【解決法】SettingSyncHost.exeのCPU使用率が高い問題を修正する4つの方法
設定同期ホストプロセス(SettingSyncHost.exe)は、システム設定を他のデバイスと同期させるためのプロセスです。たとえば、あるパソコンで壁紙を変更すると、他のすべてのパソコンでも同じ壁紙に変更されるといった具合に、さまざまな設定を同期します。また、Internet Explorer、OneDrive、Xboxなどのアプリケーション設定も同期対象となります。
このプロセスはSystem32フォルダ内に存在し、Windowsにおいて比較的重要な役割を担っています。しかし、便利な反面、長時間にわたって大量のリソース(CPU)を消費するなど、さまざまな問題を引き起こすことが知られています。中には、論理プロセッサの1つを常時100%占有してしまうケースも報告されています。
この問題には複数の対処法があります。まず最初の方法から順番に試していきましょう。
解決策1:Windowsを最新の状態に更新する
実は、Microsoftは「SettingSyncHost.exe」が大量のCPUを消費する問題をいち早く認識しており、エンジニアに解決策の開発を指示していました。その後、この問題およびその他のバグを修正する一連の更新プログラムがリリースされています。
何らかの理由でWindowsを更新していない場合は、必ずすぐにすべての更新プログラムを適用してください。オペレーティングシステムは、頻繁な更新とバグ修正によって初めて安定して動作します。なお、更新作業にはアクティブなインターネット接続が必要です。
- 「Windows + S」キーを押し、検索ボックスに「Windows Update」と入力してEnterキーを押します。
- 「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし、見つかった更新プログラムをダウンロードさせます。

- 更新プログラムのインストール完了後、パソコンを再起動し、CPU使用率が改善されたかどうかを確認します。
解決策2:レジストリキーの所有権を追加する
一部のケースでは、「SettingSyncHost.exe」プロセスが特定のディレクトリへファイルを書き込み、その後にレジストリキーを更新しようとするものの、アクセス権限がないために失敗し続けることがあります。プロセスは何度も書き込みを繰り返し、再試行を重ねるため、これがCPU使用率の高騰を招いているのです。
そこで、該当するレジストリキーの所有権を取得してみましょう。なお、この操作には管理者権限が必要になる場合があります。
- 「Windows + R」キーを押し、ダイアログボックスに「regedit」と入力してEnterキーを押します。
- レジストリエディタが開いたら、以下のパスへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\InputPersonalization\TrainedDataStore\en-GB\2

- 該当エントリを右クリックし、表示されたメニューから「アクセス許可」を選択します。

- すべてのユーザーグループに対して順番に「フルコントロール」にチェックを入れます。「適用」をクリックして変更を保存し、画面を閉じます。

- パソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
解決策3:PowerShellスクリプトを実行する(上級者向け)
上記の2つの方法で解決しない場合は、PowerShellスクリプトの作成を試みることもできます。このスクリプトは、5分ごとに「SettingSyncHost.exe」プロセスを強制終了させる働きを持ちます。なお、ジョブを登録する際には資格情報の入力が求められます。この方法は、自分が行っている操作内容を十分に理解している上級者向けの解決策です。
- 「Windows + S」キーを押し、「PowerShell」と入力します。表示されたアプリケーションを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 管理者権限で起動したら、以下のコードを実行します。
Register-ScheduledJob -Name "Kill SettingSyncHost" -RunNow -RunEvery "00:05:00" -Credential (Get-Credential) -ScheduledJobOption (New-ScheduledJobOption -StartIfOnBattery -ContinueIfGoingOnBattery) -ScriptBlock { Get-Process | ?{ $_.Name -eq "SettingSyncHost" -and $_.StartTime -lt ([System.DateTime]::Now).AddMinutes(-5) } | Stop-Process -Force}

ご覧のとおり、ジョブを登録する前に資格情報の入力が必要です。資格情報を入力した後、「SettingSyncHost」プロセスが自動的に終了されるかどうかを確認してください。終了しない場合は、パソコンを再起動してからもう一度確認しましょう。
- すでにジョブを登録済みで、今後は解除したい場合は、以下のコマンドを実行します。
Get-ScheduledJob | ? Name -eq "Kill SettingSyncHost" | Unregister-ScheduledJob

- パソコンを再起動すると、ジョブの登録が解除されます。
解決策4:SettingSyncを強制的に無効化する
ここまでのどの解決策でも効果が得られなかった場合は、SettingSyncホスト自体を無効にするという選択肢もあります。新しいWindowsをインストールした際に設定が同期されなくなるなどの機能は失われますが、CPU使用率の問題を考えると十分に価値のある対策です。もちろん、結果に満足できなければ後から再度有効化することも可能です。
- まず、専用のファイルをダウンロードします(こちら)。
- ダウンロードが完了したら、ファイルを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- あとはパソコンを再起動するだけで、プロセスは停止されます。
この機能を無効化したくない場合は、代わりにファイアウォールでこのプロセスがブロックされていないかを確認するか、一時的にウイルス対策ソフトを無効にしてみてください。そのうえで問題が継続するかどうかを確認し、状況を把握しておきましょう。
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