【Windows 10】PCのジャンクファイルを削除して動作を軽くする5つの方法
片付けていない部屋に物が溜まっていくように、PCも使えば使うほど不要なデータが蓄積されていきます。
特に従来型HDDのように読み書きが遅いドライブでは、ジャンクファイルの蓄積が動作速度の低下を招くこともあります。こまめに掃除することでパフォーマンスを維持できます。Windows 10にはほとんどのジャンクファイルを削除できる標準機能が搭載されており、残ったものは手動で取り除けます。本記事ではその具体的な手順を詳しく解説します。
なぜWindows 10のジャンクファイルを掃除すべきなのか?
ジャンクファイルはジャンクフードと同じで、メリットは一切ありません。むしろシステムの管理を難しくし、小容量SSDを搭載したPCではストレージ不足やパフォーマンス低下の原因になります。
不要なファイルを削除すれば、ファイルやフォルダの管理がしやすくなり、貴重なストレージ容量を大幅に節約できます。さらに、役に立たないファイルの処理にPCが時間を費やすことがなくなるため、システム全体の動作も軽快になります。
Windows PCに存在するジャンクファイルの主な種類
PC上のジャンクファイルは、アンインストールしたソフトの残骸から、昔ダウンロードしたものの結局使わなかった壁紙まで、さまざまな場所から発生します。代表的な種類は以下のとおりです。
- ごみ箱内のファイル:削除済みのファイルは多くの場合不要ですが、フォルダ内に残り続け、場合によっては数GBの容量を占有することがあります。
- Windowsの一時ファイル:作業中の一時的な用途で作成され、タスク完了後には不要になるファイルです。
- Windowsやサードパーティ製ソフトの残留ファイル:プログラムをアンインストールしても、関連ファイルがすべて削除されるとは限りません。この残骸が他のプログラムとの競合を引き起こすこともあります。
- ダウンロードフォルダ:ダウンロードフォルダはストレージを大きく圧迫しがちです。使わなくなったインストーラーや画像、動画などのファイルが時間とともに蓄積されます。
なお、サムネイル(縮小版画像)も一種のジャンクファイルですが、特別な理由がない限り削除する必要はありません。削除するとエクスプローラーがサムネイルを再生成するため、かえって動作が遅くなることがあります。
ジャンクファイルを削除する前に復元ポイントを作成しよう
Windowsのシステムの復元機能を使えば、PCを以前の復元ポイントの状態に戻せます。重要なシステムファイルを誤って削除して不具合が発生した場合でも復旧できるため、作業前の保険として必ず作成しておきましょう。
「Windows 10で復元ポイントを作成する方法」のガイドを参考に作成したら、以下の手順に進んでください。
1. ごみ箱を空にしてストレージ容量を解放する
ごみ箱には、PCから削除したすべてのファイルが保存されています。誤ってファイルを消した際に復元できる便利な機能ですが、頻繁に空にしないと数GB規模のファイルが溜まり、ストレージを圧迫します。

幸い、ごみ箱の掃除は簡単です。個別のファイルを選んで完全に削除することも、まとめて空にすることもできます。
- デスクトップからごみ箱を開きます。ショートカットがない場合は、Windowsの検索バーに「ごみ箱」と入力し、一致した項目をクリックします。
- 削除済みファイルを確認します。復元したいファイルがあれば、右クリックして「元に戻す」を選択します。
- すべて削除する場合は、フォルダ内で右クリックして「ごみ箱を空にする」を選びます。
- デスクトップからも操作できます。ごみ箱アイコンを右クリックして「ごみ箱を空にする」を選択し、「はい」をクリックして確定します。
2. 一時ファイルを削除してジャンクを除去する
一時ファイル(Tempファイル)は、使用中のファイルの情報を保持するために自動的に作成され、タスク完了後は不要になるものです。Windows Tempフォルダに保存されており、手動で削除すればディスク容量を解放できます。

一時ファイルを削除する手順は以下のとおりです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- %temp%と入力して「OK」をクリックします。
- 一時フォルダ内でCtrl + Aですべてのファイルを選択し、Deleteキーを押します。使用中のファイルが表示されたら「スキップ」をクリックします。
また、Windows 10には複数の場所からジャンクファイルを一括清理できる「ストレージセンサー」という標準機能があります。設定しておけば一時ファイルを自動的に削除することも可能です。
ストレージセンサーで一時ファイルを自動削除するには、設定 > システム > ストレージの順に進みます。スイッチをオンにしてストレージセンサーを有効にし、「ストレージセンサーの構成または今すぐ実行する」をクリックします。

ストレージセンサーの実行タイミングを選択し、「一時ファイル」セクションで「アプリで使用していない一時ファイルを削除する」にチェックを入れましょう。
3. ディスククリーンアップツールでジャンクファイルを削除する
Windowsのディスククリーンアップツールは、ジャンクファイル削除のためのオールインワンソリューションです。選択したドライブをスキャンし、解放できる容量を自動的に計算してくれます。
ディスククリーンアップでは、ダウンロードファイル、Windowsインストールの一時ファイル、インターネット一時ファイル、配信の最適化ファイル、ごみ箱など、さまざまなジャンクファイルを削除できます。

使い方は以下のとおりです。
- Windowsの検索バーに「ディスククリーンアップ」と入力し、Enterキーを押してユーティリティを起動します。
- クリーンアップしたいドライブを選択して「OK」をクリックします。選択したドライブがスキャンされ、各所からジャンクファイルが検出されます。
- 各種ジャンクファイルを削除することで解放できる容量が画面に表示されます。
- 削除したいファイル形式のチェックボックスをオンにします。「ファイルの表示」をクリックすると、削除対象のファイルを確認できます。
- 「システムファイルのクリーンアップ」をクリックすると、「Windowsインストールの一時ファイル」やデバイスドライバーパッケージも表示されます。
- 「OK」をクリックしてジャンクファイルを削除します。「ファイルの削除」を選んで確定しましょう。
なお、「縮小表示(サムネイル)」のチェックボックスはオフのままにしておくのがおすすめです。サムネイルキャッシュを削除すれば数MBの容量は節約できますが、ファイルを探すたびにシステムがサムネイルを再生成するため、PCの動作が遅くなります。
4. コマンドプロンプトでジャンクファイルを削除する方法
GUI操作が苦手な方は、コマンドプロンプトでジャンクファイルを掃除することもできます。ゴミ出しに使える便利なコマンドをいくつか紹介します。
コマンドプロンプトからディスククリーンアップツールを使うには、次のいずれかのコマンドを実行します。

ドライブ選択をスキップし、カテゴリ選択メニューを直接表示します。
cleanmgr /sagesetカテゴリを選ばずにディスククリーンアップ処理を自動実行します。
cleanmgr /sagerunディスク容量が逼迫しているときは、このコマンドでクイッククリーンアップを行えます。
cleanmgr /lowdiskコマンドプロンプトで一時ファイルを削除する
ユーザーやシステムが作成した一時ファイルを頻繁に掃除する必要がある方には、コマンド操作が便利です。
一時ファイルを確認するには、管理者権限で次のコマンドを実行します。
%SystemRoot%\explorer.exe %temp%\一時ファイルを削除するには、管理者権限で次のコマンドを実行します。
del %temp%\*.* /s /qコマンドプロンプトは非常に便利なツールです。初心者の方は、Windows 10のコマンドプロンプトをマスターするためのヒント集も参考にしてみてください。
5. 復元ポイントを整理する
システムの復元ポイントはいざというときの頼れる存在ですが、増えすぎるとストレージドライブの無駄な容量を消費します。Windowsは復元ポイントがどれだけの容量を使っているか表示しませんが、古い復元ポイントを削除すれば容量をさらに解放できます。

復元ポイントはディスククリーンアップツールから整理できます。クリーンアップを実行すると、最新の復元ポイント以外がすべて削除されます。手順は以下のとおりです。
- ディスククリーンアップで「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックします。
- ドライブを選択して「OK」をクリックし、スキャンを開始します。
- 「その他のオプション」タブを開きます。
- 「システムの復元とシャドウコピー」セクションの「クリーンアップ」ボタンをクリックします。
- 「削除」を選択して確定します。
ジャンクファイルを削除してWindows 10のパフォーマンスを向上させよう
ジャンクファイルは見た目にも美しくありませんし、システムのパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。手動で掃除するか、定期的にディスククリーンアップを実行して、常にシステムを清潔に保ちましょう。
さらに容量を確保したい場合は、不要なプリインストールアプリ(ブロートウェア)、サードパーティ製のシステムクリーナー、その他の重複アプリなどをシステムからアンインストールするのも効果的です。
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