【解決】Microsoft Surfaceで「SurfaceBaseFwUpdateDriver.dllのインストールに失敗しました」エラーが出たときの対処法
Microsoft Surfaceドックは、Surfaceシリーズのパソコンと組み合わせて広く使われている周辺機器です。外部モニターやキーボード、マウスなど複数のデバイスを一度に接続できるため、作業効率を大幅に向上させることができます。
ただし、Surfaceドックを活用するには、事前に必要なドライバーをインストール、または最新版へ更新しておく必要があります。この作業を簡単に行えるツールとして、ファームウェアを自動的に更新してくれる「Microsoft Surface Dock Updater」が用意されています。
しかし、このアップデーターツールを使用する際、「Failed to install SurfaceBaseFwUpdateDriver.dll(SurfaceBaseFwUpdateDriver.dllのインストールに失敗しました)」というエラーメッセージが表示され、インストールが中断されてしまうケースが報告されています。
別のSurfaceデバイスを使ってドックを更新する方法もありますが、その場合は注意が必要です。ドック自体は更新できても、本体側に必要なファームウェアが適用されず、一部の機能が正常に使えなくなることがあります。特にSurface Bookのように、ドックの拡張機能をフルに活用するために本体側のファームウェア更新も必要な機種では、この問題は無視できません。
エラーの正確な原因は明らかになっていませんが、Microsoftはハードウェアの不具合を疑うことが多いようです。一方で、実際には権限不足が関係している可能性もあります。アップデーターをSYSTEM権限で実行すると問題が解消されたという報告があるためです。本記事では、このエラーを解決するための具体的な方法を3つご紹介します。
方法1:SYSTEM権限でアップデーターを実行する
前述のとおり、SYSTEM権限でSurface Dock Updaterを実行することで問題が解決する場合があります。他のプロセスが干渉している場合や、単純に管理者権限では不十分なケースでも、SYSTEM権限ならそれらを上書きして実行できる可能性があります。手順は少し複雑に見えますが、順番に進めれば難しくありません。
- まず、Surface Dock UpdaterをMicrosoft公式サイトからダウンロードします。
- 次に、Microsoftが提供するコマンドラインツール集PsToolsをダウンロードします。この中に含まれるツールを1つ使用します。
- ダウンロードしたZIPファイルを任意の場所に展開します。
- スタートメニューで「cmd」と検索し、結果を右クリックして「管理者として実行」を選択し、コマンドプロンプトを開きます。
- cdコマンドを使って、PsToolsを展開したフォルダーへ移動します。
- 以下のコマンドを入力します。
psexec -i -s CMD
- 新しいコマンドプロンプトウィンドウが開くので、そこで「whoami」コマンドを実行します。
- 「nt authority\system」と表示されれば、SYSTEM権限で実行できています。
- 続いて、Surface Dock Updaterが保存されているフォルダーへ移動します。
- 新しいコマンドプロンプトから以下のコマンドでアップデーターを実行します。「NameOfInstaller.msi」の部分は実際のファイル名に置き換えてください。
./NameOfInstaller.msi
- エラーが解消されたかどうかを確認します。
方法2:キーボードを取り外してから実行する
Surface Bookなど、キーボードが着脱式の機種をお使いの場合は、画面からキーボードを取り外してからアップデーターを実行してみてください。同じエラーに悩まされていたユーザーが、キーボードを取り外したところ問題が解決したと報告しています。
キーボードを安全に取り外す前に、バッテリー残量が10%以上あることを確認してください。取り外す方法は2つあります。キーボード右上にある「Detatch(取り外し)」ボタンを使うか、Windowsタスクバー右側の「取り外し」アイコンをクリックするかです。
ボタンを押すと、まず赤いライトが点灯し、1秒ほど後に緑色に変わります。そして「カチッ」という音が聞こえたら、取り外しの準備が完了した合図です。ライトが緑色の間に、画面上部をつかんで上方向に持ち上げてください。
キーボードを取り外したら、再度Surface Dock Updaterを実行し、エラーが発生するかどうかを確認しましょう。
方法3:グループポリシーを編集する
最後にご紹介するのは、Windows 10のグループポリシーを編集する方法です。ここでは、Windows Installerの「ロールバック禁止(Prohibit rollback)」ポリシーを変更します。名前のとおり、このポリシーを有効にすると、インストーラー(アップデーター)がロールバック用の一時ファイルを作成しなくなります。同じ問題を抱えていたユーザーの間で効果があった方法なので、試す価値は十分にあります。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。
- 「ローカルグループポリシーエディター」が起動します。
- 左側のツリーから「コンピューターの構成 → 管理用テンプレート → Windows コンポーネント → Windows インストーラー」へ移動します。
- 右側のポリシー一覧から「ロールバックを禁止する」を探します。
- 見つかったらダブルクリックして編集画面を開きます。
- 設定を「未構成」から「有効」に変更します。
- 「適用」をクリックし、「OK」で閉じます。
- Surface Dock Updaterを再度実行します。
- エラーが解消されたか確認してください。
- うまくいった場合は、忘れずにポリシーを元の「未構成」に戻しておきましょう。
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