SpaceSnifferでドライブのファイルを可視化!空き容量を素早く確保する方法
メディアファイルのサイズが大きくなるにつれ、ストレージの管理はますます難しくなっています。ハードディスクやSSDを効率的に動作させ続けることは、システムを良好な状態に保つために非常に重要です。今こそ、膨らみ続けるデータを管理するためのツールが欠かせない時代です。
このニーズに応えるプログラムは数多く存在し、WinDirStatなどがその代表例です。ドライブの使用状況を視覚化できれば、管理は格段に楽になります。しかし、見落とされがちな隠れた逸品がひとつあります。
それが「SpaceSniffer」です。ドライブ容量の管理において、これが最後に行き着くツールになるかもしれません。
SpaceSnifferとは?
SpaceSnifferは、ハードディスクやSSD上の大きなファイルをスキャン・整理し、目立たせるために設計されたフリーウェアです。
ポータブルアプリなのでインストールは不要です。ドライブの分析結果は、ファイルサイズに応じて大きさの異なるブロックの集合として表示されます。スキャンが完了すれば、システム全体をひと目で把握でき、強力なフィルタリング機能で最大のファイルを掘り起こし、その対処法を検討できます。
SpaceSnifferは、WinDirStatやTreeSizeなど他のデータ可視化ソフトと似ています。いずれも、システムの情報をわかりやすい形で表示するという点で共通しています。
SpaceSnifferが他と一線を画すのは、解析をリアルタイムで行う点です。つまり、再スキャンを実行しなくても、ストレージドライブ上の変化を即座に確認できます。
ダウンロード:SpaceSniffer(無料)
SpaceSnifferの使い方
SpaceSnifferの使い方はとてもシンプルです。公式サイトからファイルをダウンロードしたら、ZIPファイルの中身を任意の場所に展開し、「SpaceSniffer.exe」を実行してください。EXEファイルをZIP内から直接実行することも可能ですが、権限が制限されて動作するため推奨されません。
起動すると、「Choose your Space(領域を選択)」画面が表示されます。利用可能なすべてのドライブがリストアップされ、特定のフォルダだけを個別にスキャンすることもできます。ドライブを選択すると、プログラムが動き始めます。
これがSpaceSnifferのメイン画面で、ほぼ瞬時に表示されます。他のデータ可視化ソフトと異なり、SpaceSnifferは常にスキャンを行っているのです。
前述のように、これはプログラムがデータを読みやすい塊に整理している様子です。ブロックは、ドライブ上で占めるサイズに応じて大小さまざまに表示されるため、最も大きなファイルはすぐに見分けられます。筆者の場合、非常に大きな「Hiberfil.sys」ファイルがあることがわかりました。
関連記事:Windows 10のHiberfil.sysファイルは削除すべき?
まず気づくのは、ブロックがときどき点滅することでしょう。スキャン場所によっては、SpaceSnifferがすでにシステム上のアクティビティを検出している可能性があります。
この例では、「AppData」フォルダが明るい色で点滅しており、Windowsがデータを使用中であることを示しています。これは、データが作成または削除されていることを意味します。
AppDataフォルダなので、Windowsがキャッシュとして保存する一時ファイルによって点滅している可能性が高いです。ドライブ全体をスキャンした場合も、同じ場所からの点滅を目にすることがあるでしょう。
これは、SpaceSnifferがデータを正しくチェックしていることを確認するうえでも有益です。
任意のブロックを1回クリックすると、フォルダ名の表示から内部のフォルダ表示に切り替わります。ブロックをダブルクリックすると、フォーカスが移り、指定したフォルダが画面全体に拡大表示されます。また、どこかを右クリックすると標準のWindowsコンテキストメニューが開き、ファイルの削除や名前変更も可能です。
SpaceSnifferのツールバーをマスターしよう
この種のプログラムでは迷子になりがちなので、ツールバーの使い方を覚えておく価値があります。ツールバーには、最も便利な機能の多くが集約されています。以下は、SpaceSnifferを効率的に使うために必要な主要なナビゲーションおよびスキャン機能です。
- 白い四角形で表されているのが「New View(新規ビュー)」ボタンです。押すと最初の「Choose your Space」画面が開き、追加のドライブやパーティションをスキャンできます。
- 緑色の矢印は「進む」と「戻る」です。画面間の移動に役立ちます。
- フォルダと矢印が描かれたボタンは「Go to Upper Level(上位レベルへ移動)」機能です。ワンクリックでディレクトリ階層をひとつ上に移動できる便利なナビゲーションツールです。うっかり深い階層まで移動してしまっても、これを使えば簡単に戻れます。
- その隣のホームアイコンは「Go to Home(ホームへ移動)」です。ドライブのルートに戻ります。
- 青い二重矢印を押すと「新しいマスタースキャン」が実行され、SpaceSnifferがスキャンをゼロからやり直します。
- 灰色の矢印が付いた白いファイルアイコンは「ズーム中表示の再スキャン」です。現在表示しているウィンドウからスキャンをやり直します。特定のフォルダに不要ファイルが大量にあることがわかり、より集中的なスキャンでふるい分けたい場合に便利です。
関連記事:ディスク容量を空けるために削除すべきWindowsのファイルとフォルダ
以上がツールバーの基本機能ですが、SpaceSnifferにはドライブデータの理解を助ける機能が他にもあります。
青い四角形2つのどちらかをクリックすると、「More Details(詳細表示)」または「Less Detail(簡易表示)」が切り替わります。これにより、ブロックをより小さなフォルダ単位に素早く分解したり、逆に小さなフォルダを大きなブロックにまとめ直したりできます。
3つの色付きブロックのアイコンは「Use File Classes Style(ファイルクラススタイルを使用)」機能で、システムファイルを色分けして表示できます。
緑色の星アイコンは「Show Free Space(空き容量を表示)」で、ドライブの空き容量を表す追加ブロックが作成されます。
最後に、おばけのアイコンは「Show Unaccessible Space(アクセス不可領域を表示)」、花のアイコンは「寄付(Donation)」ボタンです。「アクセス不可領域を表示」は、SpaceSnifferがシステムを正常にスキャンできていれば特に何も表示されないこともありますが、スキャン権限のない場所を特定するのに役立ちます。
「Unable to Examine」エラーへの対処法
SpaceSnifferがアクセス不可領域を表示したり、スキャン開始時にエラーログが出たりする場合は、ドライブ全体をスキャンする十分な権限がない可能性が高いです。
これは大きな問題ではありません。SpaceSnifferはドライブへの完全なアクセスがなくても動作しますが、制限されたフォルダについては詳細情報を提供できないだけです。この問題が発生した場合は、管理者としてSpaceSnifferを実行してみてください。
方法は簡単で、SpaceSnifferのアイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選択するだけです。
それでも解決しない場合や、完全な管理者権限がない場合でも、SpaceSnifferはどのファイルが最も容量を消費しているかのおおよその把握に役立ちます。
ドライブをきれいに保とう
ツールが手に入れば、どのファイルを削除すればドライブの空き容量を回復できるのかを素早く特定できます。
まずは、SpaceSnifferでドキュメントフォルダやメディアファイルの保存場所あたりをスキャンしてみましょう。Program Filesなどの一般的なインストールディレクトリにも、不要なファイルや残存ファイルがたまっていることがよくあります。
ただし、システムファイル周辺でSpaceSnifferを使う際は注意が必要です。判断に迷う場合は、先述の「File Classes」スタイルをオンに切り替えるとよいでしょう。Windowsに不可欠なファイルを誤って削除してはいけません。
SpaceSnifferを使えば、どのファイルが最も容量を消費しているかがひと目でわかり、リアルタイム解析により、システム使用中にどのプログラムが最も無駄なデータを生み出しているかまで把握できます。しかし、データ管理は古いゲームやメディアの削除だけで終わりではありません。
空き容量たっぷりのドライブでシステムを快適に動かし続けるために、できることはまだたくさんあります。
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