「システム予約済みパーティションを更新できませんでした」エラーの修正方法
多くのWindows 7ユーザーは、Windows 10(またはWindows 8/8.1)へPCをアップグレードしようとした際に、「システム予約済みパーティションを更新できませんでした(We couldn't update the system reserved partition)」というエラーメッセージが表示され、アップグレードに失敗するという問題に遭遇しました。このエラーは、何度アップグレードを試みても表示され続けるのが特徴です。
この問題は、主にWindows 7がプリインストールされたPCや、Windows 7からWindows 8/8.1へアップグレードしたPCで発生する傾向がありますが、出荷時からWindows 8/8.1が搭載されていたPCでも発生した事例が報告されています。
実はこの問題は、ほとんどの場合、Windows 7(およびWindows 8/8.1)のPCに標準で存在する「システム予約済みパーティション」に何らかの原因があります。そして、このパーティションこそが問題解決の鍵となります。以下では、このエラーを解消するための最も効果的な4つの対処法を詳しく解説します。
対処法1:システム予約済みパーティションの空き容量を確保する
- Windowsロゴキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、diskmgmt.mscと入力してEnterキーを押します。
- 「ディスクの管理」ウィンドウには、マウントされているボリュームの一覧の下にパーティションマップが表示されます。
- パーティションマップ内の最初のパーティションは「システム予約済み」または「Data」という名前で、サイズは(おそらく)100MBです。
- このパーティションを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。
- 「追加」をクリックします。「次のドライブ文字を割り当てる」のドロップダウンメニューからYを選択し、「OK」をクリックします。

- Windows 7を使用している場合は、スタートメニューでcmdを検索し、検索結果の「cmd」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- Windows 8/10を使用している場合は、Windowsロゴキー+Xキーを押してWinXメニューを開き、「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックします。これにより、管理者権限を持つコマンドプロンプトが開きます。
- 管理者権限のコマンドプロンプトに以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれ入力後にEnterキーを押して実行します。

Y: takeown /f . /r /d y icacls . /grant administrator:F /t attrib -h -s -r bootmgr
注意:icaclsコマンドの「administrator」の部分は、ご自身のユーザー名に置き換えてください。ユーザー名を確認するには、コマンドプロンプトでwhoamiと入力してEnterキーを押します。例えば、ユーザー名が「home」の場合、icaclsコマンドは以下のようになります。
icacls . /grant home:F /t
次に、エクスプローラーのウィンドウを開いてYドライブに移動します。「整理」>「フォルダーと検索のオプション」>「表示」タブにある「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示しない」オプションと「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」オプションの両方が無効になっていることを確認してください。

Yドライブ内の「Boot」フォルダーに移動します。en-USと、実際に使用している言語以外の言語フォルダーをすべて削除します。削除後、ごみ箱を空にして、ファイルが完全に削除されたことを確認しましょう。
新しい管理者権限のコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
chkdsk Y: /F /X /sdcleanup /L:5000
このコマンドを実行すると、システム予約済みパーティションのNTFSログファイルが約5MBまで縮小され、パーティション上に少なくとも50MBの空き容量が確保されます(これはパーティションの既定容量100MBの半分に相当します!)。
以上の手順を問題なく完了できたら、再度PCのアップグレードを試してみてください。今度は成功するはずです。必要なアップデートのダウンロードとインストールが完了したら、再び「ディスクの管理」を開き、システム予約済みパーティションからYドライブ文字を削除しておきましょう。
この方法が少し長くて複雑だと感じる場合や、うまくいかない場合は、遠慮なく次の対処法を試してください。
対処法2:ディスクの管理でシステム予約済みパーティションを拡張する
- Windowsロゴキー+Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログにdiskmgmt.mscと入力してEnterキーを押します。

- 「ディスクの管理」ウィンドウ下部のパーティションマップで、C:ドライブを右クリックし、「ボリュームの縮小」を選択します。C:ドライブを300〜350MB縮小してください。

- 「システム予約済み」パーティションを右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択します。C:ドライブを縮小することで未割り当て領域となった300〜350MBを、システム予約済みパーティションに組み込みます。
- 完了したらPCを再起動します。再起動によってハードディスクパーティションへの変更が保存されます。
- PCが起動したら、再度アップグレードを試みてください。この対処法で問題が解決していれば、アップグレードは正常に完了するはずです。
対処法3:MiniTool Partition Wizardでシステム予約済みパーティションを拡張する
MiniTool Partition Wizardは、Windowsの経験が浅いユーザーでも直感的で覚えやすい操作画面を使って、ハードディスクパーティションを簡単に管理できるよう設計されたフリーウェアです。ベテランユーザーから初心者まで、誰でもこのツールを使ってシステム予約済みパーティションを拡張し、「システム予約済みパーティションを更新できませんでした」エラーの解決を図ることができます。
まずMiniTool Partition Wizardをダウンロードし、インストールして起動します。パーティションマップでPCのC:ドライブを見つけ、「移動/パーティションのサイズ変更」を選択します。C:ドライブのパーティションを慎重にドラッグし、300〜350MBだけ縮小します。

次に、「システム予約済み」パーティションを拡張して、未割り当てとなった300〜350MBのディスク領域を取り込みます。変更を「適用」すると、MiniTool Partition Wizardが変更の保存処理を開始します。指示されたらPCを再起動し、処理が完了するまで少し待ちましょう。変更が反映されてシステムの制御が戻ったら、再度アップグレードを試みてください。この対処法が有効であれば、アップグレードは成功するはずです。
対処法4:ローカルディスクCをアクティブなパーティションにする
C:ドライブをアクティブなパーティションとして設定するのは非常にシンプルな解決策ですが、過去にこの厄介な問題に悩まされた多くのWindowsユーザーにとって実際に効果があった方法です。
- Windowsロゴキー+Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログにdiskmgmt.mscと入力してEnterキーを押します。

- 「ディスクの管理」ウィンドウ下部のパーティションマップで、C:ドライブを右クリックし、「パーティションをアクティブとしてマーク」を選択して、C:ドライブをアクティブなパーティションにします。
- PCを再起動し、起動後に再度システムのアップグレードを試みてください。
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