【Windows】「コンテナー内のオブジェクトの列挙に失敗しました」エラーを解決する2つの方法
「コンテナー内のオブジェクトの列挙に失敗しました」エラーとは?
ファイルやフォルダーのアクセス許可を変更しようとしたとき、「コンテナー内のオブジェクトの列挙に失敗しました」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、外部ストレージから移動またはコピーしたばかりのファイルやフォルダーを操作した場合に発生しやすいことで知られています。また、複数のローカルユーザー間でファイルやフォルダーを共有している環境でも、同様の問題が起こることがあります。
このエラーの解決方法は、実はそれほど難しくありません。ポイントは、対象のファイルまたはフォルダーの所有権を取得し、自分自身を管理者として登録することです。そうすれば、以降はアクセス許可を自由に変更できるようになります。以下では2つの方法を紹介しますので、やりやすい方を選んで試してみてください。
方法1:管理者権限のコマンドプロンプトを使う
最初の方法は、管理者権限で起動したコマンドプロンプトを使う方法です。この方法では管理者アカウントが必要となるため、必ず管理者としてサインインしてから作業を行ってください。一般ユーザーアカウントでは操作を完了できません。
なお、コマンドの入力に不安がある方は、後半で紹介するエクスプローラーを使った方法に進んでいただいても構いません。
ここでは、takeownコマンドとicaclsコマンドを使い、ファイルやフォルダーの所有権を取得した上で、自分に管理者権限を付与します。以下の手順に従ってください。
- まず、スタートメニューを開き「コマンドプロンプト」と検索します。表示された結果を右クリックし、ドロップダウンメニューから「管理者として実行」を選択してください。検索画面の右側にある「管理者として実行」ボタンをクリックする方法でも構いません。

- コマンドプロンプトのウィンドウが開いたら、以下のコマンドを1行ずつ入力して実行します。
takeown /F X:\FULL_PATH_TO_FOLDER takeown /F X:\FULL_PATH_TO_FOLDER /r /d y

- 「X:\FULL_PATH_TO_FOLDER」の部分は、ご自身の環境における実際のフォルダーやファイルのパスに置き換えてください。これにより、指定したフォルダーまたはファイルの所有権を取得できます。
- 続いて、以下のコマンドを1行ずつ入力します。
icacls X:\FULL_PATH_TO_FOLDER /grant Administrators:F icacls X:\FULL_PATH_TO_FOLDER /grant Administrators:F /t

- こちらも同様に、パスは実際の環境に合わせて書き換えてください。これらのコマンドによって、指定したファイルやフォルダーに対する完全な管理者権限が付与されます。
- 作業が完了したら、コマンドプロンプトのウィンドウを閉じます。
- 最後に、エラーメッセージがまだ表示されるかどうかを確認しましょう。
方法2:エクスプローラーを使う
2つ目の方法は、エクスプローラーの画面から所有権を取得する方法です。コマンド入力が不要なグラフィカルなアプローチのため、はるかに扱いやすくなっています。PC操作に自信がなく、コマンドプロンプトを避けたいという方には、こちらの方法が最適です。
以下の手順に従って、問題のあるファイルやフォルダーの所有権を取得してください。
- まず、対象のファイルやフォルダーが保存されている場所へ移動します。
- ファイルやフォルダーを右クリックし、ドロップダウンメニューから「プロパティ」を選択します。
- プロパティウィンドウで「セキュリティ」タブに切り替えます。

- ウィンドウ右下付近にある「詳細設定」ボタンをクリックします。
- 続いて表示されるウィンドウで、「所有者:」の横にある「変更」をクリックします。

- 「選択するオブジェクト名を入力してください」の空欄に、ご自身のユーザーアカウント名を入力します。

- 入力できたら「名前の確認」ボタンをクリックします。アカウントが一覧に表示され、名前に下線が引かれれば成功です。そのまま「OK」をクリックします。
- 次に、「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」と、ウィンドウ左下の「すべての子オブジェクトのアクセス許可エントリを、このオブジェクトから継承したアクセス許可エントリで置き換える」の両方にチェックを入れます。

- 「適用」をクリックし、続けて「OK」をクリックします。
- その後、プロパティウィンドウの「セキュリティ」タブに戻り、もう一度「詳細設定」ボタンをクリックします。
- 今度は「追加」ボタンをクリックします。
- 続いて「プリンシパルの選択」をクリックします。手順6と同じウィンドウが開くため、手順6~7と同じ操作をもう一度繰り返します。

- その後、「基本アクセス許可」の下にあるすべてのチェックボックスにチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。

- 最後に、再び「すべての子オブジェクトのアクセス許可エントリを、このオブジェクトから継承したアクセス許可エントリで置き換える」にチェックを入れます。

- 「適用」をクリックし、そのまま「OK」を押せば完了です。
- 以上の作業が終われば、問題は解消されているはずです。エラーがまだ残っていないか確認してみてください。
-
Windows 10で「L2TP接続の試行に失敗しました」エラーを修正する16の方法
L2TP(Layer Two Tunneling Protocol/レイヤー2トンネリングプロトコル)は、主にVPN(仮想プライベートネットワーク)を支えるために使われるプロトコルです。VPNは、別の環境にあるサーバーのデータで元のデータをマスキングすることで接続元を隠し、地理的な位置情報を覆い隠すことで、ネットワーク経路上のさまざまな制限を回避できるようにします。ところが近年、「セキュリティレイヤーで処理エラーが発生したため、L2TP接続の試行に失敗しました」というエラーが表示され、VPN接続を確立できないという相談が多数寄せられています。同じ症状でお困りの方は、この記事で紹介する効果的なト
-
VirtualBoxで「USBデバイスのプロキシデバイスの作成に失敗しました」エラーを修正する方法
Oracle Corporationが開発したOracle VM VirtualBoxは、代表的な仮想化ソフトウェアです。Windows、Mac、Oracle Solaris、Linuxなど、複数のOSを同一コンピューター上で同時に実行できるのが特徴で、無料でアプリケーションとしてインストールでき、仮想環境上で動作することから「VirtualBox」という名称が付けられています。 しかし、VirtualBoxユーザーの間では、USBデバイスを接続する際に「VERR_PDM_NO_USB_PORTS」エラーが発生するという報告が見られます。同じ問題でお困りの方に向けて、本記事では「USBデバイス