Windows起動時のエラー0xc0000221を解決する方法【原因と対処法を完全解説】
エラーコード0xc0000221は、パソコンの起動に失敗した直後に表示されることが多いエラーです。多くのユーザーの報告によると、毎回の起動時に発生するわけではありませんが、中には自動修復ループ(Automatic Repair Loop)にはまり込み、Windowsが一切起動できなくなるケースも確認されています。

「0x」で始まるエラーコードは、一般的にシステムレベルの破損を示すことが多いのですが、この0xc0000221の場合はハードウェア起因(増設直後のメモリや電源容量不足など)である可能性もあります。
エラー0xc0000221の主な原因
このエラーについて調査し、さまざまな症状を分析した結果、0xc0000221を引き起こす可能性がある要因として以下が挙げられます。
- メモリやHDDの増設によるハードウェア問題 – メモリを2枚目として追加したり、新しいスレーブ用HDDを接続した直後にこのエラーが発生し始めたという報告例があります。
- セカンダリGPU(サブグラフィックカード) – SLIやCrossFire構成のパソコンでこの問題が報告されることがあります。
- 電源ユニットの出力不足 – 接続されているすべてのデバイスを賄えるだけの容量が電源にない場合、この現象が起こることがあります。
- システムファイルの破損 – エラーコード自体が、システムファイルの破損に関わる問題を示唆しています。
- サードパーティ製サービスによる起動妨害 – 悪影響を及ぼすサードパーティ製サービスがBSOD(ブルースクリーン)クラッシュを引き起こしたという事例も報告されています。
エラー0xc0000221の解決方法
0xc0000221エラーの回避策をお探しの方のために、同じ状況で実際に問題を解決できたユーザーが使用した対処法をまとめました。
最良の結果を得るためには、効率と深刻度の順に並べられた以下の方法を、記載された順番で試してみてください。最初の方法から始めて、問題が解決できる方法が見つかるまで順番に進んでいきましょう。
方法1:セーフモードで起動する
まず、BSODクラッシュの原因が悪質なサービスによるものではないかを確認しましょう。システムをセーフモードで起動することで、サードパーティ製ソフトウェアの干渉が原因かどうかを切り分けられます。
セーフモードでは、起動プロセスに必要な最低限のファイルとドライバーのみを読み込んだ制限された状態でパソコンが立ち上がります。セーフモードで正常に起動できるのであれば、以前にインストールしたソフトウェアの何かが原因であると判断できます。
セーフモードで起動し、BSODクラッシュの原因となるプロセスを特定する手順は以下の通りです。
- 起動画面を通過できない場合は、起動プロセス中に強制的に2〜3回連続して中断させることで、詳細スタートアップオプション画面を強制表示できます。具体的には、起動フェーズ中にPCを再起動すればOKです。

補足:起動プロセスを完了できる場合は、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ(Windowsキー + R)を開いて「ms-settings:recovery」と入力し、回復設定画面を開くことも可能です。その後、高度なスタートアップの下にある今すぐ再起動するボタンをクリックすれば、PCは直接詳細スタートアップオプションメニューへと再起動します。

- 詳細スタートアップオプション画面でトラブルシューティングを選択し、次に詳細オプションをクリックします。
- 詳細オプション内でスタートアップ設定をクリックし、再起動ボタンを押します。

- スタートアップ設定画面が再度表示されたら、F4、F5またはF6キーを押して、3種類のセーフモードのいずれかで起動します。
- セーフモードで正常に起動できた場合は、最近インストールしたアプリケーションのサービスがBSODの原因である可能性が高いです。この時点で、原因と思われる最近インストールしたプログラムをアンインストールするか、スタートアップからプログラムやサービスを体系的に除外していき、犯人を特定しましょう。
セーフモードでも同じBSODクラッシュが発生する場合は、次の方法に進んでください。
方法2:SFC・CHKDSK・DISMスキャンを実行する
次に、0xc0000221エラーがシステムファイルの破損によって発生していないかを確認します。Windowsのファイル破損を修復するために設計された組み込みユーティリティをいくつか実行しましょう。
同じ問題に悩まされていた何人かのユーザーは、SFC、CHKDSK、DISMスキャンによってシステムファイルの破損を修復することで問題を解決できました。この作業には時間がかかる場合があるため、焦らずプロセスが完了するまで中断しないようにしてください。
SFCおよびDISMスキャンの実行手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterを押して管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。UAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が表示されたら、はいを選択して管理者権限を付与してください。

補足:起動画面を通過できない場合は、方法1の手順1に従って詳細スタートアップオプションメニューに入り、トラブルシューティング > 詳細オプション > コマンドプロンプトへ進んでください。
- 管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力してSFCスキャンを開始します。
sfc /scannow
補足:このユーティリティはシステム全体の破損をスキャンし、壊れたWindowsファイルをローカルにキャッシュされたコピーと置き換えます。
- プロセスが完了したらパソコンを再起動し、エラーコード0xc0000221がまだ表示されるかどうかを確認します。まだ表示される場合は、もう一度手順1に従って管理者権限のコマンドプロンプトに戻り、以下のコマンドを入力します。
chkdsk /f C:
補足:このユーティリティはディスクを解析し、発見したエラーを修復します。OSが別のドライブにインストールされている場合は、Cをお使いのドライブ文字に変更する必要がある点にご注意ください。
- 修復が完了したらマシンを再起動し、起動画面を通過できるかどうかを確認します。同じエラーが繰り返される場合は、手順1で管理者権限のコマンドプロンプトに戻り、以下のコマンドを入力します。
dism /online /cleanup-image /restorehealth
補足:このユーティリティは、破損したWindowsファイルをMicrosoftのサーバーからダウンロードした新しいコピーと置き換えます。このスキャンを開始する前に、安定したインターネット接続が必要です。
- パソコンを再起動し、次の起動時にエラーが解決されているかどうかを確認します。解決していない場合は、次の方法に進みましょう。
方法3:メモリ(RAM)の不具合を確認する
0xc0000221エラーに関しては、RAM(メモリ)スティックが原因として頻繁に挙げられます。ただし、メモリの問題は特定が難しく、優れたテストツールでさえ、メモリ速度の不一致などのエラーを見逃すことがあります。
RAMモジュールがエラーの原因かどうかを検証する最も簡単で確実な方法は、PCを開けてモジュールの1つを取り外すことです(メモリを2枚使用している場合)。
メモリを1枚だけにしてもパソコンが正常に起動する場合は、2枚のメモリスティックの装着位置を入れ替えてみてください。高速なメモリが低速なメモリの後ろに配置されると、問題が発生することがあります。
片方または両方のRAMモジュールに問題がある疑いがある場合は、MemTestを実行してみましょう。ただし、確定的な結果を得るためには、少なくとも5時間以上はテストを実行し続ける必要があります。
RAMモジュールを原因のリストから除外できたら、次の方法に進んでください。
方法4:サブGPUや外付けHDD・SSDを取り外す
不要なデバイスをすべて切断することで、エラーコード0xc0000221の解消に成功したという報告もあります。この問題は、電源ユニットの容量が接続されたすべてのデバイスを維持するのに十分でないために発生している可能性があります。
この仮説が正しいかどうかをテストするために、不要なデバイスをすべて取り外してみましょう。対象となるのは、セカンダリHDD、外付けHDD、DVD光学ドライブ、SLI(またはCrossFire構成)の2枚目のGPU、必須ではない周辺機器などです。
PCを最小構成にしたら電源を入れ、システムが起動画面を通過できるかどうかを確認します。エラーコード0xc0000221なしで正常に起動できた場合は、必須ではないコンポーネントを1つずつ再接続していき、原因となっているデバイスを特定しましょう。
この方法が当てはまらない場合は、次の方法に進みます。
方法5:以前のシステムの復元ポイントを使用する
Windows Update(WU)による大規模なOSアップデートのインストール完了直後から、この問題が発生し始めたという報告が複数あります。失敗したWindows Updateがエラーコード0xc0000221によるランダムなBSODクラッシュを引き起こしている場合は、システムの復元ポイントを使用することで問題を解決できるかもしれません。
システムの復元は、マシンの状態を過去の時点に戻すことで、幅広いクラッシュを修復できるWindowsの機能です。運が良ければ、これを使ってエラーコード0xc0000221が発生していなかった正常な状態までコンピュータを戻せます。
デフォルトの動作を自分で変更していない限り、OSはエラーの原因となったアップデートが適用される直前に自動的にシステムの復元ポイントを作成しているはずです。システムの復元機能を使ってエラーコード0xc0000221を解決する手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「rstrui」と入力してEnterキーを押すと、システムの復元ウィザードが開きます。

- システムの復元の最初の画面で「次へ」をクリックし、復元ポイントの選択画面に進みます。
- 次の画面で、利用可能なすべての復元ポイントを表示するために、別の復元ポイントを表示するチェックボックスにチェックを入れてください。

- 次に、0xc0000221エラーコードが出現するより前の日時の復元ポイントを選択し、もう一度「次へ」ボタンをクリックします。
- 「完了」をクリックし、最終確認のダイアログで「はい」を選択すると、システムの復元プロセスが開始されます。
- 数分後、パソコンが再起動され、以前の状態が復元されます。すべてがうまくいけば、マシンは0xc0000221エラーコードでクラッシュしなくなるはずです。
適切なシステムの復元ポイントが存在しなかった場合や、この方法が使えなかった場合は、次の方法に進んでください。
方法6:上書きインストール(修復インストール)を行う
ここまで紹介したどの方法でも0xc0000221エラーを回避できなかった場合は、クリーンインストールを検討し始める段階かもしれません。しかし、すべての個人データを失う前に、個人ファイルやアプリケーションを保持したまま実行できる、より良い選択肢があります。
それが修復インストール(上書きインストール)です。エラーの引き金となっている可能性のある壊れたWindowsコンポーネントを新しいコピーで置き換えますが、クリーンインストールとは異なり、写真・音楽・動画などのユーザーの個人ファイルやサードパーティ製アプリケーションは削除されません。
修復インストールを実行することに決めた場合は、ステップバイステップのガイドを参考に進めてください。
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