【解決】Audacityで「オーディオデバイスが見つかりません」と表示される場合の対処法
Audacity(オーダシティ)は、世界中で広く利用されている無料の音声録音・編集ソフトです。インストール後の初回起動時には、入力デバイスを自動的に検出し、すぐに録音を始められるよう設計されています。しかし、この段階で「Could not find any audio devices(オーディオデバイスが見つかりませんでした)」というエラーメッセージが表示されるケースがあります。このダイアログは、オーディオデバイスの初期化に失敗し、Audacityがシステム上のサウンドデバイスへアクセスできないことを意味します。デバイスにアクセスできなければ録音も編集も一切行えないため、非常に厄介な問題です。

このエラーの原因はさまざまで、システムにインストール済みの他の録音ソフトなどが挙げられます。また、別のアプリケーションが入力デバイスやサウンドカードを排他的に占有している場合にも発生することがあります。以下では、考えられる原因を詳しく解説したうえで、具体的な対処方法をご紹介します。
主な原因
- オーディオドライバーの問題 — 最も多い原因は、システムにインストールされているオーディオドライバーに関連するものです。原因は大きく2つあります。1つ目は、ドライバーが古くなっており更新が必要なケース。2つ目は、マザーボードやサウンドカードに適合しない誤ったドライバーがインストールされているケースです。いずれの場合も、最新かつ正しいバージョンのドライバーをダウンロードしてインストールすることで問題を回避できます。
- 他のサードパーティ製録音アプリ — システムに導入されている他の録音アプリが原因となることもあります。これらのアプリがサウンドカードを排他的に占有してAudacityからのアクセスを妨げたり、動作そのものに干渉したりするためです。該当する場合は、余分な録音ソフトをアンインストールすることで問題が解決する可能性があります。
原因がわかったところで、次は具体的な解決策を見ていきましょう。その前に、まずWindowsがオーディオデバイスを正しく認識しているかどうかを確認してください。コントロールパネルの「デバイスとプリンター」から確認できます。
方法1:PCを再起動する
エラーが表示されたら、まず試したいのがPCの再起動です。Audacityをインストールして初回起動すると、自動的にオーディオの入出力デバイスを検出しようとします。しかし、このとき別のアプリがマイクなどのデバイスを排他的に使用していると、Audacityがアクセスできず、エラーメッセージが表示されてしまいます。

再起動すれば、起動直後にデバイスを使用しているアプリは存在しません。再起動後にAudacityを起動すれば、デバイスを正しく検出・アクセスできるはずです。まずはPCを再起動して、問題が解決するか確認してみてください。
方法2:オーディオドライバーをインストールする
エラーの原因として特に多いのが、オーディオドライバーが古いか、誤ったものがインストールされているケースです。まずは既存のドライバーを更新してみて、それでも解決しない場合は、メーカーの公式サイトから最新のドライバーを手動でダウンロードしてインストールしましょう。
ドライバーを更新する
- まずは手軽に試せる方法として、ドライバーの更新から始めましょう。
- スタートメニューを開き、「デバイスマネージャー」と検索して、表示された結果から開きます。
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開します。

- サウンドカードを見つけてダブルクリックします。
- 「ドライバー」タブを開き、「ドライバーの更新」ボタンをクリックします。

- 「ドライバーを自動的に検索」を選択します。
- 利用可能なアップデートがあればインストールします。
- 「オーディオの入力および出力」を展開して、オーディオデバイスが一覧に表示されているかも確認しましょう。表示されていれば、同様の手順で更新します。

- 完了したら、問題が解決したかどうかを確認します。
ドライバーを手動でダウンロードする
上記の方法で解決しない場合は、メーカーの公式サイトからドライバーを手動でダウンロードしてインストールします。手順は以下の通りです。
- まず、「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログに「msinfo32」と入力してEnterキーを押します。

- 「システム情報」というウィンドウが開き、各コンポーネントの詳細情報が表示されます。
- 右側の一覧から「BaseBoard Manufacturer(ベースボード製造元)」と「BaseBoard Product(ベースボード製品)」を探します。

- これでマザーボードの製造元と型番がわかります。
- ブラウザーを開いて、そのマザーボード専用のオーディオドライバーを検索します。ここでは例としてASUS製マザーボードのオーディオドライバーを検索します。
- マザーボード用の最新版オーディオドライバーをダウンロードしてインストールします。
- 完了したらPCを再起動し、Audacityを起動します。
- 問題が解決したかどうかを確認してください。
方法3:他のサードパーティ製録音ソフトをアンインストールする
上記の方法をすべて試しても解決しない場合は、システムにインストールされている他の録音ソフトが原因である可能性があります。特定のサードパーティ製録音ソフトがプロセスに干渉し、Audacityがデバイスにアクセスできなくなるケースがあるのです。有名な例としては「Total Recorder」が挙げられますが、これに限らず、他の録音ソフトでも同様の問題を引き起こす可能性があります。心当たりのある録音系ソフトがあればアンインストールし、PCを再起動してから問題が解消されたか確認してください。
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