Windowsでサムネイルの生成を無効にして「ファイルが使用中」エラーを解決する方法

Windowsパソコンで不要になったファイルを削除しようとしたら、「ファイルが使用中(File in Use)」というエラーが表示されて削除できない——こんな経験はありませんか?このエラーはWindowsの初期の頃からユーザーを悩ませてきた問題の一つで、MicrosoftがOSに数多くの改良を加えてきた今でも、完全には解消されていません。本記事では、追加ソフトウェアを使わずに「ファイルが使用中」エラーを解決する方法をご紹介します。
なぜWindowsは「ファイルが使用中」と表示するのか?
このエラーは、主にもう使わなくなったフォルダを削除しようとしたときに発生します。フォルダ内のどのファイルも開いていないはずなのに、なぜか「使用中」と表示され、フォルダごと、あるいは該当ファイル単体でも削除できなくなってしまいます。
エラーの詳細をよく見てみると、多くの場合、「Thumbs.db」というファイルが使用中だとのメッセージが表示されているはずです。Thumbs.dbとは、フォルダ内の画像や動画などのサムネイル(縮小版)を素早く表示できるようにするために、Windowsが自動的に作成するサムネイルキャッシュデータベースファイルです。
対象のフォルダを開くたびに、WindowsはこのThumbs.dbを読み込みます。読み込まれたファイルは「使用中」の状態となるため、閉じられるまで削除できません。単純な対処法としては、フォルダウィンドウを閉じてしばらく待ってから、エクスプローラーから再度削除を試す方法があります。しかし、これでは解決しないケースも少なくありません。そこで有効なのが、Windowsのサムネイル生成機能そのものを無効にする方法です。
Windowsでサムネイルの生成を無効にする方法
手軽な方法:表示形式を「詳細」に変更する
システム全体の設定を変更するのに抵抗がある場合は、もっと簡単な回避策があります。エクスプローラーの表示形式をアイコンやタイルから「詳細」に切り替えるだけです。具体的には、エクスプローラーを開き、「表示」タブを選択して、「詳細」をクリックします。詳細表示ではThumbs.dbが読み込まれないため、フォルダを自由に削除できるようになります。
根本的な解決:グループポリシーエディターで無効化する
「ファイルが使用中」エラーを二度と発生させたくない場合は、サムネイルの生成を恒久的に無効にしましょう。最も簡単なのはグループポリシーエディターを使う方法です。
- スタートメニューの検索ボックス(または「ファイル名を指定して実行」)に gpedit.msc と入力し、Enterキーを押してグループポリシーエディターを起動します。
- 「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「エクスプローラー」(Windows 8の場合は「ファイルエクスプローラー」)へと移動します。
- 一覧の中から「非表示のthumbs.dbファイルのサムネイルのキャッシュをオフにする」という項目を探し、ダブルクリックして開きます。
- 「有効」を選択して「OK」をクリックします。
- 設定を反映させるため、パソコンを再起動します。
再起動後は、Windowsが煩わしいThumbs.dbファイルを生成しなくなり、「ファイルが使用中」エラーに悩まされることもなくなります。
まとめ
「ファイルが使用中」エラーの原因の多くは、Windowsが自動生成するサムネイルキャッシュファイル「Thumbs.db」にあります。表示形式を「詳細」に切り替えるだけで一時的に回避できるほか、グループポリシーエディターでサムネイルのキャッシュを無効化すれば根本的な解決が可能です。なお、Homeエディションなどグループポリシーエディターが利用できない環境では、レジストリ編集やサードパーティ製ツールの利用といった代替手段もありますので、状況に応じて試してみてください。
-
Windows 10でプリンタースプーラーエラーを修正する5つの対処法
Windows 10のプリンタースプーラーエラーを修正する方法 大切な書類を印刷しようとしたのに、プリンターが固まって動かなくなった――そんな経験は大きなストレスになりますよね。プリンターが印刷を受け付けてくれない場合、その原因の多くはプリンタースプーラーのエラーです。Windows 10で印刷トラブルが発生したとき、最もよくあるのがこのスプーラーサービスの不具合です。 そもそもプリントスプーラーとは、PCからプリンターへ送られたすべての印刷ジョブを管理・処理するWindowsの標準サービスです。このサービスに問題が起こると、デバイス上での印刷操作が完全に止まってしまいます。PCやプリンターの
-
Windows 10でDLLエラーを修正する方法|SFC・DISMを使った簡単な対処法
DLLファイル(Dynamic Link Libraryファイル)とは、パソコンにとって不可欠なファイル形式のひとつで、さまざまなプログラムが利用する命令や処理手順が格納されています。プログラムは必要に応じて、これらのファイルから命令や手順を呼び出して動作します。DLLファイルのコードは複数のプログラムで同時に共有できるのが大きな特徴で、ファイル形式としては.EXEファイルとよく似ています。パソコンの動作において重要な役割を担っている分、DLLファイルにはときどきエラーが発生することがあります。DLLエラーの主な原因としては、ハードウェアの故障、スパイウェアへの感染、新しくインストールしたアプ