Adobe Premiere ProのAccelerated Rendererエラー(1609629690)を解決する8つの方法
Adobe Premiere Proは、プロフェッショナルクラスの動画編集を可能にする高性能な編集ソフトウェアです。CPUやGPUに大きな負荷がかかるプログラムのため、動作環境によってはさまざまなエラーが発生することがあります。その中でも特に報告が多いのが「Accelerated Rendererエラー」です。
このエラーの主な原因はGPUへの過剰な負荷ですが、CPUが関係しているケースもあります。本記事では、Premiere Proでレンダリングが正常に行われない問題を解決するためのトラブルシューティング方法を詳しく解説します。
Accelerated Rendererエラーが発生する主な原因
エラー1609629690の対処法をご紹介する前に、まずこの問題が発生する主な原因を確認しておきましょう。
- ハードウェアレンダリングの不具合
- グラフィックカードの電源管理設定の問題
- Adobe Premiere Proが古いバージョンのまま
- グラフィックドライバーが最新ではない
- メディアファイルの破損
- 動画フォーマットやコーデックの問題
- カスタムプリセットの不具合
- H.264/HEVCオーディオデコーダーの問題
Adobe Premiere Proの動作要件
トラブルシューティングを行う前に、お使いのPCがAdobe Premiere Proの最低動作要件を満たしているかを確認しましょう。
最低動作要件
- プロセッサー:Intel第6世代以降のCPU / AMD Ryzen
- OS:Windows 10(64ビット)バージョン1909以降
- RAM:8GB
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon Pro 5500M
- ストレージ:インストール用に8GB以上の空き容量(インストール中は追加の空き容量が必要。リムーバブルフラッシュストレージにはインストール不可)
- メディア用の高速ドライブ(追加推奨)
- ディスプレイ:1920 × 1080
- ネットワークストレージ接続:1Gbpsイーサネット(HDのみ)
以下、エラー1609629690を解決するためのトラブルシューティング方法を順番に見ていきましょう。
方法1:グラフィックドライバーを更新する
グラフィックカードメーカーは、ゲームやソフトウェアの不具合、パフォーマンス改善などを目的として、頻繁にドライバーをリリースしています。エラー1609629690が発生した場合は、まずグラフィックドライバーを最新版に更新することをおすすめします。ドライバーの更新方法については、「Windows 10でグラフィックドライバーを更新する4つの方法」のガイドを参考に、手順に沿って進めてください。

方法2:Adobe Premiere Proを更新する
Adobe Premiere Proも、技術的な問題やパフォーマンスの改善を目的として、随時アップデートが配信されています。
1. デスクトップのAdobe Premiere Proアイコンをダブルクリックして起動します。

2. メニューの「ヘルプ」を選択し、「アップデート…」をクリックします。

3. アップデートが自動的に確認され、ダウンロードとインストールが実行されます。
方法3:新規プロジェクトを作成する
意外に思われるかもしれませんが、新規プロジェクトを作成することで問題が解決するケースがあります。以下の手順を試してみてください。
1. Adobe Premiere Proを起動します。
2. 左上の「ファイル」メニューから「新規」→「プロジェクト…」を選択します。

3. 任意のプロジェクト名を入力して「OK」をクリックします。
4. 新しいプロジェクトを作成したら、以前のファイルをドラッグ&ドロップで読み込み、エラーが解消されたか確認します。
方法4:保存先を変更して書き出す
ファイルの保存場所を変更することでエラーが解決したという報告が多くあります。以下の手順を試してみましょう。
1. Adobe Premiere Proを起動し、「ファイル」→「名前を付けて保存…」を選択して、編集済みのプロジェクトを保存します。

2. ダイアログボックスが表示されたら、テキストボックスにファイル名を入力し、保存先を「デスクトップ」に指定して「保存」をクリックします。

3. 「書き出し設定」を開き、「出力」タブを選択して「書き出し」をクリックします。
方法5:レンダリングをソフトウェアモードに変更する
デフォルトでは、Adobe Premiere Proはハードウェアレンダリングを使用するように設定されています。これをソフトウェアレンダリングに変更すると、問題が解決する場合があります。
注意:この方法で根本的な問題は解決できますが、ソフトウェアレンダリングはハードウェアレンダリングに比べて処理完了まで非常に時間がかかる点にご注意ください。
1. エラーが発生しているプロジェクトを開き、「ファイル」→「プロジェクト設定」→「一般…」を選択します。

2. 「一般」タブ内の「レンダラー」ドロップダウンから「Mercury Playback Engine ソフトウェアのみ」を選択し、「OK」をクリックして設定を保存します。

3. 最後に、レンダリングの問題が解決したかどうかを確認します。
方法6:電源管理モードを最大パフォーマンスに変更する
電源管理はGPUに搭載されている機能で、NVIDIAコントロールパネルとAMD Radeon Softwareの両方において、省電力モード・最大パフォーマンスモード・バランスモードなどが選択できます。Premiere Proでは、省電力設定がファイルの出力品質を低下させたりエラーを引き起こしたりする可能性があるため、GPUを最大パフォーマンスモードに設定することをおすすめします。
選択肢I:NVIDIAコントロールパネルの場合
1. Windowsキーを押して「NVIDIA コントロール パネル」と入力し、「開く」をクリックします。

2. 左側のペインから「3D設定の管理」をクリックします。
3. 「電源管理モード」を「パフォーマンス最大化を優先」に設定します。

選択肢II:AMD Radeon Softwareの場合
1. Windows + Qキーで検索バーを開き、「AMD Radeon Software」と入力して「管理者として実行」をクリックします。

2. インターフェース右上にある歯車アイコンをクリックし、「グラフィックス」セクションの「ゲーミング」を選択します。

3. 次の画面で「グローバル設定」をクリックします。
4. パフォーマンスが最大化されるよう、「グローバルグラフィックス」の設定を必要に応じて変更します。この設定はシステム上のすべてのアプリケーションに適用されます。
方法7:別のファイル形式またはコーデックを試す
PCに特定のコーデックが存在しない場合、レンダリングエラーが発生することがあります。別のコーデックを使って書き出してみてください。また、H.264およびH.265(HEVC)のオーディオコーデックが特にエラーを引き起こしやすいという報告もあります。これらの形式は書き出し時には良好な結果をもたらしますが、編集用途ではレンダリングエラーなどの問題が発生する場合があります。
1. Adobe Premiere Proを開き、「ファイル」→「書き出し」→「メディア」を選択します。

2. 「書き出し」タブの「フォーマット」ドロップダウンから別の形式を選択し、「書き出し」をクリックします。

方法8:H.264/HEVCメディアのハードウェアデコードを無効化する
PCによっては、コーデックのレンダリング設定が有効になっているとハードウェアのボトルネックが生じ、エラーが発生することがあります。
1. Adobe Premiere Proを起動します。
2. 「編集」→「環境設定」→「メディア…」を選択します。

3. 以下の2つのチェックボックスをオフにします。
- H.264/HEVC ハードウェアアクセラレーテッドデコード(再起動が必要)
- H.264/HEVC ハードウェアアクセラレーテッドエンコード(再起動が必要)

4. 「OK」をクリックして変更を保存します。
5. 最後にPCを再起動し、エラーが解決したか確認します。
よくある質問(FAQ)
Q1. Adobe Premiere Proのレンダリングエラーを修正するには?
A. まずはシンプルな再起動を試してください。それでも解決しない場合は、本記事で紹介した手順をお試しください。
Q2. アクセラレーテッドレンダーエラーとは何ですか?
A. 主にGPUのエラーが原因で発生します。Adobe Premiere Proの実行や書き出しを行う前に、システム要件を満たしているか必ず確認してください。
Q3. レンダラーエラー1609629690とは何ですか?
A. GPUがグラフィック処理を処理しきれていないことを意味します。グラフィックカードの交換やPC本体の変更を検討する必要があるかもしれません。
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本記事では、Adobe Premiere Proで発生するAccelerated Rendererエラーの解決方法について解説しました。どの方法がお役に立ったか、ぜひコメント欄でお知らせください。ご質問やご提案がありましたら、下記のコメントセクションまでお気軽にお寄せください。
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