Windows 10ノートPCの画面が真っ白になる問題を解決する9つの対処法
Windows PCの起動時に画面が真っ白になり、そのままフリーズしてログインできなくなることがあります。この状態が続くと、根本的な解決策を見つけるまでパソコンを使えなくなってしまうことも。この症状は、画面が白くなって固まることから「ホワイトスクリーン・オブ・デス(White Screen of Death)」と呼ばれています。毎回起動のたびにこのエラーに悩まされる方もいるでしょう。
本記事では、Windows 10ノートPCで画面が真っ白になる問題の原因と、具体的な解決方法を順番に解説します。
Windowsでホワイトスクリーン・オブ・デスが発生する主な原因
画面が真っ白になるエラーには、さまざまな原因が考えられます。
- 破損したシステムファイルやフォルダー
- 古いグラフィックドライバー
- ウイルスやマルウェアへの感染
- 画面ケーブルやコネクターの不具合
- VGAチップのエラー
- 電圧低下やマザーボードのトラブル
- 画面への強い衝撃による破損
事前に確認しておくべき基本操作
画面が真っ白なままでは、トラブルシューティング自体を行うことができません。まずはパソコンを正常な動作状態に戻す必要があります。以下の手順を試してみてください。
- 電源ボタンを数秒間長押ししてPCを強制終了し、2〜3分待ってから再度電源ボタンを押して起動します。
- または、PCの電源を切り、電源ケーブルを抜いて1分ほど待ってから再接続し、電源を入れます。
- デスクトップ/ノートPCへの電力供給が十分かどうかを確認し、必要に応じて電源ケーブルを交換してください。
方法1:ハードウェアの問題を切り分ける
方法1-A:外付け機器をすべて取り外す
- 拡張カード、アダプターカードなどの外付け機器は、サウンドカード、グラフィックスカード、ネットワークカードなどシステムの機能を追加するために使われます。例えばグラフィックスカードはゲームや動画の映像品質を向上させますが、これらが原因でWindows 10 PCの画面が真っ白になるケースがあります。すべての拡張カードを取り外し、必要であれば交換することで問題が解決する場合があります。
- 最近接続した新しい外部または内部のハードウェアや周辺機器がある場合は、それらを取り外して試してください。
- DVD、CD、USBメモリなどが接続されている場合は取り外し、PCを再起動してください。
注意:データ損失を避けるため、外部機器の取り外しは慎重に行ってください。
1. タスクバーにある「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンを見つけます。

2. アイコンを右クリックし、「○○(デバイス名)の取り出し」(例:Cruzer Blade)を選択して取り外します。

3. 同様にすべての外部機器を取り外し、コンピューターを再起動します。
方法1-B:ケーブルとコネクターを確認する
ケーブルやコネクターに問題がある場合、または古くなっていたり破損していたりすると、電源・音声・映像の接続が不安定になります。また、コネクターが緩んでいると画面が真っ白になる原因にもなります。
- 電源ケーブル以外のすべてのケーブル(VGA、DVI、HDMI、PS/2、LAN、音声、USBなど)を取り外します。
- ケーブルが破損していないか、良好な状態かを確認し、必要に応じて交換してください。
- すべてのコネクターがケーブルにしっかり固定されているかを常に確認しましょう。
- コネクター自体に破損がないかチェックし、必要なら交換します。
方法2:グラフィックドライバーの更新/ロールバック
グラフィックドライバーを最新版に更新するか、以前のバージョンに戻すことで、画面が真っ白になる問題を解決できることがあります。
方法2-A:ディスプレイドライバーを更新する
1. Windowsキーを押して「device manager(デバイスマネージャー)」と入力し、「開く」をクリックします。

2. 「ディスプレイアダプター」をダブルクリックして展開します。
3. ドライバー(例:Intel(R) HD Graphics 620)を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。

4. 「ドライバーを自動的に検索」をクリックして、自動的にドライバーを検索・インストールします。

5-A. 未更新の場合は、ドライバーが最新版へ更新されます。
5-B. すでに最新の場合は、「お使いのデバイスに最適なドライバーは既にインストールされています」というメッセージが表示されます。

6. 「閉じる」をクリックしてウィンドウを終了し、PCを再起動して問題が解決したか確認します。
方法2-B:ディスプレイドライバーを元に戻す(ロールバック)
1. 前述の方法2-Aの手順1〜2を繰り返します。
2. ドライバー(例:Intel(R) UHD Graphics 620)を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

3. 「ドライバー」タブに切り替え、「ドライバーを元に戻す」を選択します。
注意:「ドライバーを元に戻す」の項目がグレーアウト(選択不可)になっている場合は、工場出荷時のドライバーを使用中で更新履歴がないことを意味します。その場合は方法2-Aを実行してください。

4. 確認画面で「はい」をクリックします。
5. 「OK」をクリックして変更を適用し、ロールバックを有効にするためPCを再起動します。
方法3:ディスプレイドライバーを再インストールする
更新やロールバックでも改善しない場合は、ドライバーを一度アンインストールしてから再インストールしてみましょう。
1. デバイスマネージャーを起動し、方法2-Aの手順1〜2に従って「ディスプレイアダプター」を展開します。
2. ディスプレイドライバー(例:Intel(R) UHD Graphics 620)を右クリックし、「デバイスのアンインストール」をクリックします。

3. 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックを入れ、「アンインストール」をクリックして確定します。

4. アンインストールが完了するのを待ち、PCを再起動します。
5. 次に、メーカーの公式サイト(ここではIntel)からドライバーをダウンロードします。

6. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
方法4:Windowsを更新する
新しいアップデートをインストールすることで、Windows OSとドライバーの整合性が取れるようになり、画面が真っ白になる問題の解決につながることがあります。
1. Windows + Iキーを同時に押して「設定」を開きます。
2. 「更新とセキュリティ」を選択します。

3. 「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。

4-A. 新しいアップデートがある場合は、ダウンロードしてインストールし、その後PCを再起動します。

4-B. 利用可能なアップデートがない場合は、次のようなメッセージが表示されます。

方法5:破損したファイルとHDDの不良セクターを修復する
方法5-A:chkdskコマンドを使用する
Check Disk(chkdsk)コマンドは、ハードディスクドライブの不良セクターをスキャンし、可能であれば修復するツールです。HDDに不良セクターがあると、WindowsがOSの重要なファイルを読み込めなくなり、画面が真っ白になるエラーの原因となることがあります。
1. 「スタート」をクリックして「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックします。

2. 「ユーザーアカウント制御」ダイアログで「はい」をクリックして確認します。
3. 「chkdsk X: /f」と入力します。Xはスキャンしたいドライブパーティションを表します(この場合はC:)。

4. 次回起動時にスキャンをスケジュールするか尋ねられたら、「Y」を入力してEnterキーを押します。
方法5-B:DISMとSFCで破損したシステムファイルを修復する
システムファイルの破損もこの問題の原因になります。DISM(Deployment Image Servicing & Management)とSFC(System File Checker)コマンドの実行が有効です。
注意:SFCコマンドを正しく実行させるため、先にDISMコマンドを実行することをおすすめします。
1. 方法5-Aと同じ手順で、管理者権限のコマンドプロンプトを起動します。
2. 以下のコマンドを1つずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Checkhealth DISM.exe /Online /Cleanup-image /Scanhealth DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

3. 「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押し、スキャンが完了するまで待ちます。

4. 「検証 100% 完了しました」というメッセージが表示されたら、PCを再起動します。
方法5-C:マスターブートレコード(MBR)を再構築する
HDDのセクターが破損していると、Windows OSが正常に起動できず、画面が真っ白になるエラーが発生することがあります。以下の手順で修復してください。
1. Shiftキーを押しながらコンピューターを再起動し、「詳細スタートアップ」メニューに入ります。
2. 「トラブルシューティング」をクリックします。

3. 「詳細オプション」をクリックします。
4. 選択肢の中から「コマンドプロンプト」を選びます。PCが再度起動します。

5. 「アカウント」を選択し、次のページで「パスワード」を入力して「続行」をクリックします。
6. マスターブートレコードを再構築するため、以下のコマンドを1つずつ実行します。
bootrec.exe /fixmbr bootrec.exe /fixbootattrib X:\boot\bcd -h -r -s ren X:\boot\bcd bcd.old bootrec /rebuildbcd
注意1:コマンド内のXは、スキャン対象のドライブパーティションを表します。
注意2:ブートリストへのインストール追加の許可を求められた場合は、「Y」を入力してEnterキーを押します。

7. 「exit」と入力してEnterキーを押し、「続行」をクリックして通常どおり起動します。
方法6:自動修復を実行する
自動修復機能を使って、画面が真っ白になる問題を解決できます。
1. 方法5-Cの手順1〜3に従って「詳細スタートアップ > トラブルシューティング > 詳細オプション」へ移動します。
2. コマンドプロンプトの代わりに、「自動修復」を選択します。

3. 画面の指示に従って修復を進めてください。
方法7:スタートアップ修復を実行する
Windows回復環境からのスタートアップ修復は、OSファイルやシステムサービスに関連する一般的なエラーの修復に役立ちます。画面が真っ白になる問題にも効果が期待できます。
1. 方法5-Cの手順1〜3を繰り返します。
2. 「詳細オプション」で「スタートアップ修復」をクリックします。

3. スタートアップ修復の画面に移動します。画面の指示に従えば、Windowsが自動的にエラーを診断・修復します。
方法8:システムの復元を実行する
システムを以前の状態に復元することで、画面が真っ白になる問題を解決できる場合があります。
注意:システムの復元を始める前に、Windows 10 PCをセーフモードで起動することをおすすめします。
1. Windowsキーを押して「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックして、管理者権限のコマンドプロンプトを起動します。

2. 「rstrui.exe」と入力してEnterキーを押します。

3. 「システムの復元」ウィンドウで「次へ」をクリックします。

4. 最後に復元ポイントを確認し、「完了」ボタンをクリックします。

方法9:Windows OSをリセットする
ほとんどの場合(約99%)、Windowsをリセットすれば、ウイルス感染やファイル破損などソフトウェア関連の問題は解決します。この方法では個人ファイルを削除せずにWindows OSを再インストールできるので、試してみる価値があります。
注意:作業を始める前に、重要なデータをすべて外付けドライブやクラウドストレージにバックアップしてください。
1. Windowsの検索バーに「reset(リセット)」と入力し、「開く」をクリックして「PCをリセットする」ウィンドウを起動します。

2. 「開始する」をクリックします。

3. 2つの選択肢が表示されたら、「個人用ファイルを保持する」を選択してリセットを進めます。

注意:リセット中はWindows PCが何度か再起動します。
4. 画面の指示に従って作業を完了させてください。
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