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【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法

パソコンやノートパソコンが正常に動作するためには、すべてのハードウェア部品が重要な役割を果たします。いずれかの部品に不具合が発生すると、BIOSまたはUEFIがそれを検知して通知してくれます。以前の記事でもBIOSとUEFIについて解説しましたが、BIOS(Basic Input Output System)はパソコンの電源を入れたときに起動し、各ハードウェア部品が正常に動作しているかどうかをチェックする仕組みです。UEFIはBIOSの後継規格で、同じ目的を持っています。

この記事では、HDD(ハードディスクドライブ)のトラブルについて取り上げます。HDDは、オペレーティングシステム、ドライバー、アプリケーション、そして大切なデータを保存しておくハードウェアです。ハードディスクに問題が発生すると、Windowsが起動できなくなったり、アプリケーションが使えなくなったり、データへアクセスできなくなったりします。HDDの障害には、物理的な障害、電気的な障害、論理的な障害などさまざまな種類があります。物理的な障害とはプラッタ、ヘッド、アクチュエータアーム、軸などの問題を指し、電気的な障害は基板の問題、論理的な障害はパーティションやボリューム、ファイルシステムの破損などを指します。

HDDのトラブルの一つが、エラーコード2000-0151「Hard Drive DST Short Test Failure(ハードドライブDSTショートテスト失敗)」です。このエラーは、ハードディスクドライブ(HDD)が故障し、寿命が近づいている可能性があることを示しています。現在HDDに問題がなくても、バックアップとリストアの戦略を実践しておくことが非常に重要です。万一の障害時には、バックアップからデータを復元できます。例えば、2TBのHDDに個人用・業務用の全データを保存していて、NAS(Network Attached Storage)やクラウドストレージでリアルタイムバックアップを行っていたとしましょう。仮にHDDが突然動かなくなっても、バックアップから短時間でデータを復元できるため安心です。しかし、バックアップがなければ、高額な費用を払ってデータ復旧業者に依頼するか、データなしで作業を続けるしかありません。バックアップは家庭でもビジネス環境でも必須のベストプラクティスですので、決して怠らないでください。外付けHDD、NAS、クラウドストレージなどへのバックアップがおすすめです。

この問題はデスクトップパソコンでもノートパソコンでも発生する可能性があります。なお、このエラーはOS由来のものではなく、ハードウェア自体の問題である点に注意してください。本記事では、論理的な問題のトラブルシューティングから、最終手段であるHDDの交換まで、複数の解決策をご紹介します。前述の通り、エラー2000-0151はHDDの故障と寿命の接近を示すものですので、最終的にはハードディスクの交換を覚悟しておく必要があります。

方法1:診断ツールを実行する

ハードディスクに問題があるかどうかわからない場合は、まずHDD専用の診断ツールを実行してみましょう。各ベンダーは自社製ハードディスクをテストするための公式ソフトウェアを提供しています。ここでは、Windows 10環境でWD製1TBハードディスクを使って「WD Diagnostic Tool」を実行する手順を紹介します。パソコンでWindowsが起動できる場合は、そのままソフトウェアをダウンロードして実行してください。Windowsが起動できない場合は、対象のハードディスクを別のパソコンまたはノートパソコンに接続し、そちらにソフトウェアをインストールして診断します。

  1. インターネットブラウザ(Google Chrome、Mozilla Firefox、Edgeなど)を開きます
  2. WDの公式サイトを開きます
  3. 「Data Lifeguard Diagnostic for Windows」をダウンロードします
  4. 「Data Lifeguard Diagnostic for Windows」を実行します
  5. 診断したいハードディスクを選択します。今回の例ではWD10EFRX-68PJCN0です。【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  6. WD10EFRX-68PJCN0を右クリックし、「Run Diagnostic(診断を実行)」を選択します【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  7. 「Quick scan(クイックスキャン)」を選択して「Start(開始)」をクリックします。より詳細に調べたい場合は「Extended test(拡張テスト)」を選ぶことも可能です。ここではツールを使ったHDDテストの手順を紹介しています。【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  8. WD Diagnosticツールによるクイックスキャンが完了するまで待ちます【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  9. テスト結果を確認します。今回の例ではHDDは正常で、エラーは検出されませんでした。あなたの場合、HDDの交換が必要であることを示すエラーが表示される可能性があります。【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  10. さらに、「M.A.R.T. Drive Information(SMART情報)」も確認できます。S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology:自己監視分析報告技術)とは、ドライブの性能やキャリブレーション特性を監視し、迫りくるドライブの故障を予測する技術です。監視される各項目は「アトリビュート」と呼ばれます。【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  11. 「OK」をクリックします

方法2:Windowsを再インストールする

少し意外な解決策に思えるかもしれませんが、実際にハードディスクをフォーマットし、クリーンなOS、ドライバー、アプリケーションを再インストールすることで問題を解決したユーザーもいます。新しいHDDを購入する前に試せる方法なので、一度試してみる価値は十分あります。OSとしてはWindows 10のインストールをおすすめします。何らかの理由でWindows 10を避けたい場合でも、Windows 7より古いOSはインストールしないでください。MicrosoftはWindows XPとWindows Vistaのサポートを終了しているためです。

方法3:CHKDSK /R を実行する

HDDやSSDのパーティション構成、ドライブ文字、ボリュームなどの設定を行う際は、グラフィカルインターフェースまたはコマンドラインインターフェースを使用できます。この方法で使用するツールの一つがチェックディスク(CHKDSK /R)です。システムファイルの破損が疑われる場合や、HDDからデータを読み書きできない場合には、CHKDSK /Rの実行が有効です。チェックディスクは不良セクタを検出し、修復可能なものであれば修復してくれるユーティリティです。chkdskの実行手順は、Windows XPからWindows 10までどのOSでも共通です。

方法4:データを復旧する

記事の冒頭でお伝えしたように、論理的な問題が発生するとWindowsが起動しなくなります。ボリュームやパーティションの破損によってHDDが動作しなくなった場合、データにアクセスできなくなります。家庭やビジネス環境でバックアップとリストアの戦略を実践していれば、この方法は読み飛ばしても問題ありません。

しかし、バックアップを取っておらず、HDD自体はまだ動作している場合は、破損したパーティションやハードディスクからデータを復旧する必要があります。Windowsが起動できない場合、どうすればよいのでしょうか? ノートパソコンやパソコンからハードディスクを取り外し、別のパソコンに接続する必要があります。やり方がわからない場合は、IT専門家に相談してください。手順がわかる方は、以下の手順に従ってください。ハードディスクを接続したら、データ復旧ソフトウェアを実行します。この方法はWindows XPからWindows 10までのOSに対応しています。

ここでは、フリーソフト「Recuva」を使った復旧手順を紹介します。

  1. インターネットブラウザ(Google Chrome、Mozilla Firefox、Edgeなど)を開きます
  2. Recuvaの公式サイトを開き、Recuvaをダウンロードします
  3. Recuvaをインストールします
  4. Recuvaを起動します
  5. 「Welcome to the Recuva Wizard(Recuvaウィザードへようこそ)」画面で「Next(次へ)」をクリックします【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  6. 「File type(ファイルタイプ)」で復元したいファイルの種類を選択し、「Next(次へ)」をクリックします。今回は画像、音楽、ドキュメント、動画、圧縮ファイル、メールを含む「All files(すべてのファイル)」の復元を試みます。必要に応じて選択してください。【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  7. 「File location(ファイルの場所)」でファイルがあった場所を選択し、「Next(次へ)」をクリックします。今回の例では「Recycle bin(ごみ箱)」からデータを復元します。HDDが停止する前に削除したデータだけが必要だったためです。状況に応じて自由に選択してください。【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  8. 次の画面で「Deep scan(ディープスキャン)」にチェックを入れ、「Start(開始)」をクリックします。ディープスキャンとは何でしょうか? Recuvaのディープスキャン機能は、ハードディスクやリムーバブルドライブの奥深くに埋もれたファイルまで見つけ出すのに役立ちます。時間はかかりますが、その価値はあります。【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  9. Recuvaのスキャンが完了するまで待ちます【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  10. スキャンが完了すると、Recuvaが検出したファイルの一覧が表示されます。復元したいファイルにチェックを入れ、「Recover(復元)」をクリックするだけです

方法5:ハードディスクを交換する

新しいハードディスクを購入する前に、まず現在使用中のHDDが保証期間内かどうかを確認することをおすすめします。確認方法をWD製ハードディスクを例に紹介します。まずシリアル番号を特定する必要があります。確認方法は2つあります。一つはHDD本体のラベルに記載されたシリアル番号を読み取る方法、もう一つはベンダー提供のソフトウェアを使う方法です。ここでは、方法1でダウンロードした「WD Data Lifeguard Diagnostic for Windows」を使う手順を紹介します。

  1. Data Lifeguard Diagnostic for Windowsを起動し、シリアル番号を確認します。今回の例では、WD 1TBのシリアル番号はWD-WCC4J2035069です。
  2. インターネットブラウザ(Google Chrome、Mozilla Firefox、Edgeなど)を開きます
  3. WDサポートサイト(https://support-en.wd.com/app/warrantystatus)を開きます
  4. 国を選択し、WDディスクのシリアル番号を入力します【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法
  5. 「Submit(送信)」をクリックして保証状況を確認します。今回の例では、WD 1TB REDハードディスクの保証は2017年3月22日に期限切れでした。【解決済み】エラー2000-0151「ハードドライブDSTショートテスト失敗」の原因と対処法

今回のディスクは保証期間外のため、新しく購入する必要があります。HDDを購入する前に、マザーボードの技術資料を確認することをおすすめします。HDDにはATA/IDEタイプとSATAタイプの2種類があります。ATA/IDE HDDはすでに過去のものとなりましたが、古いパソコンを使用している場合はATA/IDE HDDを購入する必要があります。SATA HDDにはSATA 1、SATA 2、SATA 3、SATA 3.1の4種類があり、主な違いは転送速度です。マザーボードがSATA 2までしか対応していない場合、SATA 3 HDDを購入してもSATA 2ポートの制限により性能が発揮されないため、無駄になってしまいます。

では、自分のマザーボードがどの規格に対応しているのか、どうやって確認すればよいのでしょうか? 詳しくは関連記事(方法13)をご参照ください。

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