騒音が気になるPS4を静かにする!ホコリ除去の完全ステップバイステップガイド
PlayStation 4を長く使っていると、購入当初よりも動作音が大きくなったと感じることはありませんか? 多くの電子機器と同様に、PS4も内部にホコリが蓄積すると冷却ファンがフル回転し、騒音の原因になります。
PS4を最高のパフォーマンスで動かし続けるためには、定期的に本体を開けて内部を清掃するのが賢明です。このガイドでは、気になる騒音を静め、頑固なホコリを取り除くためのPS4清掃手順を、必要なドライバーの種類からファンの掃除方法まで、わかりやすく解説します。
⚠ 作業前の重要な注意事項
この作業は比較的シンプルで、本体を大幅に分解する必要はありませんが、分解・清掃には十分な注意が必要です。
万が一の破損に対する責任は負いかねます。作業前にセーブデータをバックアップしておくことを強くお勧めします。では、PS4の清掃手順を見ていきましょう。
ステップ0:PS4清掃に必要な道具
PS4の清掃自体は難しくありませんが、以下の道具を用意してください。
- TR9トルクス セキュリティビット ドライバー
PS4にはTR9セキュリティネジが使われています。TR8でも回せる場合がありますが、確実に作業するならTR9を用意しましょう。必ず中心に小さな穴が開いた「セキュリティビット」付きを選んでください。- 持っていない場合は、PS4修理用ツールキット(TECKMAN製など)を購入すると、必要なドライバーや開腹ツールが揃って便利です。PC用工具セットをお持ちなら、それに含まれている可能性があります。
- プラスドライバー(小型)
内部のいくつかのネジはプラスネジです。小さめのドライバーがあると作業しやすいです。 - カッターナイフや薄いヘラ
背面のネジを隠すシールを剥がすのに使います。 - エアダスター(缶入り圧縮空気)
ホコリを吹き飛ばす必須アイテムです。Amazonや家電量販店、ホームセンターで購入できます。
さらに効率よく清掃するなら、以下もあると便利です。
- 綿棒・コットン
細かいホコリ除去や、エアダスター使用時にファンが回転しないよう固定するのに役立ちます。より徹底的にやるならクリーニングスライム(スライムクリーナー)を自作・購入するのも手です。 - 懐中電灯
内部の暗がりに潜むホコリを発見しやすくなります。 - ネジを置くためのテープや紙
小さなネジを紛失しないよう、外した順番通りに貼り付けて保管しましょう。 - 掃除用ブラシ・古い歯ブラシ
ファンの隙間にこびりついたホコリはエアダスターだけでは取れません。ブラシでかき出すと綺麗になります。
※保証について:初代PS4(CUH-1000/1100/1200シリーズ)はカバーを開けると保証が切れます(購入後1年)。一方、PS4 Slim(CUH-2000シリーズ以降)とPS4 Proはカバーの取り外しだけなら保証対象外になりません。ただし、ホコリが気になる頃には保証期間が過ぎているケースがほとんどでしょう。
このガイドでは、最も手順が複雑な初代PS4を基準に解説します。最後でSlim/Proとの違いにも触れます。
ステップ1:PS4を完全シャットダウンし、全ケーブルを抜く
清掃前にPS4の電源が完全に切れていることを確認してください。トップのライトが消えていればOKです。オレンジ色に光っている場合はレストモードなので、完全シャットダウンさせてください。
完全シャットダウンの手順:PS4を起動し、コントローラーのPSボタンを長押ししてクイックメニューを開く → 電源 > PS4の電源を切る を選択。全てのランプが消えたら、電源ケーブル、HDMIケーブル、USB機器など、接続されている全てのケーブルを抜きます。
作業スペースを確保し、小さなネジを置く場所を用意してください。PC自作時と同様、静電気対策も忘れずに。カーペットの上など静電気の溜まりやすい場所は避け、作業中はプラスチック部分のみに触れるよう心がけましょう。
ステップ2:背面のシールとネジを外す
PS4を裏返し、背面(電源ポート側)を上に向けます。上部に3枚のシールが貼ってあるので、これらを剥がします。※マイナーチェンジ後の初代モデル(CUH-1100/1200等)の場合、中央に1枚しかないことがあります。
中央のシールは「保証シール」で、剥がすと「VOID」の文字が浮き出て破損します。左右のシールは厚めで剥がしにくい場合があります。カッターで角を浮かせて慎重に剥がし、本体を傷つけないよう注意してください。シールは再利用するなら保管、不要なら廃棄します。シールの下のネジをTR9ドライバーで外し、紛失しないよう保管します。
ステップ3:PS4のカバー(トップカバー)を外す
ネジを外したらカバーを取り外せます。背面側(ネジがあった側)から指で軽く持ち上げ、周囲を一周するように浮かせていくと、パチンとはまりが外れて取れます。無理に力を入れず、優しく作業してください。
外したカバーの内側にもホコリが溜まっているはずです。エアダスターで吹き飛ばし、コットンで拭き取っておきます。カバーは一旦脇に置きます。 これで冷却ファンが露出しました。ファンの汚れ具合で内部の汚れ度合いがわかりますが、まだ取り外すパーツがあります。
ステップ4:電源ユニット(PSU)を取り外す
ヒートシンクまでアクセスして徹底的に掃除するため、電源ユニットを外します。5本のネジで固定されています。うち3本はTR9セキュリティネジ、残り2本(ユニット左右の端)はプラスネジです。
ファン側を奥、電源ユニット側を手前にして見ると、左右奥の角にあるのがプラスネジです。まずTR9ネジ3本を外し、次にプラスネジ2本を外します。プラスネジは長く、クリップで留まっているため外しにくいです。カッターなどを隙間に差し込み、クリップを浮かせながら慎重に回してください。クリップを曲げないよう注意しましょう。※マイナーチェンジモデルではネジ位置が一部異なります。
ネジを外したら、電源ユニットの両脇を持って真上に均等に持ち上げます。マザーボードとケーブルで繋がっているので、無理に引っ張らず、ケーブルが届く範囲で左側に倒すようにして置きます(写真参照)。
ステップ5:エアダスターでホコリを吹き飛ばす
ついにヒートシンクとファンにアクセスできました。ここからが本番です。
エアダスターにノズル(ストロー)が付属していれば装着し、最初にPS4から離れた場所で数回空吹きして、液体が出ないか確認してください。 その後、PS4内部の四隅まで短くバースト気味に吹き付け、ホコリを外へ追い出すイメージで作業します。懐中電灯で照らしながら、奥のホコリも見逃さないようにしましょう。エアダスターで取れないホコリは綿棒やコットン、ブラシでかき出します。
特にファン、ヒートシンク(写真でストローが向いている金属のフィン部分)、本体外周の隙間はホコリが溜まりやすいポイントです。念入りに清掃してください。
エアダスター使用時の重要な注意点:
- 缶を逆さまにしない:液体が噴出し、基板をショートさせる原因になります。必ず立てた状態で使用してください。
- ファンに直接強く吹き付けない:ファンが異常な高速回転をし、回路を破損する恐れがあります。ファンに吹き付ける際は、指や綿棒で羽根を固定して回転を防いでください。
- 換気の良い場所で使う:成分を吸い込んだり肌に付着したりすると有害です。気分が悪くなったら即座に中断し、換気してください。
- バースト(短く)で吹く:連続噴射すると缶が急激に冷えて持ちにくくなり、噴射力も落ちます。
ステップ6:PS4を元通りに組み立てる
清掃が完了したら、逆の手順で組み立てます。
まず電源ユニットを元の位置に戻します。左下の2本の突起(爪)がユニットの切り欠きに入るように合わせてください。 5本のネジを戻します。左右奥の長いプラスネジ(クリップ付き)と、それ以外のTR9ネジ3本を間違えないように。プラスネジはクリップがカチッとはまるまで押し込んでから回します。
次にトップカバーをはめます。前後を間違えないよう、フロント側(ディスクスロット側)から合わせ、周囲を軽く押してカチカチとはめ込みます。ガタツキがなければOKです。 最後に背面のTR9ネジ3本を戻し、シールを貼り直します(保証シールは「VOID」跡が残りますが仕様です)。
ステップ7:HDDベイの清掃(任意)
HDD収納部にもホコリが溜まっている可能性があります。必須ではありませんが、せっかくなので確認しておきましょう。 フロントから見て左側の光沢パネル(HDDベイカバー)を左にスライドさせて外します。
PSボタンマークの付いたプラスネジ1本でHDDが固定されています。これを外し、HDDを手前に引き出してスペースを作り、内部のホコリをエアダスターなどで除去します。終わったらHDDを戻し、ネジを締め、カバーをスライドさせて閉じます。
ステップ8:データベースの再構築でソフト面も最適化(任意)
PS4を元の場所に戻し、全ケーブルを接続したら、ハードだけでなくソフト面もメンテナンスしましょう。 PS4には「データベースの再構築」という、PCのデフラグに近い最適化機能があります。長年使ってホコリが溜まっていたなら、データも断片化しているはず。この機能で動作をスムーズにできます。
手順:
- PS4を完全シャットダウンする(レストモードではない状態)。
- 本体前面の電源ボタン(上側)を押し続ける。1回目の「ピッ」という音が鳴っても離さず、2回目の「ピッ」が鳴るまで押し続ける(約7秒)。これでセーフモード起動。
- コントローラーをUSBケーブルで繋ぎ、PSボタンを押して認識させる。
- メニューから 「データベースの再構築」 を選び、実行確認で「はい」を選ぶ。
所要時間はデータ量によりますが、2TB近く入っていても15分程度で終わることが多いです。完了するとホーム画面に戻ります。 この操作でデータが消えることはありませんが、以下の軽微な変化があります。 ・初回起動時の「発見」通知(基本操作のヒント)が再表示される。 ・ホーム画面の「最近使ったコンテンツ」がリセットされる。 ・長く遊んでいないゲームのアップデートチェックが走る。 定期的に実行すると、メニュー操作のもたつき防止になります。
PS4 Slim / PS4 Pro の清掃について
PS4 Slim(CUH-2000以降)の場合:
保証シールを剥がす必要はありません。フロント左上と右上の角を持ち上げ、中央を浮かせてから奥にスライドするだけでカバーが外れます。ファンがカバー越しに見えるので、そこまで汚れていなければ綿棒でファンを固定してエアダスターを吹くだけでも効果的です。徹底清掃するにはカバーと電源ユニットプレートのネジをさらに外す必要があります。詳細は専門の動画などを参照してください。
PS4 Pro(CUH-7000シリーズ)の場合:
さらに簡単です。フロント左右の角を持ち上げてスライドするだけでカバーが外れ、ファンが丸見えになります。基本清掃は非常に楽です。ただし、ヒートシンクは奥深くにあり、アクセスにはほぼ全分解が必要です。無理せずファン清掃に留めるのが無難です。詳細は動画などで確認してください。
これであなたのPS4もクリーンに!
以上でPS4の分解清掃は完了です。特に長年使い込んだ本体なら、動作音が劇的に静かになっているはずです。より深い部分まで清掃しようとするとリスクの高い作業が必要になるため、この範囲で留めるのが賢明です。
今後のメンテナンスのコツ:
ブラシやエアダスター、綿棒で本体外周の隙間(吸気口・排気口)を定期的に掃除するだけで、内部へのホコリ侵入を大幅に減らせます。頻繁な分解清掃が不要になります。
また、市販のスタンドやペットボトルのキャップなどを四隅に敷いて本体を少し浮かせると、吸気効率が上がり冷却に有利です。もちろん、狭い棚の中など風通しの悪い場所に置かないのが大前提です。これらを併用すれば、PS4を長く快適に使い続けられます。
なお、PS5を手に入れた際には、後方互換性のおかげでPS4のゲーム資産をそのまま活かせます。それまで、きれいになったPS4で快適なゲームライフをお楽しみください。
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