーション全体 | FilterConfig.RegisterGlobalFilters() |
このように、フィルターの適用範囲は「1つのアクション」「1つのコントローラー」「アプリケーション全体」の3段階で選択できます。認証やエラー処理など、横断的に必要な処理はグローバルレベルで、特定の画面だけに必要な処理はアクションメソッドレベルで適用するなど、適切なレベルを選ぶことで保守性の高いコードになります。
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