Windows 10が再起動できない問題を解決する4つの対処法
最近、一部のWindows 10ユーザーの間で、再起動に関わるトラブルが報告されています。この症状では、シャットダウンやその他の操作は正常に行えるのに、再起動だけができません。システムを再起動しようとしても、本体の電源ランプは点灯したままなのに、モニター(画面)だけが消えてしまうという現象が起こります。
日常的な使用であれば、シャットダウン後に電源ボタンを押し直すことで回避できるため、大きな支障はないかもしれません。しかし、Windows Updateの適用などで定期的に再起動が必要なユーザーにとっては、非常に不便な問題です。本記事では、この「再起動しない」問題の原因と具体的な解決策を詳しく解説します。
Windows 10が再起動しなくなる主な原因
この問題は、以下のような要因によって引き起こされることが知られています。
- CMOSの不具合: CMOSはマザーボード上にある小型のセル型メモリで、BIOS設定を保存するために使われています。CMOSが原因の場合、CMOSをクリアすることで解決します。
- 電源プランの設定: 特に「高パフォーマンス」プランを選択している場合に発生することがあります。
- 高速スタートアップ機能: 高速スタートアップが原因となっているケースもあります。
- マザーボードの故障: ハードウェア自体に問題がある可能性も考えられます。
方法1:CMOSをクリアする
まず試したいのが、CMOSのクリアです。この作業だけで問題が解決する場合も少なくありません。以下の手順に従って進めてください。
注意: 自分で作業する自信がない場合は、パソコンの取扱説明書を確認するか、専門家に相談してください。
- PCの電源を切り、完全に停止していることを確認します。
- パソコンのケースを開けます。
- 丸い銀色のボタン電池型の部品を探します。腕時計に使われているものと似ていますが、少し大きめのサイズです。
- 次に、以下の2つの方法のどちらかを選びます。「CMOSバッテリーを取り外す」方法と、「ジャンパーを使ってリセットする」方法です。まず、バッテリーの取り外し方から見ていきましょう。
- CMOSバッテリーを取り外す: バッテリーはネジで固定されておらず、スロットに固定・留められているだけなので、そのまま取り出すだけでOKです。
注意:一部のマザーボードには、取り外し不可のCMOSバッテリーが搭載されています。簡単に取り出せない場合は、無理に力を加えずに中止してください。固定型である可能性が高いです。 - ジャンパーでリセットする: 多くのマザーボードには、CMOSをクリアするためのジャンパーが搭載されています。位置はメーカーによって異なるため見つけにくいですが、付近に「CLEAR」「CLR CMOS」「CLR PWD」「CLEAR CMOS」といった表記があるはずです。取扱説明書を参照すれば、正確な位置を特定できます。
- ジャンパーの位置がわかったら、手順は非常にシンプルです。
- ジャンパーをリセット位置に移動させます。
- PCの電源を入れます。
- PCの電源を切ります。
- ジャンパーを元の位置に戻します。
- CMOSバッテリーを取り外す: バッテリーはネジで固定されておらず、スロットに固定・留められているだけなので、そのまま取り出すだけでOKです。
これらの手順が完了したら、ケースを閉じてPCの電源を入れてください。これで問題が解決しているはずです。
方法2:電源オプションを変更する
「スリープ」「休止状態」「高速スタートアップ」を無効化することで問題が解決したというユーザーが多数います。以下の手順で設定を変更しましょう。
- Windowsキーを押しながらRキーを押します。
- 「control panel」と入力してEnterキーを押します。
- 「システムとセキュリティ」を選択します。
- 左側のメニューから「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
- シャットダウン設定の中にある「スリープ」「休止状態」「高速スタートアップを有効にする」の3項目のチェックを外します。
- 「変更の保存」をクリックします。
- Windowsをシャットダウンし、改めて電源を入れます。

Windowsが起動したら、もう一度再起動を試してみてください。今度は正常に起動するはずです。
注意: 高速スタートアップは、3〜5回ほど正常に再起動できることを確認してから、再度有効化しても構いません。念のため5回程度再起動を行ってから、先ほどと同じ手順でステップ6の「高速スタートアップを有効にする」にチェックを入れ直してください。
方法3:BIOSをアップデートする
BIOSが最新バージョンになっているかを確認してください。ハードウェアではなくソフトウェア側に原因がある場合もあります。ただし、BIOSの更新にはある程度の技術的知識が必要で、誤った操作をすると深刻なトラブルにつながる恐れがあります。経験がない方は、必ず専門家へ依頼することをおすすめします。
BIOSのアップデート手順については、詳細な手順をまとめたこちらの記事をご参照ください。
方法4:マザーボードを交換する
少し思い切った対応に思えるかもしれませんが、上記の方法がすべて効果なかった場合、マザーボード自体に問題がある可能性があります。可能であれば、別のマザーボードにハードウェアを接続し、正常に動作するかどうかを確認してみてください。マザーボードやその他のハードウェアの交換は複雑な作業で、最低限の技術知識が必要です。交換手順は本記事の範囲外となるため、自信がない場合はパソコン修理の専門家に相談することをおすすめします。
注意: Z87チップセットとHaswell(第4世代リフレッシュ)CPUの組み合わせを使用している場合、既知の互換性問題があるため、それが原因である可能性があります。
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