Windowsでファイルやフォルダのプロパティから「セキュリティ」タブを削除する方法
Windowsでは、ファイルやフォルダの「プロパティ」ウィンドウにある「セキュリティ」タブから、アクセス権限を設定・変更することができます。管理者はこのタブからファイルやフォルダの所有者を変更したり、「フルコントロール」などの詳細なアクセス許可を設定したりできます。権限を持たないユーザーは、そのファイルやフォルダにアクセスできなくなります。
しかし、複数人でPCを共有している環境では、他のユーザーも同じくセキュリティタブを開き、自分に権限を付与したり所有者を変更したりできてしまうため、意図しない操作をされるリスクがあります。そのような場合は、プロパティからセキュリティタブ自体を非表示にしてしまうのが有効です。

プロパティからセキュリティタブを削除すべき理由
セキュリティタブでは、そのファイルやフォルダに対するアクセス許可を変更できます。システムを複数のユーザーで共有している場合、ファイルの所有者は他のユーザーの権限を制限したいと考えるのが自然です。しかし、セキュリティタブはすべてのユーザーが開けるため、他のユーザーが自分自身にアクセス権を与えたり、所有者を勝手に変更したりすることも可能です。
こうしたトラブルを防ぐには、プロパティウィンドウからセキュリティタブを取り除いてしまうのが最も確実な方法です。この設定はローカルグループポリシーエディターで構成できますが、エディターが用意されていないWindowsのエディションもあるため、ここではレジストリエディターを使う方法も併せて紹介します。
方法1:ローカルグループポリシーエディターでセキュリティタブを削除する
グループポリシーは、Windowsに高度な設定を提供する機能です。コントロールパネルや設定アプリには存在しない項目も多数含まれており、ポリシー設定を変更すると、背後でレジストリ値も自動的に更新されます。
なお、ローカルグループポリシーエディターはWindows Homeエディションには搭載されておらず、Pro(Professional)、Enterpriseなどのエディションでのみ利用可能です。Windows Homeをお使いの場合は、後述のレジストリエディターの方法に進んでください。
- キーボードのWindowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。テキストボックスに「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押します。するとローカルグループポリシーエディターが起動します。

- 左側のツリーで「ユーザーの構成」を展開し、以下のパスへ移動します。
ユーザーの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\エクスプローラー\

- 右側の一覧にある「[セキュリティ] タブを削除する(Remove Security tab)」という設定をダブルクリックします。設定画面が別ウィンドウで開くので、オプションを「有効」に変更し、「OK」ボタンをクリックして保存します。

- これで、すべてのファイルとフォルダのプロパティウィンドウからセキュリティタブが削除されます。
- 元に戻してタブを再表示したい場合は、手順3のオプションを「未構成」または「無効」に変更してください。
方法2:レジストリエディターでセキュリティタブを削除する
レジストリは、システムやユーザーごとの構成情報を階層的に保存するデータベースです。キーと値はフォルダとファイルのような構造になっており、各値にはアプリケーションやWindowsが参照する指示が格納されています。レジストリを編集する際は、誤操作に備えて事前にバックアップを作成しておくと安心です。
以下の手順で、レジストリエディターを使ってセキュリティタブを削除できます。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「regedit」と入力してEnterキーを押します。UAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が表示されたら「はい」を選択します。

- レジストリエディターで、次のキーへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
- Explorerキーを選択した状態で右側の空き領域を右クリックし、「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択します。新しい値の名前を「NoSecurityTab」として保存します。

- 作成したNoSecurityTabをダブルクリックすると編集ダイアログが開くので、「値のデータ」を「1」に変更して「OK」をクリックします。

- すべての手順が完了したら、変更を適用するためにコンピューターを再起動してください。
- セキュリティタブを再度表示したい場合は、値のデータを「0」に戻すか、NoSecurityTabの値をレジストリから削除すればOKです。
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