Wi-Fiに接続しているのにインターネットが使えない!原因と10の対処法
パソコンはWi-Fiに接続されているのに、インターネットにアクセスできない——これは多くの人が一度は経験する定番のトラブルです。「これまで何の問題もなかったのに、なぜ急にエラーが出るのか?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
実はこの症状にはさまざまな要因が考えられます。代表的なのは、ソフトウェアのアップデートや新規インストールによってレジストリ値が書き換えられてしまうケースです。そのほかにも、PCがIPアドレスやDNSサーバーアドレスを自動取得できていない場合や、ネットワークドライバーの不具合が原因になっていることもあります。
幸い、これらの問題はほとんどが自力で修復可能です。この記事では「Wi-Fi接続済みなのにインターネットにアクセスできない」問題を解決するための方法を、試しやすい順番に10個紹介します。
作業前の準備
万一のトラブルに備えて、作業を始める前にあらかじめシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
方法1:パソコンとルーターを再起動する
最も基本的な対処法ですが、意外にも効果的なのが再起動です。PCを再起動するとソフトウェア同士の競合がリセットされ、問題が解消することがあります。普段シャットダウンせずスリープで済ませている方は、まずはきちんと再起動してみましょう。
1. スタートメニューを開き、左下にある電源ボタンをクリックします。
2. 「再起動」を選択すると、パソコンが自動的に再起動します。

再起動が完了したら、問題が解決したかどうかを確認してください。
次にルーター側も確認しましょう。ルーターの設定に不具合があると、Wi-Fiには接続できてもインターネットにアクセスできないことがあります。ルーター本体のリセットボタンを押すか、管理画面からリセットを実行してください。
1. Wi-Fiルーターやモデムの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜きます。
2. 10〜20秒ほど待ってから、電源ケーブルを再度接続します。

3. ルーターの電源を入れ、デバイスをもう一度接続してみましょう。
方法2:ネットワークアダプターのドライバーを更新する
1. Windowsキー + Rを押し、「ファイル名を指定して実行」に「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押すと、デバイスマネージャーが開きます。

2. 「ネットワークアダプター」を展開し、お使いのWi-Fiコントローラー(BroadcomやIntelなど)を右クリックして「ドライバーソフトウェアの更新」を選択します。

3. 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選びます。

4. Windowsが自動的にネットワークドライバーの更新を検索し、新しいバージョンが見つかればダウンロードとインストールまで行ってくれます。
5. 完了したらすべての画面を閉じ、PCを再起動します。
6. それでも問題が解決しない場合は、デバイスマネージャーでWi-Fiアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
7. 次に「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」を選びます。

8. 「利用可能なドライバーの一覧から選択します」をクリックします。

9. 一覧に表示されたバージョンからドライバーの更新を試みます(互換性のあるハードウェアを表示にチェックを入れるのを忘れないでください)。
10. 上記で改善しない場合は、PCメーカーやアダプターメーカーの公式サイトから最新ドライバーを入手しましょう。

11. メーカーサイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールし、PCを再起動します。
方法3:ワイヤレスドライバーを再インストールする
1. Windowsキー + Rを押し、「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押し、デバイスマネージャーを開きます。
2. 「ネットワークアダプター」を展開し、ワイヤレスネットワークカードを右クリックします。
3. 「デバイスのアンインストール」を選択します。確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。

4. アンインストールが完了したら、上部メニューの「操作」から「ハードウェア変更のスキャン」を選択します。

5. デバイスマネージャーがワイヤレスドライバーを自動的に再インストールしてくれます。
6. 無線ネットワークを検索し、接続を確立します。
7. ネットワークと共有センターを開き、「アダプターの設定の変更」をクリックします。

8. Wi-Fiを右クリックして「無効にする」を選択します。

9. 同じネットワークカードを再度右クリックし、「有効にする」を選択します。

10. タスクバーのネットワークアイコンを右クリックし、「トラブルシューティング」を選択します。

11. トラブルシューティングツールによる自動修復を待ちます。
12. 変更を適用するためにPCを再起動します。
方法4:IPアドレスとDNSサーバーアドレスを自動取得に設定する
1. ネットワークアイコンを右クリックし、「ネットワークと共有センターを開く」を選択します。

2. 現在接続中のワイヤレスネットワーク(接続名)をクリックします。
3. Wi-Fiの状態ウィンドウで「プロパティ」をクリックします。

4. 「インターネットプロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
5. 「全般」タブで「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックを入れます。

6. PCを再起動し、問題が解決したか確認します。それでもダメな場合は、Google DNS(優先:8.8.8.8 / 代替:8.8.4.4)やOpenDNSなど、公開DNSサーバーへ切り替えると改善するケースがあります。
方法5:TCP/IPまたはWinsockをリセットする
1. スタートボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

2. 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーで実行します:
ipconfig /release ipconfig /flushdns ipconfig /renew

3. 再度コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを1行ずつ入力してEnterキーで実行します:
netsh winsock reset netsh int ip reset

4. 変更を適用するため、PCを再起動します。
方法6:BIOSでWi-Fiを有効化する
ここまでの方法がすべて効果がない場合、ワイヤレスアダプターがBIOSで無効化されている可能性があります。その場合はBIOSを起動して初期設定に戻すか、ワイヤレス機能を有効にしてください。その後Windowsにログインし直し、コントロールパネルから「Windowsモビリティセンター」を開くと、ワイヤレスアダプターのON/OFFを切り替えられます。
方法7:レジストリキーを編集する
1. Windowsキー + Rを押し、「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを開きます。

2. レジストリエディターで、以下のキーへ移動します:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\NlaSvc\Parameters\Internet
3. 「EnableActiveProbing」という値を探し、値のデータを「1」に設定します。

4. 最後にPCを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
※レジストリの編集は誤操作するとシステムに深刻な影響を与える可能性があるため、必ず事前にバックアップを取ってから行ってください。
方法8:プロキシ設定を無効化する
1. Windowsの検索ボックスに「インターネットオプション」と入力し、「インターネット オプション」を開きます。

2. 「接続」タブを開き、「LAN の設定」をクリックします。

3. 「設定を自動的に検出する」にチェックが入っていること、および「LAN にプロキシ サーバーを使用する」のチェックが外れていることを確認します。

4. 「OK」をクリックし、「適用」ボタンを押します。
5. 最後にPCを再起動して設定を保存し、問題が解決したか確認しましょう。
方法9:ネットワークトラブルシューティングツールを実行する
1. Windowsキー + Iで設定を開き、「更新とセキュリティ」をクリックします。

2. 左側のメニューから「トラブルシューティング」を選択します。
3. 「インターネット接続」をクリックし、「トラブルシューティングツールの実行」を押します。

4. 画面の指示に従ってトラブルシューティングを進めます。
5. それでも解決しない場合は、同じ画面から「ネットワークアダプター」を選び、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。

6. 変更を保存するためにPCを再起動し、問題が解決したか確認します。
方法10:ネットワークをリセットする
1. Windowsキー + Iで設定を開き、「ネットワークとインターネット」をクリックします。

2. 左側のメニューから「状態」を選択します。
3. 画面を下にスクロールし、下部にある「ネットワークリセット」をクリックします。

4. 「今すぐリセット」をクリックします。

5. これでネットワーク設定が正常にリセットされ、完了後はシステムが自動的に再起動されます。なお、リセット後はWi-Fiのパスワードなどを再設定する必要がある点にご注意ください。
おまけ:マルウェアのスキャンも忘れずに
インターネットワームは、デバイス間を猛スピードで感染が広がる悪意のあるソフトウェアです。ワームなどのマルウェアに感染すると、大量の不正なネットワーク通信が発生し、インターネット接続に支障をきたすことがあります。そのため、常に最新の状態に保ったウイルス対策ソフトを導入し、定期的にシステムをスキャンしてマルウェアを除去することをおすすめします。
ウイルス対策ソフトをお持ちでない場合は、Malwarebytes Anti-Malwareなどを利用してマルウェアを駆除できます。また、Windows 10をお使いの方は標準搭載のWindows Defenderという強力なセキュリティソフトが使えるのも大きなメリットです。有害なウイルスやマルウェアを自動的に検出・除去してくれます。

関連記事:Wi-Fiの「アクセス権限なし」「接続制限」エラーの直し方
以上、「Wi-Fiに接続しているのにインターネットにアクセスできない」問題を解決する10の方法でした。この記事の手順を試して、快適なインターネット環境を取り戻しましょう。
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