Windows 10のブートマネージャー(BOOTMGR)とは?有効化・無効化する方法を徹底解説

Windowsブートマネージャー(通称:BOOTMGR)は、システムに組み込まれているソフトウェアユーティリティの一つです。ハードドライブ上に複数のOSがインストールされている場合、その一覧から起動するOSを1つ選択して読み込む役割を担っています。また、BIOS(Basic Input/Output System)を介さずに、CD/DVDドライブやUSBメモリ、フロッピーディスクから起動することも可能です。さらに、起動環境の設定にも関わっており、もしブートマネージャーが破損したり消失したりすると、Windowsを起動できなくなってしまいます。
この記事では、Windows 10におけるブートマネージャーの有効化・無効化の方法について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

Windows 10のブートマネージャーとは?
ボリュームブートコードは、ボリュームブートレコード(VBR)の一部であり、Windowsブートマネージャーはこのコードから読み込まれるソフトウェアです。これにより、Windows VistaやWindows 7/8/10などのOSを起動することができます。
- BOOTMGRが必要とするすべての構成データは、ブート構成データ(BCD)に格納されています。
- ルートディレクトリにあるWindowsブートマネージャーのファイルは、読み取り専用かつ隠しファイルとして設定されており、ディスクの管理では「アクティブ」としてマークされています。
- 多くのシステムでは、ドライブ文字を持たない「システムで予約済み」パーティション内にこのファイルが配置されています。
- ただし、環境によってはプライマリハードドライブ(通常はCドライブ)に配置されている場合もあります。
注意: Windowsの起動プロセスは、システムローダーファイルであるwinload.exeが正常に実行された後に開始されます。そのため、ブートマネージャーを正しく把握しておくことが重要です。
Windows 10でブートマネージャーを有効化する方法
複数のOSをインストールしていて、起動時に任意のOSを選択したい場合は、Windowsブートマネージャーを有効にしましょう。以下の2つの方法があります。
方法1: コマンドプロンプト(CMD)を使用する
1. 検索メニューに「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックしてコマンドプロンプトを起動します。

2. 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれ入力後にEnterキーを押します。
bcdedit / set {bootmgr} displaybootmenu yes
bcdedit / set {bootmgr} timeout 60注意: タイムアウト値は秒単位で指定でき、30や60など任意の数値を設定できます。

方法2: システムのプロパティを使用する
1. Windowsキー + Rキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。
2. 「sysdm.cpl」と入力して「OK」をクリックします。すると、システムのプロパティウィンドウが開きます。

3. 「詳細設定」タブに切り替え、「起動と回復」セクションの「設定...」をクリックします。

4. 「オペレーティング システムの一覧を表示する時間:」にチェックを入れ、表示時間(秒)を設定します。

5. 最後に「OK」をクリックして完了です。
関連記事: Windows 10がUSBから起動しない場合の対処法
Windows 10でブートマネージャーを無効化する方法
ブートマネージャーを有効にしていると、起動プロセスが遅くなることがあります。デバイスにOSが1つしかインストールされていない場合は、無効化することで起動速度を向上させられます。以下に、無効化するための方法を紹介します。
方法1: コマンドプロンプトを使用する
1. 前述の「有効化する方法」の手順1と同じように、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
bcdedit / set {bootmgr} timeout 0注意: 「bcdedit / set {bootmgr} displaybootmenu no」というコマンドを使ってブートマネージャーを無効化することも可能です。

方法2: システムのプロパティを使用する
1. 前述の手順と同様に、「ファイル名を指定して実行」からシステムのプロパティを開きます。
2. 「詳細設定」タブで、「起動と回復」セクションの「設定...」をクリックします。

3. 「オペレーティング システムの一覧を表示する時間:」のチェックを外すか、値を0秒に設定します。

4. 最後に「OK」をクリックして完了です。
関連記事: Windows 10をセーフモードで起動する方法
システム構成ツールで応答時間を短縮する方法
Windowsブートマネージャーをシステムから完全に削除することはできません。しかし、どのOSを起動するかを選択するために待機する時間を短縮することは可能です。つまり、システム構成ツール(msconfig)を使えば、Windows 10でブートマネージャーの画面を事実上スキップできます。手順は以下の通りです。
1. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開き、「msconfig」と入力してEnterキーを押します。

2. 表示された「システム構成」ウィンドウで、「ブート」タブに切り替えます。
3. 使用したいオペレーティングシステムを選択し、タイムアウト値をできるだけ小さい値に変更します。

4. 値を「3」に設定し、「適用」→「OK」の順にクリックして変更を保存します。
注意: 3未満の値を入力すると、以下のような警告が表示されます。

5. 「これらの変更を適用するには、コンピューターを再起動する必要がある可能性があります。再起動の前に、開いているファイルを保存し、すべてのプログラムを閉じてください。」というメッセージが表示されます。
6. 指示に従い、「再起動」または「再起動せずに終了」をクリックして選択を確定します。

まとめ
このガイドが参考になり、Windowsブートマネージャーの概要と、Windows 10での有効化・無効化の方法について理解を深められたなら幸いです。本記事に関するご質問やご提案があれば、お気軽にコメント欄でお知らせください。
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