アプリがWindows 10のタスクバーに勝手にピン留めされるのを防ぐ方法
アプリがタスクバーに勝手に固定される問題とは
Windowsでは、インストールしたアプリケーションがPCの起動時に自動的に実行されることがあります(Adobe AcrobatやSkypeなど)。同様に、インストールしたアプリが自分自身をタスクバーにピン留めしてしまうケースも少なくありません。
こうしたアプリはシステム設定を上書きするため、タスクバーから削除しても、PCを再起動すると再びピン留めされてしまいます。ピン留めされたアプリへのアクセスは確かに便利ですが、数が増えて固まりのように並ぶと、PCの起動時間が遅くなったり、バッテリー駆動時間に悪影響が出たり、システム全体のパフォーマンスが低下したりする原因になります。さらに、複数のアプリが次々とタスクバーにピン留めされるとホーム画面の見た目が乱れ、見た目面でも煩わしく感じることがあります。
また場合によっては、すでにピン留めされているアプリに対する変更操作自体が許可されていないこともあります。これは、そのアプリ自身が設定を固定している可能性があります。以下の手順で修正できます。
注意: Windows 10 Homeエディションを使用している場合、グループポリシーエディター(gpedit.msc)はデフォルトでは搭載されていません。Homeエディションでグループポリシーエディターを利用可能にする方法については、別途専用のチュートリアルをご参照ください。
グループポリシーでタスクバーの変更を許可する
- スタートをクリックし、「gpedit.msc」と入力して開きます。ユーザー構成とコンピューターの構成の両方を含むローカルグループポリシーエディターが起動します。

- 「スタート メニューとタスクバー」フォルダーに移動し、「Do not allow pinning programs to the Taskbar(タスク バーへのプログラムのピン留めを許可しない)」をダブルクリックします。設定画面が開きます。

- 「無効」を選択し、「適用」→「OK」の順にクリックします。下の画像の説明文にあるとおり、この機能を無効化することで、タスクバーにピン留めされたプログラムの追加・削除などの変更が可能になります。

これでタスクバーの設定を自由に変更できるようになります。ただし、作業はまだ終わりではありません。続いての方法を実行することで、この問題を根本的かつ恒久的に解決できます。
DefaultLayouts.xmlを編集してピン留め設定をリセットする
Windowsは、アプリケーションや機能、各種要素の設定を、通常は非表示となっているシステムファイルに保存しています。タスクバーもWindowsの構成要素であるため、その設定もシステムファイル内に格納されています。具体的には、「DefaultLayouts.xml」という設定ファイルがWindows 10のAppDataフォルダー内に存在します。
設定はコードの形式で保存されており、多くのユーザーが、このファイルから該当するコード行を削除することで問題を解決しています。自動的にピン留めされるアプリのコード行を取り除く手順は以下の通りです。
- スタートをクリックし、「ファイル エクスプローラー」を検索して開きます。

- アドレスバーに以下のパスをコピー&ペーストし、Enterキーを押します。隠しフォルダーへ移動でき、ここにWindowsがタスクバーの設定ファイルを保存しています。
注意: パス内のユーザー名(yourusername)は、ご自身の環境のユーザー名に置き換えてください。
C:\Users\(yourusername)\AppData\Local\Microsoft\Windows\Shell
- 対象のXMLファイルを右クリックし、「メモ帳」で開きます。

- キーボードでCtrl + Fを押して検索ボックスを表示します。検索ボックスは、テキストファイル内の特定のキーワードを素早く見つけるための機能です。

- 「CustomTaskbarLayoutCollection」と入力し、「次を検索」をクリックします。CustomTaskbarLayoutCollectionは、ユーザーのカスタムタスクバーレイアウト設定(ピン留めされたアプリ、通知領域、バッジなど)のコードをまとめて管理するノードです。

- <taskbar:TaskbarLayout>の配下にある、ピン留めを解除したいアプリのコード行を探して削除します。ここでは、TaskbarLayoutの記述ごとすべてのアプリ行を削除します(下図の選択範囲を参照)。
注意: taskbar:TaskbarPinListはCustomTaskbarLayoutCollectionの子ノードであり、PCのタスクバーにピン留めされている全アプリのコード行が含まれています。
- 編集が完了したら、「ファイル」→「保存」をクリックして変更を保存します。

- PCを再起動します。この方法により、問題は確実に解決するはずです。
管理者権限の付与にも注意しよう
最後に、セキュリティ面でのアドバイスです。アプリケーションに安易に管理者権限を与えないことも重要な習慣です。管理者権限を持つアプリは、ユーザーの許可なしにシステム設定を変更できてしまうため、今回のような問題が発生するリスクが大きく高まります。トラブルを未然に防ぐためにも、アプリに管理者権限を付与する前には必ず内容をよく確認し、必要性を慎重に見極めることをおすすめします。
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