【解決策】「割り当てられた時間間隔内にセカンダリプロセッサでクロック割り込みが受信されませんでした」エラーの直し方
ブルースクリーン・オブ・デス(BSOD)がユーザーに恐れられるのには理由があります。何の前触れもなく突然現れ、作業中の内容にかかわらずPCの再起動を余儀なくされるからです。しかも、一度発生し始めると頻繁に繰り返されることも珍しくありません。今回取り上げるエラーもその一例で、残念ながら公式の修正プログラムは提供されていません。

原因はCPUのオーバークロックにあると指摘する声もありますが、オーバークロックを試したことすらないというユーザーも多くいます。以下の解決策を順番に試して、問題が解決するかどうか確認してみてください。
解決策1:BIOSを最新バージョンにアップデートする
これは、オーバークロックをしていないにもかかわらず頻繁に問題が発生するとの苦情を受けた際に、ASUSが公式に発表した対応策です。ASUSによれば、BIOSを最新バージョンに更新することで問題を解決できるとのことです。このエラーは特定メーカーに限定されたものではないため、ASUS製PCをお持ちでない場合でも有効な対策となります。
- スタートメニューボタンの横にある検索バーに「msinfo」と入力し、現在PCにインストールされているBIOSのバージョンを確認します。
- プロセッサーのモデル名の下に表示されるBIOSバージョンの情報を見つけ、テキストファイルや紙に控えておきましょう。

- 自分のPCがBTO(組み立て済み)、市販の完成品、それともパーツを個別に購入して自作したものなのかを確認します。これは非常に重要です。PCの一部のパーツ向けに作られたBIOSを他の機器に適用すると、誤ったバージョンでBIOSを上書きしてしまい、重大なエラーやシステム障害を引き起こす恐れがあるためです。
- アップデートに向けてPCを準備します。ノートパソコンの場合は、バッテリーを満充電しておいてください。デスクトップPCの場合は、無停電電源装置(UPS)を使用し、停電などでアップデート中に電源が切れないようにすることをおすすめします。
- Lenovo、Gateway、HP、Dell、MSIなど、各メーカー向けに用意された手順に従ってアップデートを実行してください。
解決策2:CPUのオーバークロックをやめる
オーバークロックとは、プロセッサーの動作周波数を工場出荷時の推奨値以上に引き上げることです。PCの速度を大幅に向上させられますが、細心の注意が必要です。過度なオーバークロックによってマシン全体が故障した事例も実際に存在します。
そもそもオーバークロックを想定して設計されていないCPUもあり、型番やロットによって相性の良し悪しがあるのも事実です。さらに重要なのは、使用するオーバークロックツールによって結果が異なるという点です。ツールとプロセッサーの組み合わせ次第で、このエラーが発生する確率も変わってきます。
CPUの周波数を元の状態に戻す方法は、どのソフトウェアでオーバークロックしたかによって異なります。IntelとAMDはそれぞれ公式のオーバークロック用アプリケーションを提供していますが、選択肢となるツールは数多く存在します。これらを使ってオーバークロックを解除するか、別のツールを試してみて、問題が再発するかどうか確認してください。
解決策3:Unleashing ModeとCore Unlockerを無効化する(AMDユーザー向け)
AMDユーザーの方は、現在CPUをオーバークロックしていなくても、この方法が効果的な場合があります。BIOSにはこのエラーの発生確率に影響を与える設定項目がいくつかあり、それらを無効化して問題が解消するか試してみる価値があります。
- スタートメニュー >> 電源ボタン >> シャットダウンの順に選択して、PCの電源を切ります。
- PCを再度起動し、システム起動中にBIOSキーを押してBIOS設定画面に入ります。BIOSキーは起動画面に「Press ___ to enter Setup(○○キーを押してセットアップに入ります)」といった形式で表示されます。一般的なBIOSキーはF1、F2、Del、Esc、F10です。表示はすぐに消えてしまうため、素早く操作する必要があります。間に合わなければ再起動してやり直してください。

- 無効化すべき設定は、通常「CPU Settings」タブ(メーカーによって名称は異なります)にあります。「Unleashing Mode」と「Core Unlocker」という名前ですが、メーカーによって多少異なる名称になっている可能性もあるため、少し探してみれば見つかるはずです。
- 該当する設定を見つけたら、両方とも「On」から「Off」へ、「Enabled」から「Disabled」へ変更します(表記はメーカーにより異なります)。その後「Exit」セクションに移動し、「Exit Saving Changes」(変更を保存して終了)を選択します。これで通常どおり起動が続行されます。問題が解決したかどうか、改めて確認してみてください。

- 作業が完了し、Windows 10のインストールに成功したら、設定を元の状態に戻すことを忘れないでください。
補足:この方法でうまくいかない場合は、「CPU Settings」内の「Advanced CPU Core Features」セクションに移動し、「C6 State Support」を探して「Disabled」に設定してみてください。特にAMDユーザーの間では、この方法で改善したという報告が多数あります。
解決策4:すべてのドライバーを更新する
BSODが残すダンプ情報を解析することは可能ですが、その手順はユーザーごとに異なり、誰にでも通用する汎用的な方法にはなりにくいものです。ただし、ほぼ確実に言えることがひとつあります。それは、古いドライバーがさまざまなエラーの原因になるということです。今回のエラーも例外ではありません。
ドライバーをすべて更新すれば、ドライバーが原因だった場合は確実にエラーの発生を防げます。仮に直接の原因でなくても、常に最新のドライバー環境を保てるのは大きなメリットです。
- スタートボタンを選択し、「デバイスマネージャー」と入力して、ウィンドウ上部に表示される候補から選択します。

- カテゴリを展開してデバイス名を探し、右クリック(または長押し)して「ドライバーの更新」を選択します。たとえばグラフィックカードの場合は「ディスプレイアダプター」を展開し、グラフィックカードを右クリックして「ドライバーの更新」を選びます。

- 「ドライバーを自動的に検索」を選択します。
- Windowsで新しいドライバーが見つからない場合は、デバイスメーカーの公式サイトでドライバーを探し、案内に従ってインストールしてください。手順はメーカーごとに異なります。
補足:Windows 10では、最新ドライバーがWindows Updateと一緒に自動的にインストールされることが多いため、PCを常に最新の状態に保つことをおすすめします。Windows UpdateはWindows 10では自動的に実行されますが、以下の手順で新しい更新プログラムがないか手動で確認できます。
- Windowsキー + I を同時に押して、Windows PCの「設定」を開きます。あるいは、タスクバー右側の検索バーで「設定」を検索しても構いません。
- 設定アプリ内の「更新とセキュリティ」セクションを見つけて開きます。
- 「Windows Update」タブのまま、「更新状況」の下にある「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし、新しいバージョンのWindowsが利用可能かどうかを確認します。

- 更新プログラムがあれば、Windowsが自動的にダウンロードを開始します。
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