WindowsでUSBメモリを複数のパーティションに分割する方法を解説
USBメモリ(USBドライブ)は、フラッシュストレージとUSBインターフェースを一体化したポータブルなデータ記憶装置です。小型で持ち運びやすく、光ディスクよりも格段にコンパクトであり、日常的なデータ転送手段として広く活用されています。しかし、初期状態ではパーティションが1つだけに設定されているため、ストレージ領域を分割して利用することができません。

たとえば「1つのパーティションにはWindowsの起動ディスクを、もう1つには個人データを保存したい」といったケースでは、パーティション分割が欠かせません。このほかにも、用途ごとに領域を分けたい場合や、異なるファイルシステムを使い分けたい場合など、2つ以上のパーティションが必要になる場面は多々あります。本記事では、1台のUSBメモリに複数のパーティションを作成する具体的な手順を解説します。
作業前の注意点
- パーティション操作を行うと、USBメモリ内のすべてのデータが消去されます。必要なファイルは、必ず事前に別の媒体へバックアップしておいてください。
- Windows 10 バージョン1703(Creators Update)以降であれば、標準機能でリムーバブルドライブの複数パーティションを認識できます。それ以前のバージョンでは、最初のパーティションのみが表示される場合がある点にご注意ください。
USBドライブに複数のパーティションを作成する方法
ここからは、Windows標準の「ディスクの管理」ツールを使って、USBメモリに複数のパーティションを作成する手順を紹介します。
- USBメモリをパソコンに接続し、デバイスが認識されるまで待ちます。
- エクスプローラーを開き(ショートカットキー「Windows + E」でも可)、左側のペインで「PC」アイコンを右クリックします。

補足:古いバージョンのWindowsでは、「マイ コンピューター」アイコンを右クリックしてください。
- 表示されたメニューから「管理」を選択し、「コンピューターの管理」画面内の「ディスクの管理」をクリックします。

- USBメモリの名称を右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。

- 領域が「未割り当て」として表示されるまで待ちます。
- 改めてUSBメモリの領域を右クリックし、「新しいシンプル ボリューム」を選択します。

- 「次へ」をクリックし、最初のパーティションに割り当てるサイズ(MB)を入力します。
補足:サイズの単位はMBで、1024MB = 1GBです。必要なGB数に1024を掛けた値を入力しましょう。 - 「次へ」をクリックすると、最初のパーティションに割り当てられる「ドライブ文字」が表示されます。
補足:ドロップダウンから別の英字を選択すれば、ドライブ文字を任意に変更することも可能です。 - 「次へ」をクリックし、「次の設定でこのボリュームをフォーマットする」にチェックを入れます。

- 「ファイル システム」のドロップダウンを開き、「FAT32」を選択します。
- 「アロケーション ユニット サイズ」は「既定値」のままにします。
- 「クイック フォーマットを実行する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックし、処理が完了するまで待ちます。
- 以上で、1つ目のパーティションの作成が完了しました。
- 「ディスクの管理」画面で、1つ目のパーティションの隣にある「未割り当て」領域を右クリックします。
- 上記と同じ手順を繰り返して、2つ目のパーティションを作成します。
このように、Windows標準の「ディスクの管理」ツールを活用すれば、1台のUSBメモリでも複数のパーティションに自由に分割できます。用途に応じて領域を分けることで、起動ディスクとデータ保存を1本で兼ねるなど、USBメモリをより効率的に活用できるようになります。
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