新しいノートパソコンを買ったら最初にやるべき11のこと
古いノートパソコンの買い替えでも、自分へのご褒美としてのアップグレードでも、新しいノートパソコンを手にしたら、すぐにやっておくべきことがいくつかあります。今のうちに少し時間をかけておけば、その後の快適な使用体験につながり、トラブルも防げます。
ここでは、OSを問わず、新しいノートパソコンを買った後に実行しておきたい作業を11個紹介します。
1. OSを最新の状態にアップデートする
店頭で購入した場合でもオンライン購入の場合でも、ノートパソコンは工場を出てからあなたの手元に届くまで、数か月間保管されていた可能性が高いもの。だからこそ、新しいノートパソコンでするべきことの筆頭が、OSのアップデート適用です。
これにより最新機能を使えるようになるだけでなく、システムのセキュリティも確保できます。セットアップの早い段階で行うのがポイントです。アップデートで新機能が追加された場合、初期設定の段階でそれらをまとめて構成できるからです。
OSのアップデートを確認する方法は以下のとおりです。
- Windows 10の場合:「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windows Update」と進み、「更新プログラムのチェック」をクリックします。一部の更新には再起動が必要な場合があります。以降はWindowsが自動的にダウンロード・インストールを行ってくれます。(Windows 11でも手順はほぼ同じで、「設定」>「Windows Update」から確認できます)
- Macの場合:画面左上のAppleメニューから「システム環境設定」>「ソフトウェア・アップデート」を選択します。
- macOS High Sierra以前のバージョンでは、App Storeからアップデートを確認する必要があります。App Storeで「macOS」と検索して最新版をダウンロードしましょう。
- Linuxの場合:アップデート方法はディストリビューションによって異なります。システム設定内にアップデート項目がある場合もあれば、コマンドで手動実行が必要な場合もあります。お使いのディストリビューションの公式ドキュメントを参照してください。
- Chrome OSの場合:アップデートはすべて自動で処理されます。Wi-Fiに接続していれば、Chrome OSが自動的に更新を確認・ダウンロードします。手動で確認したい場合は、画面右下のメニューから「設定」を開き、左側の一番下にある「Chrome OS について」を選択して「アップデートを確認」をクリック。あとは端末を再起動すればインストール完了です。
2. 不要なプリインストールソフト(ブロートウェア)を削除する
ブロートウェアとは、OSに最初から入っている不要・不必要なソフトウェアのこと。役に立たないことが多く、ストレージ容量やシステムリソースを無駄に消費します。特にWindowsノートパソコンのメーカーはこの傾向が強いことで知られています。一方、Mac、Linux、Chrome OSではブロートウェアはほとんど問題になりません。
Windows 10でのブロートウェア削除ガイドを参考に、不要なジャンクアプリを削除しましょう。あるプログラムが重要かどうかわからない場合は、Googleなどで検索して他のユーザーの評価を確認すると安心です。
3. ウイルス対策ソフトを見直す
Windows 10にはMicrosoft Defenderが標準搭載されており、ほとんどのユーザーにとって十分な保護力があります。さらに強固なセキュリティが欲しい場合は、信頼できるセキュリティツールと組み合わせるのも良いでしょう。
MacとLinuxにはウイルス対策ソフトが標準で付属していません。慎重なブラウジングと常識的な判断で両プラットフォームとも十分守られますが、より高いセキュリティを求めるならMac用やLinux用のアンチウイルスソフトを導入するのも一つの手です。
一方、Chromebookにはマルウェア対策が組み込まれているため、特別な対策は不要です。ただし、セキュリティを強化できるChrome拡張機能もあるので、活用してみてください。
4. 盗難対策ツールを設定する
新しいノートパソコンのチェックリストで次に重要なのが、盗難対策です。パソコンを盗まれたり紛失したりした場合、失うのは本体だけではなく、中のすべてのデータになる可能性があります。取り戻せる可能性を高めるための対策を講じておきましょう。
Windows 10には「デバイスを探す」という標準機能があり、「設定」>「更新とセキュリティ」>「デバイスを探す」から利用できます。必ず有効にしておきましょう。必要なときにMicrosoftアカウント経由でノートパソコンの位置を特定できます。
macOSで同様の機能を使うには、「Appleメニュー」>「システム環境設定」>「Apple ID」を開き、サイドバーから「iCloud」を選択します。ここで「Macを探す」が有効になっていることを確認してください。横に「詳細」ボタンが表示されている場合はクリックし、位置情報サービスへのアクセスが許可されているか確認しましょう。
どちらのツールも、MicrosoftアカウントまたはAppleアカウントにログインしている別のデバイスから、ノートパソコンの位置を確認できます。
Chromebookをお使いなら、Googleアカウント設定のセキュリティセクションに移動し、「お使いの端末」の下にある「紛失したデバイスを探す」をクリックすることで、紛失した端末を探せます。もう一つの選択肢として、Linuxマシンにも対応した「Prey」というサービスもあります。無料プランで最大3台まで追跡可能です。
また、後述のセクション6(バックアップ)も、盗難からデジタル資産を守るために非常に重要なので、ぜひ合わせて設定してください。
5. ノートパソコンの電源設定を最適化する
ノートパソコンの魅力は何といっても携帯性。だからこそ、バッテリー駆動時間の最大化は優先事項です。ちょっとした調整だけで充電間隔が数時間変わることもあるため、電源設定の最適化は新しいノートパソコンの重要なステップと言えます。
最も効果的なのは画面の明るさを下げること。画面を極端に明るく保つのは、バッテリー消耗の最大要因の一つです。ただし、暗すぎると目が疲れるので、快適さとのバランスが取れるレベルを探してみましょう。
Windows 10では、「設定」>「システム」>「電源とスリープ」から電源プランを調整してバッテリー駆動時間を改善できます。右サイドバーの「電源の追加設定」をクリックしてください(表示されない場合はウィンドウを横に広げてみてください)。
Macのバッテリー駆動時間を改善する方法も参考にしてください。ほとんどの設定は「システム環境設定」>「バッテリー」(macOS Catalina以前は「省エネルギー」)からアクセスできます。Linuxの場合は、Linuxノートパソコンのバッテリー状態を確認する方法をチェックしてみましょう。
また、リソースを大量に消費するアプリの使用はなるべく避けるのも有効です。Chromeはバッテリー消費が激しいことで有名なので、Safari、Edge、Operaなどの代替ブラウザを使った方がバッテリーが長持ちします。
6. 自動バックアップを設定する
使っていくうちに、ノートパソコンには書類、プロジェクト、写真など、さまざまな個人データがたまっていきます。突然動かなくなったり、落として壊したりしたらどうなるでしょう? すべてのデータを失うことになってしまいます。
そんな悲劇を避けるためにも、今すぐバックアップ計画を立ててデータを守りましょう。
Windows 10ユーザーならクラウドバックアップガイドを参考にしてください。Macのバックアップ方法も解説していますし、Linux向けにも多数のバックアップユーティリティが存在します。
Chromebookなら、Googleドライブに保存したものはGoogleアカウントからいつでもアクセス可能です。USBフラッシュドライブなどの外部ドライブへのバックアップもできます。
7. クラウドストレージの同期を設定する
もう少しで完了ですが、新しいノートパソコンでやるべきことはまだあります! 適切なバックアップに加えて、クラウドストレージを設定しておくと、複数のデバイスで作業する方の生活がぐっと楽になります。
DropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージサービスは、保存したファイルをすべてサーバーに同期します。そうすれば、サインインしているどのデバイスからでもファイルにアクセスできます。つまり、デスクトップで編集していたファイルを、外出先のノートパソコンで簡単に続きから作業できるわけです。
バックアップの層として使うにしても、フラッシュドライブでのファイル移動の手間をなくすにしても、クラウドストレージは現代のコンピューティングに欠かせない存在です。まずは無料のクラウドストレージサービスをチェックするか、容量がもっと必要なら低価格の有料プランを検討してみてください。
8. 熱によるダメージのリスクを最小限に抑える
ノートパソコンは、他の種類のマシンよりも熱に弱い傾向があります。デスクトップPCのケースは通気性を確保できる大きさがあり、タブレットはホコリの蓄積をあまり心配しなくて済みます。一方、多くのノートパソコンは空気循環が悪く、ホコリが溜まりやすい場所も多い上に、熱がこもりやすい状況に置かれがちです。
放熱不足とホコリの蓄積が続くと、過剰な熱が発生します。CPUは発熱を抑えようとして性能を落とすため、システム全体の動作が遅くなります。過剰な熱は内部ストレージの寿命を縮めたり、バッテリーの充電能力を早期に低下させたりする原因にもなります。
ノートパソコンの熱対策として、以下の予防策を覚えておきましょう。
- 可能な限り、カーペット、寝具、ソファの上、さらには膝の上など、通気口を塞ぐ場所で使用しない。硬く平らな面に置いて、ホコリの吸い込みを抑え、空気の流れを確保しましょう。
- 定期的にノートパソコンを掃除して、ホコリを除去しましょう。
- PCにとって安全な動作温度を把握しておく。システムが熱くなりすぎていると感じたら、負荷の高いアプリを終了させましょう。
9. システム設定をカスタマイズする
新しいノートパソコンのチェックリストにあったメンテナンス関連のタスクがすべて済んだら、いよいよパソコンを「自分仕様」にする時間です。システムテーマ、デスクトップ壁紙、タスクバーのレイアウトなど、各種パーソナライズ設定を好みに合わせて変更しましょう。
アイデアが必要なら、以下のリソースを参考にしてください。
- Windows 10デスクトップの見た目と操作性を変える方法
- アイコン、壁紙、Dockなどを含むMacのパーソナライズとカスタマイズ方法
- Linuxデスクトップをおしゃれに見せるアイデア集
10. お気に入りのアプリをインストールする
ノートパソコンの外観が整ったら、次は必要なアプリをすべてインストールしましょう。OSによって、Microsoft Store、Mac App Store、Chromeウェブストア、Linuxアプリのリポジトリなどから入手できます。ただし、多くのアプリは開発元の公式サイトからしかダウンロードできない点に注意してください。
人気のWindowsアプリをまとめてインストールしたいなら、「Ninite」が便利です。使いたいアプリにチェックを入れるだけで、ダイアログボックスを連打したり、余計なソフトを一緒に入れたりすることなくインストールできます。Macユーザーは類似サービスの「macapps.link」を試してみてください。
何をインストールすればいいかわからない方は、以下のリストを参考にどうぞ。
- 新しいWindows環境に必須のアプリ
- 最高のMacアプリ
- Ubuntuにすぐ入れたいアプリ
- Chromebookで使いたいAndroidアプリ
11. VPNを使い始める
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、馴染みがないと難しそうに聞こえるかもしれませんが、実際に使うのはとても簡単です。ほとんどの場合、アプリをダウンロードして起動し、アカウントでサインインするだけ。アプリがネットワーク接続を暗号化してくれるので、通信の盗み見からの保護、地域制限コンテンツへのアクセス、Webアクティビティの追跡されにくさなど、多くのメリットが得られます。
詳しくはVPN入門ガイドをご覧ください。その後は、どのプラットフォームでもブラウジングを保護できる優良VPNサービスへの登録をおすすめします。迷ったらExpressVPNが無難な選択肢です。
新しいノートパソコンでするべき最も重要なこと
これで、新しいノートパソコンを手にしたときに何をすべきかがわかりましたね。正しく準備するには多少時間がかかりますが、その分パソコンとの付き合いがスムーズになり、マシンの寿命も延びることが期待できます。
ノートパソコンを使い始めたら、本体を傷めるよくあるミスを犯さないよう注意してください。
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